植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter362
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島 > 植物観察会 | 植物
ヒコビアミニレター No. 362 (2009年12月16日)
2009年12月13日の第487回植物観察会は山口県下松市笠戸島で行われた. 天気は曇り.笠戸島家族旅行村駐車場に10時集合.参加者52名. 当初吉野さんの担当を予定していたが坪田に変更し,上村さんにご案内頂いた. 旅行村から尾根筋に向かい,尾根伝いに南下し,尾郷の奥から白浜山を越えて江の浦の奥の広場に向かうルートを歩く. 旅行村では様々な植物が植栽されており,ラベンダーやヘンルーダ,グアバ(バンジロウ)が見られた. ヘンルーダRuta graveolens L.はミカン科の常緑の多年草で,ハーブや薬用植物として利用されるが,近年毒性が指摘されている. Herb of Grace(恩寵の草)と呼ばれるが,除虫効果や猫が嫌う性質がある. ヒメユズリハやアベマキ,シロダモ,ヤブニッケイ,カラスザンショウなどが多い森林をぬけて,尾根筋に出る. 途中オオハナワラビやオオカグマ,ヘラシダ,キッコウハグマ,センブリ,フデリンドウなどが見られた.道は稜線に沿っているが,分岐が多く分かり難い. 比較的樹齢の若い木が多く,元々はアカマツ林だったと思われるが,モチノキやヤマモモ,コシアブラ,コバンモチ,クチナシなどの常緑樹が多く見られる. 途中オオフユイチゴやキミノシロダモ,クスドイゲが確認できた. 12時頃尾郷の奥の開けた場所で昼食. まだ皆余裕がありそうなので白浜山に向かう. 登り始めから勾配がきつい.頂上に13時すぎに到着. サカキカズラやホウロクイチゴ,シュロ,オオキジノオ,アズキナシ,クロガネモチ,タイミンタチバナ,ウバメガシ,カマツカなどが見られた. 江の浦の奥の広場から旅行村駐車場まで,バスで輸送してもらい,順次解散した.
デジタル自然史博物館 / 広島大学 /
宮島自然植物実験所 /
植物観察会のトップ /
過去のヒコビアミニレター /
古いNews |
植物 にもどる
旧サイトは343件のアクセスがありました.