ヒバクザクラ 廣島大學櫻曼荼羅
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ヒバクザクラ(被爆桜)
基本データ
- 和名・品種名
- 染井吉野
- 読み
- ソメイヨシノ
- 開花期
- 4月上旬
- 色
- 淡紅白色
- 花弁数
- 一重
- サイズ
- 高木
- 樹形
- 場所
- 国際の森
- 本数
- 1
解説
- 栽培品種としてはソメイヨシノ(染井吉野)にあたる.
- 植栽
- このサクラは,旧広島市庁舎の中庭にあったソメイヨシノで,昭和20年の原爆被災に際し幹を残して焼けながらも,その後元気に芽ぶき,毎年この季節となると美しい花を咲かせ,被爆の貴重な証となっている親木から穂木を採取・育成したものです.
広島大学内での生育場所
- 国際の森(東広島キャンパス)
由来
コラム
被爆樹木と被爆桜
広島は第二次世界大戦末期に原子爆弾で破壊された.街は破壊されたものの,生育していた植物で生き残ったものが少なからず存在する.被爆樹木としてはアオギリやクスノキ,カキノキ,サクラなどが知られている.これらの植物を挿し木や種子で増やしたものが各地に配付されている.広島市役所本庁(広島市中区国泰寺町1 丁目)の玄関に向かって南側に,被爆したソメイヨシノが今でも生育して春になると花を咲かせる.広島市植物公園は被爆60 周年を記念して,この被爆したソメイヨシノと江波気象台(現広島市江波山気象館,広島市中区江波南1 丁目)の被爆したエバヤマザクラを,接ぎ木により増殖して各所に配布した. 広島大学は,旧理学部1 号館(広島文理科大学本部)をはじめ,本学の前身諸学校が原子爆弾の被害を受けた歴史がある.広島大学はこれらの苗の贈与を受け,東広島キャンパスの中央図書館南側にある「国際の森」と東千田キャンパスのロータリーに植栽した.東広島キャンパスに植えられた被爆桜はやや樹勢が弱いように見受けられるが,平和を標榜する広島大学として,大切に維持管理して,後世に受け継ぎたい.
ギャラリー
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