ネズミモチ
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > ネズミモチ | 広島県の植物図鑑 / 和名順
ネズミモチ Ligustrum japonicum Thunb.
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > モクセイ科 Oleaceae > イボタノキ属 Ligustrum
解説
- 常緑小高木.
- 葉は対生で,革質,全縁.
- 果実は長楕円体で,秋に黒紫色に成熟する.
- 本種によく似たトウネズミモチL. lucidum Aitonが,近年,公園や自動車道沿道によく植栽されている.
- トウネズミモチはネズミモチより葉と花が大形であり,花期が遅い.
- トウネズミモチとの雑種形成については,亀山ほか(2012)で否定的な結果が報告されている.
花期
- 5-6月
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,島嶼部から沿岸部に分布し,吉備高原面には少ない.
産地
天然記念物
標本
- 阿多田島(mt-17198),大野町経小屋山(mt-11907),宮島(ts-1409),極楽寺山(mt-10337),広島市似島(yy-10413),府中町石井城(yw-3674),熊野町呉地(hh-8042),河内町用倉山(km-1610),東広島市吉川(yy-1826),呉市休山(yy-5645),江田島(hh-6259),倉橋島(yw-4249),上蒲刈島(mt-7666),大崎上島(hh-6459),本郷町用倉(yk-6632),安浦町塩谷(hh-6869),安芸津町三津(hh-6881),川尻町女猫島(yy-13009),三原市大平山(yk-4276),生口島(sf-4631),尾道市鳴滝山(mt-9968),因島(yk-5814),大和町下徳良(yk-7501),君田村中野原(tk-902),甲山町今高野山(ns-1461),甲奴町品の滝(ns-771),世羅西町黒川(ns-2050),沼隈町臼木山(sf-5711),府中市石垣(yk-6159),御調町下山田(yk-6912),三次市畠敷(mt-17279),福山市長和(sf-5029),新市町宮内(yk-9854)
- 東広島市鏡山(HIRO-MY-94507a, b)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- タマツバキ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 44000
- ネズミモチ(西条キャンパスの植物)
文献(出典)
- 堀川ほか(1959),河毛(1974),関ほか(1975),土井(1983),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
関連ページ
広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる