オヤニラミ

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Coreoperca kawamebariから転送)
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オヤニラミ.鰓ぶたの上に眼のような模様があり,「ヨツメ」の方言をもつ.(広島県山県郡北広島町江の川水系; 撮影: 池田誠慈, Aug. 4, 2019)

オヤニラミ Coreoperca kawamebari

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > スズキ目 Perciformes > スズキ亜目 Percoidei > ケツギョ科 Sinipercidae > オヤニラミ属 Coreoperca > オヤニラミ Coreoperca kawamebari

解説

  • 京都府桂川水系(保津川)・由良川以西の本州,四国北東部,九州北部に分布.国外では朝鮮半島南部.
  • 広島県は分布のほぼ中央に位置し,各水系に分布する.
  • 水中植物の多い流れの緩やかなところにすみ,繁殖する.
  • 成魚の体長は10 cm.水の澄んだ川の中流域から下流域の隠れ場所のあるところに縄張りをもち,単独ですみ,川底から離れた水生動物や小魚を食べる.
  • 産卵期は5月から6月.ヨシの茎や葉に数列に長さ10~20 cmに卵を産み付ける.
  • オスは産み付けられた卵を守り,生まれてから仔魚期まで保護する.

天然記念物・RDB

  • 環境省カテゴリ:絶滅危惧IB類(EN)
  • 広島県RDB2011:絶滅危惧II類(VU)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

  • よつめ(全県)
  • とうさぶろう(太田川)
  • おさっかち(馬洗川)
  • とうざぶろう
  • とらさぶろう
  • どうごろう
  • ちょうさ
  • おやにらみ
  • にらみ

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.

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