イヌムギ
提供: 広島大学デジタル博物館
(Bromus catharticusから転送)
ナビゲーションに移動検索に移動広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > イヌムギ | 広島県の植物図鑑 / 和名順
イヌムギ(プレリーグラス,レスクグラス) Bromus catharticus Vahl
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > イネ科 Poaceae(Gramineae) > イネ亜科 Pooideae > スズメノチャヒキ属 Bromus
解説
- 高さ50-120 cm程度になるイネ科の1-2年生草本.束生する.日当たりの良い路傍や草地,河川敷に生育し,やや湿った土壌を好む.もともとは牧草として導入され,現在では日本全国で見られる.花序は大型で,各節から横に開出する数本の枝を出す.小穂は2-3 cm程度で,8前後の小花よりなる.葉舌は白色で,薄膜質.葉鞘に長い軟毛が密生する.
花期
- 4-8月
分布・産地・天然記念物
分布
- 南アメリカ原産の帰化植物(移入種).
- ヨーロッパ,アフリカ,北アメリカ,アジア,オセアニア地域に移入
- 日本では,明治初期に東京都ではじめて確認された.
- 牧野日本植物圖鑑に,「蓋シ明治初年ニ渡来シ今ハ廣ク路傍原野ニ野生スル」という記載あり.
産地
天然記念物
標本
- 広島市宇賀峡(yw-2602),府中町桜ヶ丘(yw-1892),呉市徳丸(mt-8726),下蒲刈島(hh-6022),安浦町大多田(mt-12206),廿日市市下平良(hu-203),熊野町下深原(yw-9446),大崎下島(yy-12113),福山市竹ヶ淵(sf-3796),河内町義庵坊(mt-16186),庄原市西本町(nh-1003)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- プレーリー・グラス
英名
- Rescuegrass
- Rescue Bromus
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 66610
- 帰化
文献(出典)
- 呉市教育委員会(1969),安藤ほか(1977),橋本ほか(1980),土井(1983),関ほか(1994), 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる