腊葉標本
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動腊葉標本(さくようひょうほん)
- 維管束植物の標本の形式でもっとも一般的に用いられているもので,押し葉標本ともよばれる.
- 植物の形態が観察しやすくかつ,収蔵が容易になるように平面的にひろげて押しつぶし,脱水・乾燥させることで作成される.
- 学術的な標本では,一定のサイズの標本台紙に紙帯などで固定し,産地や採集年月日,採集者を明記したラベルを添付して,標本庫(ハーバリウム)等に収蔵し利用する.
- 乾燥の際,一般的には吸水性の高い吸い取り紙を利用するが,シリカゲル等の乾燥剤で脱水させる場合もある.
- 「腊(さく)」には干すの意味がある.