七輪
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七輪(しちりん)
- 1日の燃料代が七厘(昔のお金の単位、1円の100分の1が1銭、1銭の10分の1が1厘)で済んだためこの名が付いたとも、炭を置く火棚の孔が7つ開いていたためこの名が付いたとも言われるが、名前の由来については不明である。
- 移動式の調理用の器具で、主として炭を燃料とする。起源は不明であるが、江戸時代には使用されていた。移動式の竈(かまど)と見ることもできるが、材質や形態から見ると火鉢との共通性も窺え、炭の使用の拡大と都市の発達が著しい江戸時代に発明されたのかもしれない。
東広島市鏡東谷遺跡出土の七輪(江戸時代)