ムツボシツヤコツブゲンゴロウ

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ムツボシツヤコツブゲンゴロウ Canthydrus politus (Sharp, 1873)

分類

節足動物門 Arthropoda > 昆虫綱 Insecta > コウチュウ目 Coleoptera > コツブゲンゴロウ科 Noteridae > コツブゲンゴロウ亜科 Noterinae > ツヤコツブゲンゴロウ属 ‎Canthydrus > ムツボシツヤコツブゲンゴロウ Canthydrus politus

解説

  • 2.5 mm程度の微小なゲンゴロウ. 産地は局所的であるが, 産地での個体数は多い.
  • 頭部と前胸背は光沢のある明るい黄色で, 上翅は黒色. 上翅には3対の黄褐色班があるが変異が大きい.
  • 体型は卵形. 背面に向けて著しく盛り上がる.
  • キボシチビコツブゲンゴロウムモンチビコツブゲンゴロウと同様にガマヨシの繁茂する止水域で生息する.

分布・産地・天然記念物・RDB

分布

  • 本州, 四国, 九州, 南西諸島(トカラ列島)
  • 朝鮮半島, 中国

産地

  • 呉市,福山市,東広島市.(広島県RDBカテゴリ 2021)

天然記念物・RDB

  • 環境省RDBカテゴリ:絶滅危惧II類(VU)
  • 広島県RDBカテゴリ(2003):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2011):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧II類(VU)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

ギャラリー

関連ページ

文献

  • 濱田將大・木谷昌喜・島添信一・井上大輔. 2008. 東広島市の水生甲虫. 広島虫の会会報, 47: 1–6.
  • 小坂敏和. 2004. 東広島市の甲虫類(2)–水生の甲虫–. 広島虫の会会報, 43: 19–22.

インターネットリソース

参考文献

  • 川合禎次. 1992. 日本産水生昆虫検索図説 An Illustrated Book of Aquatic Insects of Japan. 314 pp. 東海大学出版会, 東京.
  • 中島 淳・林 成多・石田和男・北野 忠・吉富博之. 2020. ネイチャーガイド 日本の水生昆虫. 352 pp. 文一総合出版, 東京.
  • 中村慎吾. 2014. 広島県昆虫誌, 改訂増補版. 2650 pp. 比婆科学教育振興会, 広島.
  • 三田村敏正・平澤 桂・寄居重幸. 2017. ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシ ハンドブック. 176 pp. 文一総合出版, 東京.

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