ブナ

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ブナの若い堅果は殻斗に包まれている.(広島県東広島市福富町久芳; 撮影: 鮫島裕貴, Jul. 3, 2020)

ブナ Fagus crenata Blume

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ブナ科 Fagaceae > ブナ属 Fagus

解説

中国山地の高所に分布.日本列島の温帯林の極相林を形成する.中国山地では,昔,タタラ製鉄に使用する木炭のためにブナ林が大量に伐採された.県内でもっとも南に位置するブナ林は佐伯郡佐伯町と湯来町境界の大峯山で,海抜1,000m付近である.広島県のブナは日本海側の多雪地帯に分布するオオバブナ(var. grandifoia Nakai)の型であり,群落は太平洋側と日本海側の中間的なブナ-クロモジ群集である.国天「比婆山のブナ純林」(西城町と比和町),東城町天「芝山のブナ」.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

産地

天然記念物

標本

  • 比婆山(yy-9538),湯来町大峯山(yy-10901),吉和村冠山(um-11091),豊平町竜頭山(yy-6510),福富町鷹ノ巣山(yy-7771),臥竜山(yy-3184),芸北町東八幡原(yy-6031),広島市白木山(yw-3153),口和町八国見山(mt-6560),美土里町上平山(hh-5362),庄原市葦嶽山(mt-7851),大万木山(km-72955),布野村女亀山(yw-5182),東城町三国山(hh-5818),加計町五輪山(km-4585),猿政山(hh-7951),砥石郷山(mt-15615),東郷山(rn-8051),庄原市大黒目山(yy-14686),君田村船山(yw-11475),神之瀬峡(tk-320),西城町三坂(hn-1176),口和町田口(kk-2389),神石郡三和町星居山(hh-8139),比和町釜峯山(kk-2759)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ビナ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 11770

文献(出典)

  • 堀川・佐々木(1959a),広島県民の森(1972),広島市教育委員会(1988),斎藤ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

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