ヒョウモンモドキ
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動広島大学 > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ > 郷土の動物 > 広島県の昆虫 > 広島県のチョウ > ヒョウモンモドキ| 広島県の動物図鑑 / 和名順
ヒョウモンモドキ Melitaea scotosia
分類
節足動物門 Arthropoda > 昆虫綱 Insecta > チョウ目 Lepidoptera > アゲハチョウ上科 Papilionoidea > タテハチョウ科 Nymphalidae > タテハチョウ亜科 Nymphalinae > ヒョウモンモドキ族 Melitaeini > ヒョウモンモドキ属 Melitaea > ヒョウモンモドキ Melitaea scotosia
解説
- 中型で、表は橙色に黒斑があるヒョウ柄模様.
- 裏は黄白色で、後翅に波状の黒線と橙班列がある.
- かつては本州の主に中部地方と中国地方の2つの生息地域があったが,現在では広島県の三原市および世羅町の一部地域にのみ残存する.
- 国外では朝鮮半島,中国東北部,中国北部に生息する.
- 湿原・湿地の開発や休耕田の遷移により,急激に個体数を減少してきた.
- 広島県では,地域住民を主体とした保全活動が行われている.
- 年1回の発生.6月に出現する.
- 広島県では, 食草として主にキセルアザミ(マアザミ)を利用する. 他のアザミ類やタムラソウも食草として利用することがある.
- キセルアザミの葉のみに産卵。幼虫はその枯れ葉を綴って集団で巣を作って越冬する。
- 越冬態は幼虫.
天然記念物・RDB
- 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成23年4月施行):国内希少野生動植物種
- 環境省RDB:絶滅危惧IA類(CR)
- 広島県RDBカテゴリ(2003):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧I類(CR+EN)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- 特になし.
英名
広島県方言
- 特になし.
ギャラリー
備考
関連ページ
文献(引用)
- 白水 隆. 2006. 日本産蝶類標準図鑑. 336 pp. 学習研究社, 東京.
- 日本蝶類保全協会(編). 2019. フィールドガイド 日本のチョウ, 増補改訂版. 343 pp. 誠文堂新光社, 東京.
インターネットリソース
広島大学 > デジタル自然史博物館 > 動物総合ページ > 郷土の動物 > 広島県の昆虫 > 広島県のチョウ > ヒョウモンモドキ| 広島県の動物図鑑 / 和名順