ハエ目
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ハエ目 Diptera
(di-二つの -pteraはね 英名:Midge)
ハエ目とは
ハエ目には非常に多くのグループの昆虫が含まれ,ハエやカ,カを巨大化させたようなガガンボ,蚊柱をつくるユスリカなど,なじみのある昆虫が沢山います.
しかし,ハエ目のうち水生のものはほんの10%ほどで,残りの多くが水辺の土の中や動植物の死体の中,動物の糞の中(いわゆるウジムシ)などに住んでいます.それでも,もともとの種類や数が多く,水生昆虫の中では多数派のグループと言えます.
翅を失ったもの
昆虫の特徴は4枚の翅と3対(6本)の肢(胸脚,きょうきゃく)ですが,ハエ目は幼虫・成虫ともに他の昆虫と異なる特徴を持っています.幼虫は一対の擬脚しか持っていません.
特に異なる点は,成虫の後翅が退化し平均棍(へいきんこん)と呼ばれる,バランスを取るための棒のようなものになっていて,翅が2枚しかないということです.ですから「di-二つの -pteraはね」というわけです.
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