ナワシロイチゴ
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ナワシロイチゴ Rubus parvifolius L.
シノニム
その他
- Rubus parvifolius Linn.(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > キイチゴ属 Rubus
解説
- 半つる性の落葉小低木.
- 日本,朝鮮半島,中国大陸,台湾に分布.
- 陽当りの良い路傍や林縁,石垣,河岸などによく見られる.
- 植物体全体に下向きの棘がある.
- 葉は複葉で,3または5枚の小葉からなる.小葉は頭小葉がやや大きくなり,縁には粗い鋸歯がある.全体に毛があるが,裏面は微細な毛で覆われ灰白色.軸や脈に棘がある.
- 初夏に開花.花茎に数個の花をつける.花弁は5枚で,薄紫色.白色のものもある.開花しても花弁は完全には開かず,閉じた状態になる.
- 果実は熟すと橙色で,可食.生食またはジャムにする.
- 和名は苗代(なわしろ)を作る頃に果実が成熟するため.
花期
- 5-6月.
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 吉和村中津谷(um-11097),戸河内町打梨(yy-7287),福富町鷹ノ巣山(yy-7775),加計町温井(yy-6274),広島市桐原(yw-1476),府中町山田(mt-7305),呉市塩焼(mt-7491),東広島市馬木(km-3793),黒瀬町国近(km-3894),三良坂町大谷(yw-6664),熊野町榊森神社(mt-13361),安浦町塩谷(yy-12550),本郷町久渡瀬(yy-12825),廿日市市地御前(yw-9583),内海町横島(sf-2821),福山市竹ケ淵(sf-3753),比和町布見川(yy-14213),三原市筆影山(yk-4496),神之瀬峡(yw-11087),甲山町今高野山(ns-1436),世羅町戸張(ns-1205),向島(yk-5867),因島(yk-6001),倉橋島(sy-631),尾道市桑田(yk-6716),御調町小猿(yk-6969),油木町岩貝(sf-8114),口和町田口(kk-2425),久井町宇根山(sf-8869),上蒲刈島(mh-11231),新市町大佐山(gi-277),高野町高暮ダム(kk-3130),府中市箱田(yk-10482)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- ナワシロ
- 苗代苺
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 27170
文献(出典)
- 堀川ほか(1959),河毛(1974),土井(1983),鈴木・吉野(1986),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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