センダン
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センダン Melia azedarach L.
シノニム
- Melia azedarach L. var. subtripinnata Miq.(狭義)
- Melia azedarach L. var. japonica (G.Don) Makino(M. azedarach var. subtripinnataのシノニム)
その他
分類
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > ムクロジ目 Sapindales > センダン科 Meliaceae > センダン属 Melia
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > センダン科 Meliaceae > センダン属 Melia
解説
- 落葉亜高木-高木.
- 成長が早く,比較的短期間で大きくなる.
- 5-6月に開花し,11月頃果実が白く成熟する.
- 街路樹や公園樹,庭木として植栽される.
- 材は建築用装飾や家具,器具用材,下駄などに用いられる.
- 果実や樹皮,根皮を漢方で用いる.葉にも除虫効果があり,かつては除虫にも用いられていた.
- 和名は,果実が落葉後も残り,数珠玉に例え,センダマ(千珠)とされたことから.あるいは,種子を数珠に利用することに由来か.
花期
- 5中旬-6月中旬
分布・産地・天然記念物
分布
- アジアの熱帯から亜熱帯に広く分布する.
- 日本では,四国から九州,沖縄に自生するとされるが,西日本の暖地では海岸付近や河原,森林で多く見られる.
産地
- 廿日市市宮島町, 広島市佐伯区
天然記念物
標本
- 広島市白木町(yw-3024),府中町鹿篭山(yw-1922),呉市休山(mt-11250),極楽寺山(yw-9400),福山市郷分町(sf-3047),尾道市高須町(yk-3657),因島(yk-4786),倉橋島(sy-104),神辺町東中条(sf-10312)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- 栴檀(せんだん)
- オウチ(楝)
- アミノキ
英名
広島県方言
ギャラリー
備考
- 環境庁コード: 32060
- 逸出
- 「栴檀(せんだん)は双葉より芳(かんば)し」のことわざのセンダンは,植物学的には香木として用いられるビャクダン(白檀)を指す.
文献(出典)
- 呉市教育委員会(1969),河毛(1974),関ほか(1975),府中町生物実態調査団(1988),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
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