シモツケ
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シモツケ Spiraea japonica L.fil.
シノニム
その他
- Spiraea japonica Linn.fil.[広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)で採用.]
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > バラ目 Rosales > バラ科 Rosaceae > シモツケ属 Spiraea
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > シモツケ属 Spiraea
解説
- 比婆山のものをチョウセンシモツケ(ssp. angustata Kitam.)として報告されているが(広島県民の森 1972),北村・村田(1979)や大橋(1989)の見解にしたがって,本種を大きく扱っておく.しかし,太田川のものは洪水時に水に浸る川岸の岩場に生育しており,一方,中国山地のものは海抜1200 mの尾根筋の岩場で,両者の環境が大きく異なっている.両者の分類学的な検討は今後の課題である.
- ピンク色の花が美しく,しばしば庭園に植栽される.
花期
- 7~8月.
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,西部の太田川川岸と東部の中国山地尾根筋の岩場の2カ所に分布している.いずれも個体数は少ない.
産地
天然記念物
標本
- 滝山峡(ts-773),比婆山(yy-12513,花),東城町猫山(yy-10875,花,三上幸三 採集)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- ホソバシモツケ
英名
広島県方言
ギャラリー
備考
- 広島県RDBカテゴリ: 準絶滅危惧(NT)
- 環境庁コード: 27940
文献(出典)
- 橋本ほか(1980),宝理(1982),土井(1983),関ほか(1983b),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
- チョウセンシモツケとして,広島県民の森(1972),山下(1977)
引用文献
- 広島県民の森. 1972. 植物目録(広島県民の森). 59 pp. 広島県林業部, 広島.
- 北村四郎・村田 源. 1979. 原色日本植物図鑑, 木本編II. 545 pp. 保育社, 大阪.
- 大橋広好. 1989. バラ科シモツケ属. 佐竹義輔・原 寛・亘理俊次・冨成忠夫(編), 日本の野生植物, 木本II. pp. 181-185. 平凡社, 東京.
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