サイジョウコウホネ

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サイジョウコウホネ(広島県東広島市; 撮影: 有村拓真, Jun. 7, 2024)
サイジョウコウホネの花(植栽).柱頭盤が赤色をしている.(広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Jun. 28, 2019)
サイジョウコウホネの花(植栽).柱頭盤は赤い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 13, 2016)
サイジョウコウホネの花(植栽).柱頭盤は赤い.(広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, May 22, 2020)

サイジョウコウホネ Nuphar x saijoensis (M.Shimoda) Padgett & M.Shimoda

シノニム

  • Nuphar japonica DC. var. saijoensis M.Shimoda

その他

  • Nuphar japonicum DC. var. saijoense Shimoda

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > スイレン上目 Nymphaeanae > スイレン目 Nymphaeales > スイレン科 Nymphaeaceae > コウホネ属 Nuphar

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > スイレン科 Nymphaeaceae > コウホネ属 Nuphar

解説

花期

花期は6~9月で,黄色,花の径は3~6 cm,柱頭盤は赤い(コウホネは黄色).葉は空中に立ち上がり,葉柄は中実.

タイプ標本に用いられたサイジョウコウホネ(広島県東広島市; 撮影: 下田路子, Jul. 21, 1996)

詳細

サイジョウコウホネ Nuphar japonicum DC. var. saijoense Shimoda

文献:Shimoda, M. 1991. Nuphar from the Saijo Basin, Hiroshima Prefecture, western Japan. J. Phytogeogr. & Taxon. 39: 1-8.

原記載文:A typo disco stigmatis semper rubro et folio subtus pubescenti ut in N. oguraensi var. akiensi differt.

タイプロカリティー:Japan. Honshu. Pref. Hiroshima: Saijo-cho and Hachihonmatsu-cho, Higashi-Hiroshima City.

正基準標本:M. Shimoda No. 4742, June 27, 1989 (HIRO).

分布・産地・天然記念物

分布

新変種が記載された基準産地は東広島市の西条盆地で,広島県では東広島市が唯一の生育地である.しかし,ため池の埋め立て,土砂の流入,水質の悪化など生育環境は悪くなっている.

産地

天然記念物

標本

  • 東広島市八本松町(ms-4682)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

ギャラリー

備考

  • 広島県RDBカテゴリ(2003):絶滅危惧II類(VU)
  • 広島県RDBカテゴリ(2011):準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ(2021):準絶滅危惧(NT)
  • 環境省RDBカテゴリ:該当なし
  • 環境庁コード: 19415

関連ページ

文献(出典)

  • 下田(1991a),広島県(1995)広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

参考文献


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