キシノウエトタテグモ
提供: 広島大学デジタル博物館
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キシノウエトタテグモ Latouchia typica
分類
動物界 Animalia > 節足動物門 Arthropoda > クモ綱(クモガタ綱) Arachnida > クモ目 Araneae > トタテグモ科 Ctenizidae
解説
- 本州・四国・九州の低地に分布する.
- 県内では沿岸部で生息が知られており,分布域は限定されている.
- 崖地などに横穴の管状住居を作り,入口に片開きの扉をつける.地面に縦穴を作ることもある.
- 雌は 12-20 mm,雄は 10-15 mm.頭胸部と歩脚は黒褐色,腹部は紫褐色である.歩脚が太い.また,触肢も太いため,脚が 10 本に見える.
- 成体のメスは一年中みられる.一方,成体のオスは 9-10月頃に出現し,メスを求めて徘徊する.
天然記念物・RDB
- 環境省RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2003):準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2011):準絶滅危惧(NT)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):準絶滅危惧(NT)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
参考文献
- 馬場友希・谷川明男. 2015. クモ ハンドブック. 111 pp. 文一総合出版, 東京.
- 新海栄一. 2017. 日本のクモ, 増補改訂版. 408 pp. 文一総合出版, 東京.
インターネットリソース
- 広島県. 2022. 広島県の絶滅のおそれのある野生生物(第4版)レッドデータブックひろしま 2021. https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/tayousei/j-j2-reddata2-index3.html
- 日本のレッドデータ検索システム http://jpnrdb.com/index.html
更新履歴
- 2022.12.01 ページ作成.
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