カキノキ
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カキノキ Diospyros kaki Thunb.
シノニム
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱(双子葉植物綱) Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > ツツジ目 Ericales > カキノキ科 Ebenaceae > カキノキ属 Diospyros
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > カキノキ科 Ebenaceae > カキノキ属 Diospyros
解説
- 落葉高木.
- 葉に毛が多く,子房に毛があるものをヤマガキ(var. sylvestris Makino)といい,県内から次の文献がある.
- 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)では,「北村・村田(1979)に従って,区別しないこととする.」としてヤマガキ(var. sylvestris Makino)を区別していない.
- 西条柿は東広島市西条町寺家が原産地の渋柿である.完全渋柿に属し,軟熟するまで完全に渋が抜けず,果肉に褐斑ができない.
- 御調町菅野では西条などの渋柿を用いて干し柿を作り「菅野干し柿」として全国的に著名である.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
- 県天「佐々部のカキノキ」(高宮町)[樹高12 m,胸高幹囲2.45 m,渡辺新一郎(1996)による]
- 県天「大屋のサイジョウガキ」(西城町)(樹高17 m,根回り4.045 m)
- 吉田町天「西条柿古木」
標本
- 宮島(rn-6443),佐伯町内山(yy-6171),廿日市市中伏(yw-6511),広島市古川(rn-8707),府中町水分峡(hh-4452),熊野町石岳山(yw-9089),呉市休山(mt-11295),東広島市吉川(yy-1817),総領町木屋(yw-6641),御調町大塔(yk-3736),内海町当木島(sf-1067),内海町横島(yy-4878),三原市仏通寺(yw-1220),甲山町魚切渓谷(ns-1361),世羅町戸張(ns-1800),神之瀬峡(hn-1526),口和町下金田(hn-398),比和町釜峯山(kk-2813),君田村中野原(tk-986),新市町宮内(yk-9842),神辺町東中条(sf-10324),福山市高島(sf-3842)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
- イイガキ
- カキ
- カキノキ
- コマガキ
- コマルガキ
- シブガキ
- ビンボウガキ
- ヤマガキ
- ヤマシブ
備考
- 環境庁コード: 43388
文献(出典)
- カキノキとして:安藤ほか(1977),土井(1983),中越・樋口(1988),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
- ヤマガキとして:堀川ほか(1959),河毛(1974),関ほか(1975),山下(1988),関ほか(1994),渡辺ほか(1996)
引用文献
- 北村四郎・村田 源.1979. 原色日本植物図鑑 木本編II.545 pp. 保育社,大阪.
- 三次地方林業同志会. 1997. 広島県樹木方言集. -viii + 57 pp. 三次地方林業同志会, 三次.
- 渡辺新一郎.1996. 巨樹と樹齢.299 pp. 新風社,東京.
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