世界に56科309属7,500種が知られ,日本には37科113属約580種が分布する.
苔類の種の大部分がこの仲間に属する.
植物体の形態は多様で,茎と葉が分化する茎葉体体制をもつもの(コマチゴケ目とウロコゴケ目)と茎と葉が分化しない葉状体の体制をもつもの(フタマタゴケ目)とがある.
葉身細胞には油体がある.
造卵器は花被に包まれる.造卵器の頸部はコマチゴケ目では4細胞列(横断面では中心の1個の細胞の周りを4個の細胞が取り巻く),ウロコゴケ目では5細胞列(横断面では中心の1個の細胞の周りを5個の細胞が取り巻く),フタマタゴケ目では5-9細胞列からなる.剳ヌは多層.