宮島のモミジの紅葉状況年度別 モミジの紅葉情報はこちら
2010年度の紅葉情報←クリック 今年のモミジの紅葉は,9-10月が比較的気温が高かったために,紅葉谷の岩惣上の広場では早めに色づいていたり,紅葉する前に枯れ落ちたのも見受けられます.もみじ道−木比屋谷−大元公園あたりは,例年と変わらない状況で10月20日頃が一番の見頃かと思われます.
2009年度の紅葉情報←クリック  
2008年度の紅葉情報←クリック 今年のもみじの紅葉状況は、10月末から全般的に特定のモミジを見ますと、例年より5-7日くらい早まるようにみえます。四宮神社前のカエデは、すでに11月4日には、すでに色づいておりました。大元公園方面は、例年通りかもしれません。
2007年度の紅葉情報 クリック 気温が11月に入って下がりはじめました。紅葉も当初は、猛暑が続き気候変動が激しく、今年は例年より遅いかと思われましたが、おそらく平年より2−3日見頃が遅れるくらいかと思われます。場所によっては、早いのは、11月上旬に楽しむことができるのから、12月上旬でも充分紅葉を楽しむことが出来るモミジもあります。
2006年度の紅葉情報 ←クリック 今年のもみじの紅葉状況は、気温もあまり変化がなく昨年と紅葉状況は同じくらいになりそうです。ただ、今年は前半に降雨量が、平年に比べ多くその辺が、何か影響する可能性があるかもしれません。一昨年の台風被害により昨年は、モミジを植林しており、紅葉の時期もモミジの入手場所により紅葉の時期も早い遅いがあります特に一番早く紅葉するのは岩惣上の広場です。遅いのは、例年と同じく大元公園です。紅葉が一番自然とマッチす景観に見えるのは、大元公園だと思います。
2005年度の紅葉情報 ←クリック 今年のもみじの紅葉状況は、紅葉谷公園は、例年より少し早く、色づき見頃は、12日〜20日位が見頃です。木比屋谷では20日から27日位が見頃、大元公園では20日から来月4日位が見頃だと思われます。
2004年度の紅葉情報 ←クリック 今年のもみじの紅葉状況は、例年より1週間位早く紅葉すると思われます。一番の見頃は11月14日〜18日今年は、もみじの紅葉状況が復活したかのように美しく見学者を楽しませてくれることと思います。
2002年度及び2003年度の紅葉情報 2003年度のモミジの紅葉は、気温が異常に寒くなった日があったり、また樹皮が害虫の被害とか、諸条件により全く紅葉しなかった。
既に11月上旬には今まで前例がなく紅葉する前に葉が枯れ落ちた。 
宮島紅葉谷公園のモミジの写真 秋の宮島の紅葉をつかさどるその他の植物
代表的なのにイロハモミジがあり、その他オオモミジ、トウカエデなどがある。 代表的なのが、ウリハダカエデ、ミヤマガマズミ
、コバノミツバツツジ、ハゼノキ、ヤマボウシ、ネジキ、
ヌルデ、ヤマウルシなどがある。
宮島の見頃の春のサクラと秋のモミジの写真   (2004年度撮影分:向井 誠二)
 宮島の紅葉も、毎年秋の朝夕が冷えこみはじめると、いろいろな木の葉が緑色から赤や黄、または茶色に変化し、厳島の島を彩りはじめます。色ずく時期は場所によって多少ちがい、平地より高い所、南面より北面(気温の低い)の方が早く色づきます。これには、温度や日ざしが関係しているようです。宮島でも最も早く色づくのは、岩惣の橋を上がった広場や藤の棚(山村茶屋)周辺、その次に紅葉谷公園のもみじ荘周辺、大聖院登り口、木比屋谷公園、最後は、大元公園のようです。
見学コース・・・岩惣周辺から紅葉谷公園(もみじ荘〜ロープウェイ入口附近一帯)・・
                     (11月上旬〜23日頃までが良い)
          四宮神社〜藤の棚(山村茶屋〜平松茶屋〜滝町、大聖院周辺)〜滝橋
                      少し遅れて紅葉(11月中旬〜下旬)
         木比屋谷公園・・・・(11月中旬〜下旬)
         大元公園一帯・・・・(11月下旬〜12月上旬)
カエデ科 カエデ属
カエデは世界中に140種類あって、主に北半球に分布し、中でも日本から中国にかけて多くの種類があり全体の75%にもなる。
カエデ属の特徴は、葉が向かい合って2枚ずつ枝につくこと、果実も向かい合ってつき羽がプロペラのようについていることが特徴である。
宮島にあるカエデ
コハウチワカエデ        葉の裏に白い毛がある。
イロハモミジ(タカオカエデ)  一重のぎざぎざがある 葉は全体に小さい
オオモミジ            鋸歯が揃っているが、鋸歯が不揃いであるヤマモミジと間違えやすい?
ミヤジマカエデ?         葉縁の鋸歯の深く鋭い型で現在所在不明?
テツカエデ            中国山地にきわめて希に分布し、ウリハダカエデによく似ているが、
                   葉上面に 細かいしわがり、下面の脈上に毛があることで区別できる。
ウリカエデ            広島県下の山に点々とあり宮島にもあるが少ない・・
ウリハダカエデ         県下に広く分布し宮島にも多く、宮島の本来の自然のカエデです。
トウカエデ            中国からきたもので、野生はなく、植えられている。
どうして葉の色が変わるのだろう?
葉が緑色に見えるのは 葉緑体(クロロフィル)という緑色の色素を持っているからである。
この葉緑体は  1.太陽の光と 2.空地中の二酸化炭素 3.根からの水とで
      炭酸同化作用(光合成)をおこして植物体の栄養になる糖分を作っている。
しかし、植物には秋になって寒さが増してくると活動が鈍くなり葉には水分の蒸発を防ぐために葉の付け根と幹の間に離層という特別な細胞層が作られる。この離層は外側からできはじめ、次第に内部へと発達していきます。
葉の柄の中には道管(根から吸い上げられた水の通り道)があり、その外側に師管(葉で作られた木の養分の通り道)があります。離層の形成が外側の師管のところまですすむと、葉で出来た養分(糖分)は枝の方へ移動しなくなり、葉の中に糖分がいっぱいたまることになります。このたまった糖分からアントシアンという赤い色素が出来、それと同時に寒さによって葉緑素がこわれるためにアントシアンの赤が目立つようになり、葉が赤くみます。
最終的には、どうなるのだろう?
離層の形成が道管の部分まで進むと、根からの水分がこなくなり、ついには葉が落ちてしまう。
紅葉の色々
赤く色づく・・・・・アントシアン(色素)
        イロハカエデ、ウリハダカエデ、ヤマウルシ、ヌルデ、ウリカエデなど
茶褐色に色づく・・・フロバフエン(色素)
        クリ、コナラ、クヌギ、ヤブデマリ、
黄色く色づく・・・・カロチノイド(色素)
        イタヤカエデ、エンコウカエデ、ミツデカエデ、トウカエデ、チドリノキ などがある。
カエデの紅葉
宮島でも、特に紅葉が目立ち美しく赤く紅葉するイロハカエデを観察してみると。よく日の当たる所から紅葉がはじまり、最初から真っ赤になるのではなく、初めは黒みがかった紫色をしていますし、葉の裏はまだ緑色をしています。しかし、日がたつにつれ赤みを増し、やがて真っ赤に紅葉します。
紅葉谷のカエデは、1848〜1853年(今から150年くらい前)ころに植えられたと思われる。
宮島では、本来自生しているのは、ウリハダカエデのみであり、宮島全島に自生し秋の紅葉を楽しませてくれます。
引用文献  (沼田 真.1979. 四季の森林 (p130〜p132).地人書館,東京)

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2011年度
宮島のもみじの紅葉状況←クリックON

今年のモミジの紅葉は,9-10月が比較的気温が高かったために,紅葉谷の岩惣上の広場では早めに色づいていたり,紅葉する前に枯れ落ちたのも見受けられます.もみじ道−木比屋谷−大元公園あたりは,例年より10日位遅く紅葉が始まりそうです.今年は紅葉谷公園は11月17-27日,もみじ道は24-29日,木比屋谷公園は26-30日,大元公園は12月1-7日頃が一番の見頃かと思われます.今回例年よりかなり遅く紅葉が始まりました.
                     (2011.1120:記 向井 誠二)