ヒコビアミニレタ− No.321 2006年9月1日 |
2006年8月20日の第446回植物観察会は島根県の三瓶山において行われた。東の原スキー場駐車場に10時30分集合。参加者は48名。今回は、地元に実家のある石橋昇氏に企画していただいた。また、元森林総研の垰田宏氏も定年退職後帰広され、早速参加していただいた。スキーリフトによりオミナエシ、カワラナデシコ、マツムシソウ、コオニユリなどの花を眺めながら女三瓶山と大平山の鞍部まで一気に登る。ホツツジ、ツシマママコナ、ヤマホタルブクロの花。鞍部から室内池に向かって急斜面を下る。カシワ林が多いので驚いた。ミズナラなどの二次林の林床にフシグロセンノウの花が多いのが印象的である。ナンバンハコベとコフウロの花は久しぶりに見るものであった。池の周りにはズミが多いが、池から離れたところではクヌギとカシワが多くなる。昼食後大平山に登って後、スキー場の中を下山した。草原にはキキョウとホクチアザミを探したが見つからなかった。そのことは、深入山や恐羅漢山(近年破壊された)の草原に較べて、三瓶山の草原は、草原としての歴史が浅いことを語るものである。(Toyohara記) |