ヒコビアミニレター No.320 2006年8月7日 |
2006年7月23日の第445回植物観察会比婆山県民の森(立て烏帽子山)において行われた。比婆山県民の森公園センター前駐車場に10時集合。参加者39名。ナツツバキの白い花は満開である。ハルニレの大木の下で登山ルートを説明。六ノ原−展望台−烏帽子駐車場−天然記念物比婆山ブナ純林−越原越−六ノ原。天気予報では午後雨で、雨天覚悟の登山である。展望台まではイヌシデ、ヨグソミネバリ、ミズナラ、クリなどの混交する二次林であるが、ブナもあり、植物は結構豊富である。弾力のある黒ぼく土壌で、歩きやすいコースである。なぜか二次林の林床にトウヒを植栽した一面がある。展望台からは毛無山方面の眺望がすばらしい。マムシが多い所なので要注意。ヒノキ植林の中で食事。立烏帽子駐車場にはダイセンキスミレが僅かに残存していた。ブナ原生林は、林床にササがなく、シダが豊富な型の群落である。沢筋にはオオモミジガサが蕾をつけており、オニシモツケは白い花をつけていた。越原越からはヒノキ植林の中を下山する。午後3時に公園センターに到着と同時に雨足が激しくなり、幸運であった。(Toyohara記) |