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ヒコビアミニレターNo.479(2018年2月5日)
 
ヒコビアミニレターNo.479(2018年2月5日)
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 2018年1月21日の第603回植物観察会は呉市倉橋町鹿島で開催された.天気ははれ.参加者は48名.旧鹿島小中学校バス停付近,10時集合.久藤先生のコース説明の後,海岸沿いの宮ノ口瀬戸線(県道285号)を歩きながら[[トベラ]]や[[マサキ]],[[ダンチク]],[[トキワススキ]],[[ツワブキ]],[[オニヤブソテツ]],[[ナガバヤブソテツ]],[[ノジギク]]を観察した.鹿島郵便局のあたりから登りはじめる.集落では[[ヒメツルソバ]]や[[ヒメウキクサ]](人為的な水たまり),広島県ではまれな帰化植物である[[ヤブチョロギ]]が確認された.集落を抜けて山道に入る.地元の方の話では今回目標としたピークは大山(おおやま)と呼ばれ,登山道は荒れているが頂上の中継局の管理道として利用されているとのこと.標高100 mまでに[[アベマキ]]や[[ウバメガシ]],[[シュロ]],[[トベラ]],[[ノグルミ]],[[クスドイゲ]]がみられた.さらに登ると尾根筋に出た.途中,[[コナラ]]や[[ヤマザクラ]],[[コヤブラン]],[[ヤブムラサキ]],[[ヤブコウジ]],[[オオフユイチゴ]],[[ノシラン]],帰化植物の[[キンゴジカ]]が確認できた.標高180 m付近に露岩があり,[[ケギボウシゴケ]]や[[ラセンゴケ]]も観察された.尾根筋から頂上は送信塔の管理道があり,[[タブノキ]]や[[クサギ]],[[タラノキ]],[[サンショウ]],[[ウツギ]],[[カゴノキ]],[[アケビ]],[[ヒサカキ]],[[ヘクソカズラ]]がみられた.12時前に頂上に到着し,NHKのテレビ中継局の周辺で昼食.展望はあまり良くないが,集合写真を撮って下山.かなり標高が高い場所まで石垣が残っており,かつて農耕が行われていた場所が樹林化していた.今回,[[コナラ]]はわずかにみられたが,関先生のメモでも,[[アラカシ]]や[[クロキ]],[[アセビ]],[[イヌツゲ]],[[ナナミノキ]]は生育が確認できなかった.帰りに伊予柑やナマコを購入して帰路についた.
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<div style="text-align:right">(H. Tsubota & S. Uchida 記)</div>
  
 2018年1月21日の第603回植物観察会は呉市倉橋町鹿島で開催された.天気ははれ.参加者は37名.旧鹿島小中学校バス停付近,10時集合.久藤先生のコース説明の後,海岸沿いの宮ノ口瀬戸線(県道285号)を歩きながらトベラやマサキ,ダンチク,トキワススキ,ツワブキ,オニヤブソテツ,ナガバヤブソテツ,ノジギクを観察した.鹿島郵便局のあたりから登りはじめる.集落ではヒメツルソバやヒメウキクサ(人為的な水たまり),広島県ではまれな帰化植物であるヤブチョロギが確認された.集落を抜けて山道に入る.地元の方の話では今回目標としたピークは大山(おおやま)と呼ばれ,登山道は荒れているが頂上の中継局の管理道として利用されているとのこと.標高100 mまでにアベマキやウバメガシ,シュロ,トベラ,ノグルミ,クスドイゲがみられた.さらに登ると尾根筋に出た.途中,コナラやヤマザクラ,コヤブラン,ヤブムラサキ,ヤブコウジ,オオフユイチゴ,ノシラン,帰化植物のキンゴジカが確認できた.標高180 m付近に露岩があり,ケギボウシゴケやラセンゴケも観察された.尾根筋から頂上は送信塔の管理道があり,タブノキやクサギ,タラノキ,サンショウ,ウツギ,カゴノキ,アケビ,ヒサカキ,ヘクソカズラがみられた.12時前に頂上に到着し,NHKのテレビ中継局の周辺で昼食.展望はあまり良くないが,集合写真を撮って下山.かなり標高が高い場所まで石垣が残っており,かつて農耕が行われていた場所が樹林化していた.今回,コナラはわずかにみられたが,関先生のメモでも,アラカシやクロキ,アセビ,イヌツゲ,ナナミノキは生育が確認できなかった.帰りに伊予柑やナマコを購入して帰路についた.
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(H. Tsubota & S. Uchida 記)
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2018年2月8日 (木) 16:32時点における版

ヒコビアミニレターNo.479(2018年2月5日)  2018年1月21日の第603回植物観察会は呉市倉橋町鹿島で開催された.天気ははれ.参加者は48名.旧鹿島小中学校バス停付近,10時集合.久藤先生のコース説明の後,海岸沿いの宮ノ口瀬戸線(県道285号)を歩きながらトベラマサキダンチクトキワススキツワブキオニヤブソテツナガバヤブソテツノジギクを観察した.鹿島郵便局のあたりから登りはじめる.集落ではヒメツルソバヒメウキクサ(人為的な水たまり),広島県ではまれな帰化植物であるヤブチョロギが確認された.集落を抜けて山道に入る.地元の方の話では今回目標としたピークは大山(おおやま)と呼ばれ,登山道は荒れているが頂上の中継局の管理道として利用されているとのこと.標高100 mまでにアベマキウバメガシシュロトベラノグルミクスドイゲがみられた.さらに登ると尾根筋に出た.途中,コナラヤマザクラコヤブランヤブムラサキヤブコウジオオフユイチゴノシラン,帰化植物のキンゴジカが確認できた.標高180 m付近に露岩があり,ケギボウシゴケラセンゴケも観察された.尾根筋から頂上は送信塔の管理道があり,タブノキクサギタラノキサンショウウツギカゴノキアケビヒサカキヘクソカズラがみられた.12時前に頂上に到着し,NHKのテレビ中継局の周辺で昼食.展望はあまり良くないが,集合写真を撮って下山.かなり標高が高い場所まで石垣が残っており,かつて農耕が行われていた場所が樹林化していた.今回,コナラはわずかにみられたが,関先生のメモでも,アラカシクロキアセビイヌツゲナナミノキは生育が確認できなかった.帰りに伊予柑やナマコを購入して帰路についた.

(H. Tsubota & S. Uchida 記)

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