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 2015年10月18日の観察会は,山県郡北広島町の雲月山で行われた.天気は快晴,参加者は**名,標高約800 mの展望台下駐車場に10時集合.[[コナラ]]や[[クリ]],[[ノグルミ]],[[コシアブラ]],[[リョウブ]]などからなる樹林はこの辺りで無くなり,[[ススキ]]が優占する草原となっている.定期的な山焼きによって維持されている半自然草原である.舗装路を登ると,[[コバノガマズミ]],[[サルトリイバラ]]に赤い実,[[シラヤマギク]]や[[ヤマハッカ]],[[ツリガネニンジン]],[[アキノキリンソウ]],[[シロヨメナ]],[[キバナアキギリ]],[[カワラナデシコ]],[[リンドウ]],[[ノアザミ]]などの花が刈株から再生した茎に咲いている.[[リュウノウギク]]は本来の花期らしい.キャンプ場周辺の湿地には,[[オタカラコウ]]の残花,[[サワフタギ]]が空色の実を多数,斜面の上に[[マユミ]]の実が見える.草原の中を登ると,実を着けた[[ヒメキンミズヒキ]],[[ウメバチソウ]]や[[ムラサキセンブリ]],[[オミナエシ]],[[ワレモコウ]]の花が目を楽しませる.県境尾根から島根県側を見ると火災に強い[[カシワ]]が列状に並び,後はカラマツ植林地になっている.草原中に点々と見えるマツの多くは[[クロマツ]]で,[[アカマツ]]は少ない.標高911 mの山頂付近には[[リョウブ]]や[[ヤマツツジ]],[[ダイセンミツバツツジ]],[[イヌツゲ]],[[タンナサワフタギ]](実)など.下り道には実をつけた[[センボンヤリ]],[[ホクチアザミ]],[[ヒヨドリバナ]],[[アキチョウジ]]に花,[[ヤマボウシ]],[[ウラジロノキ]],[[リョウブ]],[[ナガバモミジイチゴ]],[[ナツハゼ]],[[コシアブラ]]に実.放牧時代のゲートが残る仲ノ谷林道の終点付近には[[フシグロセンノウ]]や[[ゲイホクアザミ]]の花,[[オトギリソウ]],[[フシグロ]]の実,[[コアジサイ]],[[サルナシ]],[[キブシ]],[[カラスザンショウ]]など.ここから,急坂を登り出発地に戻る.
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 2015年10月18日の観察会は,山県郡北広島町の雲月山で行われた.天気は快晴,参加者は39名,標高約800 mの展望台下駐車場に10時集合.[[コナラ]]や[[クリ]],[[ノグルミ]],[[コシアブラ]],[[リョウブ]]などからなる樹林はこの辺りで無くなり,[[ススキ]]が優占する草原となっている.定期的な山焼きによって維持されている半自然草原である.舗装路を登ると,[[コバノガマズミ]],[[サルトリイバラ]]に赤い実,[[シラヤマギク]]や[[ヤマハッカ]],[[ツリガネニンジン]],[[アキノキリンソウ]],[[シロヨメナ]],[[キバナアキギリ]],[[カワラナデシコ]],[[リンドウ]],[[ノアザミ]]などの花が刈株から再生した茎に咲いている.[[リュウノウギク]]は本来の花期らしい.キャンプ場周辺の湿地には,[[オタカラコウ]]の残花,[[サワフタギ]]が空色の実を多数,斜面の上に[[マユミ]]の実が見える.草原の中を登ると,実を着けた[[ヒメキンミズヒキ]],[[ウメバチソウ]]や[[ムラサキセンブリ]],[[オミナエシ]],[[ワレモコウ]]の花が目を楽しませる.県境尾根から島根県側を見ると火災に強い[[カシワ]]が列状に並び,後はカラマツ植林地になっている.草原中に点々と見えるマツの多くは[[クロマツ]]で,[[アカマツ]]は少ない.標高911 mの山頂付近には[[リョウブ]]や[[ヤマツツジ]],[[ダイセンミツバツツジ]],[[イヌツゲ]],[[タンナサワフタギ]](実)など.下り道には実をつけた[[センボンヤリ]],[[ホクチアザミ]],[[ヒヨドリバナ]],[[アキチョウジ]]に花,[[ヤマボウシ]],[[ウラジロノキ]],[[リョウブ]],[[ナガバモミジイチゴ]],[[ナツハゼ]],[[コシアブラ]]に実.放牧時代のゲートが残る仲ノ谷林道の終点付近には[[フシグロセンノウ]]や[[ゲイホクアザミ]]の花,[[オトギリソウ]],[[フシグロ]]の実,[[コアジサイ]],[[サルナシ]],[[キブシ]],[[カラスザンショウ]]など.ここから,急坂を登り出発地に戻る.
 
<div style="text-align:right">(H.Taoda記)</div>
 
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2015年10月27日 (火) 16:36時点における最新版

ヒコビアミニレターNo. 448(2015年10月21日)

 2015年10月18日の観察会は,山県郡北広島町の雲月山で行われた.天気は快晴,参加者は39名,標高約800 mの展望台下駐車場に10時集合.コナラクリノグルミコシアブラリョウブなどからなる樹林はこの辺りで無くなり,ススキが優占する草原となっている.定期的な山焼きによって維持されている半自然草原である.舗装路を登ると,コバノガマズミサルトリイバラに赤い実,シラヤマギクヤマハッカツリガネニンジンアキノキリンソウシロヨメナキバナアキギリカワラナデシコリンドウノアザミなどの花が刈株から再生した茎に咲いている.リュウノウギクは本来の花期らしい.キャンプ場周辺の湿地には,オタカラコウの残花,サワフタギが空色の実を多数,斜面の上にマユミの実が見える.草原の中を登ると,実を着けたヒメキンミズヒキウメバチソウムラサキセンブリオミナエシワレモコウの花が目を楽しませる.県境尾根から島根県側を見ると火災に強いカシワが列状に並び,後はカラマツ植林地になっている.草原中に点々と見えるマツの多くはクロマツで,アカマツは少ない.標高911 mの山頂付近にはリョウブヤマツツジダイセンミツバツツジイヌツゲタンナサワフタギ(実)など.下り道には実をつけたセンボンヤリホクチアザミヒヨドリバナアキチョウジに花,ヤマボウシウラジロノキリョウブナガバモミジイチゴナツハゼコシアブラに実.放牧時代のゲートが残る仲ノ谷林道の終点付近にはフシグロセンノウゲイホクアザミの花,オトギリソウフシグロの実,コアジサイサルナシキブシカラスザンショウなど.ここから,急坂を登り出発地に戻る.

(H.Taoda記)

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