植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter388
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ヒコビアミニレター No. 388 (2011年6月19日)
2011年6月19日の第511回植物観察会は,三原市佐木島で行われた.参加者は35名.天気は曇り.三原の港から乗船.佐木島の佐木(鷺)港につく.町中にある小浦八幡宮のウバメガシ巨樹を見,その後比呂神社のクスノキの巨樹を見た.島の山林は長年の利用により貧弱な森林となっている中で,この2つのお宮に巨樹があるのに驚く.その後島を西側に横断し,長浜海岸の海浜植物を見る.ツルナ(花),ハマナデシコ(花),コウボウシバ(果実),ハマヒルガオ(花),ハマエンドウ(花),ハマボウフウ(花),ハマゴウ,ホソバハマアカザ,マツナなどを見る.広島県では沿岸部の多くが埋め立てられたので,このような多数の海浜植物が見られるのは珍しい.ナガバギシギシ(花),コマツヨイ(花),ツルタデ(ツルイタドリ),アメリカネナシカズラ,ムラサキセンブリ(花)などの外来植物も見られた.昼食後大平山に登る.登山道は整備されている.エノキ,ムクノキ,ウツギなどを見る.中腹にはニセアカシアやオオバヤシャブシが見られる.戦後,島の緑化に使ったものであろう.尾根筋ではヤマツツジの花が多かった.山頂からは向田に向けて降りる.あちこちにモリシマアカシアが見られた.亀山神社はアラカシ,アベマキ,クスノキが優占している.付近の人家でウチワサボテンの大きな個体を見た.また,向田の港付近でシオクグを採集した.
(Y. Yoshino記)
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