植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter378

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ヒコビアミニレター No. 378 (2010年10月8日)

2010年10月2日の第501回植物観察会は広島県廿日市市宮島町で行われた.天気は晴れ.参加者61名.今回は会場の関係で予約制とし,ヒコビア植物観察会500回記念事業(野外観察会と祝賀会)を行った.10:00に宮島桟橋(宮島フェリーターミナル)に集合.日程説明の後,午前中は関先生の案内で植物観察を行う.宮島桟橋から山辺の小径,紅葉谷公園,四宮神社,もみじ歩道,あせび歩道を経て国民宿舎みやじま杜の宿に至る.山辺の小径の入口では,矮小化したミヤマチドメやオオバコ,カタバミについて解説があった.道中,ヒジキゴケ,ミヤマハイゴケ,クズ,ススキ,ハスノハカズラ,イヌビワ,ナワシロイチゴ,アカメガシワ,ヨモギ,ナギナタガヤ,メリケンカルカヤ,トラノオジソ,ヌルデ,ヒロハツヤゴケ,ヒメタチクラマゴケ,トキワトラノオ,ムクノキ,イヌガシ,シロダモ,アセビ,ウリハダカエデ,コバノチョウチンゴケ,ジンガサゴケ,ホソバオキナゴケ,シキミ,ヒメヤマツツジ,テイカカザウラ,エノキ,アカメガシワ,ヨウシュヤマゴボウ,シンテッポウユリ(タカサゴユリとテッポウユリの雑種,移出),メドハギ,シナダレスズメガヤ,クロマツ,イヌビワ,イワヨモギ(帰化),ノブドウ,クスノキ,カナメモチなどが見られた.樅谷川にさしかかり,淡水性の紅藻タンスイベニマダラについて説明があった.さらに道を進み,タチハコベ,イワヒメワラビ,ハマキゴケ,ビゼンナリヒラ(植栽),ヒガンバナ(植栽),イラクサ,ツルニガクサ,ミズヒキ,オオイタチシダ,ウツギ,タチシノブ,コチヂミザサ,イノモトソウ,ナツヅタ,ヒメアオスゲ,ノガリヤス,コバノタツナミ,ツユクサ,ナワシログミ,ヌルデ,ヒメイタビ,ビロードシダ,ヤブマオ,メキシコマンネングサ(帰化),マルバウツギ,ハマエノコロ,ハゼラン,クスノキ,スギ,ヌルデ(ヌルデノミミフシの虫えいあり),ミツデウラボシ,コシダ,ベニシダ,クモラン,カヤラン,ハンゲショウ,ヒナノシャクジョウ,ホンゴウソウ,フタバネゼニゴケ,エダツヤゴケ,コツボゴケ,ミミズバイ(果実を観察),ヒサカキ,ヤブムラサキ,ヒメイタチシダ,オオバベニシダ,ベニシダ,ハイゴケ,オオスギゴケ,アラカシ,モミ,ツルウメモドキ,タマミズキ,クスドイゲ,ツガ,ハマクサギ,トゲシバリ,カンコノキ,ハゼノキ,アカマツ,アイグロマツ,レモンエゴマ,カゴノキ,サカキカズラ,ヒメハシゴシダ,アリドオシ,アラハシラガゴケ,オオシラガゴケなどが見られた.途中,魚之棚町で宮島で未記録だったイヌケホシダを松村さんが発見.12:30頃杜の宿に到着.杜の宿で昼食をとり,午後は祝賀会を行った.出口ヒコビア会会長の挨拶と日本植物学会特別賞受賞の報告の後,過去の観察会の写真のスライドショー,観察会に関するクイズを行った.関先生や豊原先生,垰田さん,吉野さん,松村さん,藤本さん(最高齢)に思い出話や観察会についての話をしていただいた.その後,関先生と豊原先生,336回参加の松村さんに永年の功績をたたえて表彰式が行われた.最後に記念撮影と色紙への記帳を行い,会場を15時頃解散した.

(H. Tsubota, H. Kubo, T. Hirahara & S. Mukai記)

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