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2010年9月19日の第499回植物観察会は庄原市口和町の釜峰山国有林で行われた.林道の終点にある釜峰山森林浴公園駐車場に10時集合.残暑厳しい折ながら,参加者は40名.道幅の狭い林道にバスの進入は困難と思われたが,マイクロバスが終点まで入ってくれた.駐車場付近の路傍には,ツリフネソウの花が咲き乱れており,他にはハナタデ,ミズヒキ,メナモミ,マツカゼソウ,シュウブンソウなどの花も見られた.駐車場付近の国有林はアベマキの巨木林として知られるところであり,直径60 cmを超えるアベマキに混じってコナラの巨木も見られ見事なものである.最大木とされるアベマキには看板に胸高直径88 cm,胸高周囲276 cm,樹高31 mとあり(測定年未記載),今回胸高周囲を測定すると,293 cmであった.海抜500m付近の寺跡にブナが1本あり,近くにシラカシの幼木が見られた.寺跡を過ぎると,山道となり,断崖の上部に釜峰神社がある.神社にタラヨウとサカキの植栽木ある.神社(550 m)から城跡(650 m)までは急傾斜地であるが,整備の行き届いた道であり,周囲の植生はアカマツが混生するヒノキの植林地となっている.城跡付近でブナが点在する.城跡から北方に向かう尾根道は急傾斜でかなりの難コースであり,ダイセンミツバツツジとミヤマママコナの多いのが印象的である.山頂(788 m)にはブナもなく特に目立つ植物はなかった. | 2010年9月19日の第499回植物観察会は庄原市口和町の釜峰山国有林で行われた.林道の終点にある釜峰山森林浴公園駐車場に10時集合.残暑厳しい折ながら,参加者は40名.道幅の狭い林道にバスの進入は困難と思われたが,マイクロバスが終点まで入ってくれた.駐車場付近の路傍には,ツリフネソウの花が咲き乱れており,他にはハナタデ,ミズヒキ,メナモミ,マツカゼソウ,シュウブンソウなどの花も見られた.駐車場付近の国有林はアベマキの巨木林として知られるところであり,直径60 cmを超えるアベマキに混じってコナラの巨木も見られ見事なものである.最大木とされるアベマキには看板に胸高直径88 cm,胸高周囲276 cm,樹高31 mとあり(測定年未記載),今回胸高周囲を測定すると,293 cmであった.海抜500m付近の寺跡にブナが1本あり,近くにシラカシの幼木が見られた.寺跡を過ぎると,山道となり,断崖の上部に釜峰神社がある.神社にタラヨウとサカキの植栽木ある.神社(550 m)から城跡(650 m)までは急傾斜地であるが,整備の行き届いた道であり,周囲の植生はアカマツが混生するヒノキの植林地となっている.城跡付近でブナが点在する.城跡から北方に向かう尾根道は急傾斜でかなりの難コースであり,ダイセンミツバツツジとミヤマママコナの多いのが印象的である.山頂(788 m)にはブナもなく特に目立つ植物はなかった. | ||
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2010年11月11日 (木) 23:07時点における版
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ヒコビアミニレター No. 375 (2010年10月9日)
2010年9月19日の第499回植物観察会は庄原市口和町の釜峰山国有林で行われた.林道の終点にある釜峰山森林浴公園駐車場に10時集合.残暑厳しい折ながら,参加者は40名.道幅の狭い林道にバスの進入は困難と思われたが,マイクロバスが終点まで入ってくれた.駐車場付近の路傍には,ツリフネソウの花が咲き乱れており,他にはハナタデ,ミズヒキ,メナモミ,マツカゼソウ,シュウブンソウなどの花も見られた.駐車場付近の国有林はアベマキの巨木林として知られるところであり,直径60 cmを超えるアベマキに混じってコナラの巨木も見られ見事なものである.最大木とされるアベマキには看板に胸高直径88 cm,胸高周囲276 cm,樹高31 mとあり(測定年未記載),今回胸高周囲を測定すると,293 cmであった.海抜500m付近の寺跡にブナが1本あり,近くにシラカシの幼木が見られた.寺跡を過ぎると,山道となり,断崖の上部に釜峰神社がある.神社にタラヨウとサカキの植栽木ある.神社(550 m)から城跡(650 m)までは急傾斜地であるが,整備の行き届いた道であり,周囲の植生はアカマツが混生するヒノキの植林地となっている.城跡付近でブナが点在する.城跡から北方に向かう尾根道は急傾斜でかなりの難コースであり,ダイセンミツバツツジとミヤマママコナの多いのが印象的である.山頂(788 m)にはブナもなく特に目立つ植物はなかった.
(G. Toyohara記)
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