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2011年10月11日 (火) 19:53時点における最新版
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ヒコビアミニレター No. 311 (2005年11月4日)
2005年10月23日の第436回植物観察会は安芸高田市の郡山城跡で行われた.吉田町歴史資料館駐車場に10時集合.参加者51名.郡山には1979年に訪れたのが最後であるが,山麓部にシラカシ林が発達し斜面中部のアカマツ二次林の中にもシラカシが多く見られたのが印象的であった.今回訪れてみて,アカマツは尾根筋の花崗岩地のみに残存し,流紋岩地のアカマツは枯れて,斜面中腹部までシラカシ林が拡大していた.流紋岩地にはスギ・ヒノキ植林もかなり見られるが,その林内にもシラカシが大きく育ちつつある.アラカシとウラジロガシも僅かに見られたが殆どのカシはシラカシである.広島県文化財ニュ-ス83号(1979)に三ノ丸跡の植生の記録があるが,胸高直径40 cmのスギが今回の測定では60 cmであった.林床の植生は手入れされて変化しているが,クサギ,ツルニガクサ,クララの増加と,ヤブコウジ,ナツヅタ,アキチョウジの減少,キクバオウレン,フジカンゾウ,オカウコギ,ナツハゼ,クリなどの消失が確認された.また,そこには茸が見られ,ヘビキノコモドキ?のようであった.二の丸跡で昼食をとり,毛利元就の墓所に向かって下山.
(G. Toyohara 記)
旧サイトは,1318件のアクセスがありました.
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