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特記すべきものとしてナナメノキ(46 cm)の幹にネズミモチが取り込まれた形の珍樹があり,ネズミモチが将来どうなるのか注目したい(類似のケ-スとして,宮島の大元公園にはアラカシの幹を貫くツルグミがある).ツルマオは冬枯れの状態で見られたが健在であった.その後,三滝寺に向かう.キミズを確認.滝の近くにはオオイワカガミが豊富に見られた所であるが,盗られて絶滅したかと危惧されたがかろうじて数株残されていた.その後引き返して牧野谷に行く.カギカズラの古株があり,樹高15 mのスギの樹冠にまで達しており,若木は沢山見られた.牧野谷はマキノゴケで知られる所であり,葉上に生育するカビゴケなどコケ植物の宝庫として研究者になじみの所である.広島の都心近くに三滝のような深山を思わせる所がまだ残されていたのだと再認識させられた.ここは是非,都市化の波を防がねばならない場所である.
 
特記すべきものとしてナナメノキ(46 cm)の幹にネズミモチが取り込まれた形の珍樹があり,ネズミモチが将来どうなるのか注目したい(類似のケ-スとして,宮島の大元公園にはアラカシの幹を貫くツルグミがある).ツルマオは冬枯れの状態で見られたが健在であった.その後,三滝寺に向かう.キミズを確認.滝の近くにはオオイワカガミが豊富に見られた所であるが,盗られて絶滅したかと危惧されたがかろうじて数株残されていた.その後引き返して牧野谷に行く.カギカズラの古株があり,樹高15 mのスギの樹冠にまで達しており,若木は沢山見られた.牧野谷はマキノゴケで知られる所であり,葉上に生育するカビゴケなどコケ植物の宝庫として研究者になじみの所である.広島の都心近くに三滝のような深山を思わせる所がまだ残されていたのだと再認識させられた.ここは是非,都市化の波を防がねばならない場所である.
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<div style="text-align:right">(G. Toyohara記)</div>
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<div style="text-align:right">(G. Toyohara 記)</div>
    
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