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最新情報
キャンパスで現在見られる植物の花や実の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します.黄色く反転しているリンクは作成中のページです.解説ページの写真はクリックすると拡大します.
2020
10月
- 2020.10.02-10.01 東広島キャンパスでアケボノソウやイヌセンブリ,ミヤマウズラが開花しています.アケボノソウは山の中の沢や小川沿いに生える植物で,花弁にある黄緑色の蜜腺が特徴です.ミヤマウズラも林内に咲くラン科植物です.イヌセンブリは湿地に生える植物で,全国的に絶滅が危惧されています.
明るい草地や湿地ではナンバンギセル,アキノキリンソウ,ミミカキグサが開花しています.ナンバンギセルはススキに寄生する植物で,桃色の花がよく目立ちます.アキノキリンソウは日当たりの良い山野でふつうに観察することができます.
東広島キャンパスにはカワラケツメイと,それに近縁で北米などを原産とするアレチケツメイが見られます.両種は非常に酷似していますが,野外では蜜腺の形状を観察すると比較的簡単に同定することができます.
9月
- 2020.09.28 東広島植物園では,水草のヒツジグサやアサザ,つる植物のマルバルコウが開花しています.生態実験園でヒガンバナやシロバナマンジュシャゲが開花しています.キャンパス内ではキンモクセイが開花しよい芳香を放っています.
- 2020.09.05 ふれあいビオトープで,キセルアザミやツリガネニンジン,キツネノマゴ,サワシロギク,サワヒヨドリ,メリケンムグラ,アカバナが開花しています.キャンパス全域でタラノキが,ぶどう池でハゴロモモ(フサジュンサイ,逸出)が開花しています.
- 2020.09.05 アカマツの球果(きゅうか)は一般的に「松かさ」や「松ぼっくり」と呼ばれます.中の種子が散布されるまで2年かかります.
8月
- 2020.08.17 キャンパス内でキョウチクトウが開花しています.広島が原爆にあった後,焦土の中でいち早く開花したことから復興のシンボルとして広島市の花に指定されています.
- 2020.08.06 国際の森に75年前の原爆に耐えた被爆樹木から穂木を採取した2本のサクラが生育しています.広島江波山桜(ヒロシマエバヤマザクラ)と被爆桜(ヒバクザクラ)です.ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)はヤマザクラの一種で,一枝に単弁と重弁の花が混じり合って咲き,花梗(かこう,または小花柄)が通常の2倍あり,花が房状につく全国でも珍しい品種です.今年は昨年より多く花をつけてくれました.ヒバクザクラ(被爆桜)は品種的にはソメイヨシノ(染井吉野)にあたり,旧広島市庁舎の中庭で昭和20年の原爆被災に際し幹を残して焼けながらも,その後元気に芽ぶき,毎年春になると美しい花を咲かせ,被爆の貴重な証となっている親木から穂木を採取・育成したものです.
7月
- 2020.07.31 生態実験園でナツズイセン(植栽)やツユクサ,ヤブカラシが開花しています.
- 2020.07.31 キャンパス内でスカシユリ(ピンク,植栽)やムクゲ(植栽)が開花しています.コブシ(植栽)の果実(袋果,たいか)が膨らんできました.
- 2020.07.16 生態実験園でオオキツネノカミソリ(植栽)とキキョウが開花しています.また,ナワシロイチゴの果実が実っています.
- 2020.07.09 キャンパス内でネジバナが開花しています.どの個体も個性があり,違った形をしています.時々白花もあるので探してみてください.
- 2020.07.09 生態実験園でミゾカクシやミツバが,キャンパス内でハナゾノツクバネウツギやナンテン(植栽),トウネズミモチ(植栽,逸出)が開花しています.
6月
草木の花
類似種の見分け方
- 2020.06.02 キャンパス内でハルジオンやヒメジョオン,ヘラバヒメジョオンが開花しています.ハルジオンは舌状花(ぜつじょうか)がややピンク色で,茎が中空で,葉の基部が茎を抱きます.ヒメジョオンの花は真っ白で,茎が中実,下部の葉は幅広く荒い鋸歯(きょし)があります.ヘラバヒメジョオンの花は真っ白で,茎が中実,下部の葉は細長くへら状で鋸歯が目立ちません.
草本の花
樹木の花
- 2020.06.02 キャンパス全域でサツキ(植栽)が開花しています.
キイチゴの仲間(キイチゴ属)の花や果実を紹介します.
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