「東広島キャンパスの生き物」の版間の差分

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<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[東広島キャンパスの生き物]]</span>
 
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キャンパスで現在見られる動物の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します.解説ページの写真はクリックすると拡大します.
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キャンパスで現在見られる動物の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します(黄色く反転しているリンクは作成中のページです).解説ページの写真はクリックすると拡大します.
  
[[東広島キャンパスの花ごよみ|植物のページはこちら(東広島キャンパスの花ごよみ)]]
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*[[#過去のニュース|過去のニュースはこちら]]
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*[[東広島キャンパスの花ごよみ|植物のページはこちら(東広島キャンパスの花ごよみ)]]
  
 
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*2019.06.10-14 キャンパスで[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]が羽化しています.[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]は大型のテントウムシで,名前の通り腹面が黒いことが特徴です.また,山中谷川や角脇川で[[ゲンジボタル_広島大学東広島キャンパス|ゲンジボタル]]が飛んでいます.その他[[ノコギリカミキリ_広島大学東広島キャンパス|ノコギリカミキリ]]や[[コガネムシ_広島大学東広島キャンパス|コガネムシ]],[[キマワリ_広島大学東広島キャンパス|キマワリ]]など,様々な甲虫を観察することができます.
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|[[ファイル: 20160613ハラグロオオテントウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56316s.jpg|250px|thumb|right|ハラグロオオテントウの成虫.大変大きなテントウムシで,10mm以上ある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190612ゲンジボタル成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56115s.jpg|250px|thumb|right|ゲンジボタルの成虫(オス).オスは発光器がメスよりも大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190614ノコギリカミキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56637s.jpg|250px|thumb|right|ノコギリカミキリの成虫(オス).ニセノコギリカミキリに似るが,本種のほうが前胸の光沢が強い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190614コガネムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56665s.jpg|250px|thumb|right|コガネムシの成虫.キャンパスでは生態実験園の林縁に生える植物上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190610キマワリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55569s.jpg|250px|thumb|right|キマワリの成虫.立ち枯れした木や生木の幹についている場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190610オオヒラタシデムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55584s.jpg|250px|thumb|right|オオヒラタシデムシの成虫.動物の死骸やその他腐食物を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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キャンパス内で[[クロアナバチ_広島大学東広島キャンパス|クロアナバチ]]や[[サトジガバチ_広島大学東広島キャンパス|サトジガバチ]]といった狩りバチや[[ヒメスズメバチ_広島大学東広島キャンパス|ヒメスズメバチ]]など様々なハチが見られます.[[オオスズメバチ_広島大学東広島キャンパス|オオスズメバチ]]やキイロスズメバチといった攻撃性の高い種も見られるので刺激しないよう注意が必要です.
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|[[ファイル: 20190610クロアナバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55554s.jpg|250px|thumb|right|クロアナバチの成虫.キリギリスの幼虫を捕らえている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190611サトジガバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55834s.jpg|250px|thumb|right|休むサトジガバチの成虫.ヤマジガバチに似るが,より小型で中胸背板に皺がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190611ヒメスズメバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55879s.jpg|250px|thumb|right|ヒメスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチや他のスズメバチに似るが,腹部の先端が黒いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
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色々な昆虫の幼虫を観察することができました.[[スゲドクガ_広島大学東広島キャンパス|スゲドクガ]]の幼虫は環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.
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|[[ファイル: 20190610ハラビロカマキリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55623s.jpg|250px|thumb|right|ハラビロカマキリの幼虫.腹部を上げる姿が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190612ナナフシモドキ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56105s.jpg|250px|thumb|right|ナナフシモドキの幼虫.エダナナフシに似るが,触角がより短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190611スゲドクガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55797s.jpg|250px|thumb|right|スゲドクガの幼虫.カヤツリグサ科やイネ科の植物の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190614シャチホコガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56609s.jpg|200px|thumb|right|シャチホコガの幼虫.ヒメシャチホコの幼虫に似るが,腹脚の黒斑の有無で識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
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[[生態実験園]]やぶどう池で[[コシアキトンボ_広島大学東広島キャンパス|コシアキトンボ]]が飛んでいます.また,未成熟の[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]]もキャンパス各所で見られます.アブの仲間ではムシヒキアブ科の[[シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス|シオヤアブ]]も発生しています.
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|[[ファイル: 20190613コシアキトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56366s.jpg|250px|thumb|right|縄張りを往復するコシアキトンボの成虫.同種のオスやオオシオカラトンボやショウジョウトンボと争う姿を観察することができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190612アオイトトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55911s.jpg|250px|thumb|right|アオイトトンボの成虫(メス).胸部に黒い模様が入っている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190610シオヤアブ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55568s.jpg|250px|thumb|right|昆虫を捕食するシオヤアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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キャンパスではシャクガ類をはじめとした蛾の仲間を観察することができます.
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|[[ファイル: 20190612オオミズアオ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56137s.jpg|250px|thumb|right|オオミズアオの成虫(オス).オナガミズアオに似るが,触角が茶色っぽく,翅先が丸い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190611ハグルマトモエ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55810s.jpg|250px|thumb|right|ハグルマトモエの成虫(オス).オスグロトモエに似るが,前翅の2本筋が広がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190610キマダラコウモリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55726s.jpg|200px|thumb|right|キマダラコウモリの成虫.コウモリガに似るが,前翅の銀白色紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190614ギンボシリンガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56588s.jpg|250px|thumb|right|ギンボシリンガの成虫.白地に赤の複雑な模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190612ウメエダシャク成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56036s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のウメエダシャク(成虫).総合科学部棟前のアンズの木に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190614ヒョウモンエダシャク成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56596s.jpg|250px|thumb|right|ヒョウモンエダシャクの成虫.日中林間を飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
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その他[[アリグモ_広島大学東広島キャンパス|アリグモ]]や[[オナガグモ_広島大学東広島キャンパス|オナガグモ]]といった独特なクモ類を観察することができました.
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|[[ファイル: 20190612アリグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56064s.jpg|250px|thumb|right|アリグモの成体(メス).触肢はオスほど発達しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190610オナガグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55558s.jpg|250px|thumb|right|オナガグモの成体(メス).卵を保護している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190612コアシダカグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56111s.jpg|250px|thumb|right|コアシダカグモの成体(メス).アシダカグモのメスに似るが,上顎と単眼の間の白帯が本種にはなく,また腹部後縁の黄色斑が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
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*2019.06.03-07 [[ふれあいビオトープ]]周辺で[[グンバイトンボ_広島大学東広島キャンパス|グンバイトンボ]]と[[イボテングタケ_広島大学東広島キャンパス|イボテングタケ]]を,[[生態実験園]]で[[クロアナバチ_広島大学東広島キャンパス|クロアナバチ]]を観察することができました.[[グンバイトンボ_広島大学東広島キャンパス|グンバイトンボ]]は県のRDBで準絶滅危惧種に指定されており,河川や水路の改修で減少しています.オスは白い軍配状の脚が大変目を引きます.
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|[[ファイル: 20190603グンバイトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54875s.jpg|250px|thumb|right|グンバイトンボの成虫(オス).モノサシトンボに似るがより小型で,オスは中脚と後脚が白い軍配状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190603イボテングタケ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54843s.jpg|250px|thumb|right|工学部棟前のイボテングタケ.テングタケに似るが針葉樹林に多く,傘のイボが硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606クロアナバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55202s.jpg|250px|thumb|right|ヒメギスの幼虫を狩るクロアナバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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[[東広島植物園]]で[[サトキマダラヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|サトキマダラヒカゲ]]と[[ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒオドシチョウ]]を,[[生態実験園]]で[[キアシドクガ_広島大学東広島キャンパス|キアシドクガ]]と[[オビガ_広島大学東広島キャンパス|オビガ]]の幼虫を,[[ふれあいビオトープ]]で[[キスジホソマダラ_広島大学東広島キャンパス|キスジホソマダラ]]と[[マツカレハ_広島大学東広島キャンパス|マツカレハ]]を観察することができました.[[キアシドクガ_広島大学東広島キャンパス|キアシドクガ]]はときに大発生するガで,名前にドクガとつきますが一生を通して毒を持ちません.また[[マツカレハ_広島大学東広島キャンパス|マツカレハ]]は毒針をもつケムシで,同じく毒を持つタケカレハの幼虫とともに[[ふれあいビオトープ]]に多いので観察には十分ご注意ください.
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|[[ファイル: 20190606サトキマダラヒカゲ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55265s.jpg|250px|thumb|right|サトキマダラヒカゲの成虫(メス).メスは後翅裏の色がメスより淡くなる傾向がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606ヒオドシチョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55252s.jpg|250px|thumb|right|ヒオドシチョウの成虫(メス).メスは翅形が幅広く,腹部が太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606キアシドクガ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54913s.jpg|250px|thumb|right|キアシドクガの成虫(オス).日中林縁を盛んに飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606キスジホソマダラ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55319s.jpg|250px|thumb|right|キスジホソマダラの成虫(メス).メスの触角は櫛型でない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606オビガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55423s.jpg|250px|thumb|right|オビガの幼虫.スイカズラに多いケムシで,毒はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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|[[ファイル: 2010606マツカレハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55414s.jpg|250px|thumb|right|マツカレハの幼虫.毛には毒があり,刺されないよう注意が必要.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
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山中池周辺で[[キュウシュウクロナガオサムシ_広島大学東広島キャンパス|キュウシュウクロナガオサムシ]]を,[[生態実験園]]で[[センチコガネ_広島大学東広島キャンパス|センチコガネ]]と[[オジロアシナガゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|オジロアシナガゾウムシ]],[[ヤマクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス|ヤマクダマキモドキ]],[[ニシムネアカオオアリ_広島大学東広島キャンパス|ニシムネアカオオアリ]]を観察することができました.[[オジロアシナガゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|オジロアシナガゾウムシ]]はパンダのような模様をしており,クズの茎などに多いです.
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|[[ファイル: 20190607キュウシュウクロナガオサムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55444s.jpg|250px|thumb|right|キュウシュウクロナガオサムシの成虫(メス).広島県にはオニクロナガオサムシとチュウゴククロナガオサムシの2亜種が存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606センチコガネ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55013s.jpg|250px|thumb|right|センチコガネの成虫.オオセンチコガネに似るが,体色はより地味な場合が多く,頭楯が半円形である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606オジロアシナガゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55216s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のオジロアシナガゾウムシ.食草はクズ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606ヤマクダマキモドキ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55131s.jpg|250px|thumb|right|ヤマクダマキモドキの幼虫.キャンパスでは生態実験園に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606ニシムネアカオオアリ成虫(はたらきアリ)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55091s.jpg|250px|thumb|right|ニシムネアカオオアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,本種は胸部の前半分が黒い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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[[生態実験園]]で[[チャイロアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|チャイロアサヒハエトリ]],[[ふれあいビオトープ]]で[[ヤマシロオニグモ_広島大学東広島キャンパス|ヤマシロオニグモ]],山中池周辺で[[サワガニ_広島大学東広島キャンパス|サワガニ]],[[東広島植物園]]で[[トビズムカデ_広島大学東広島キャンパス|トビズムカデ]]を観察することができました.サワガニはキャンパスでは山中谷川に多いですが,[[ふれあいビオトープ]]を流れる湧水でも見つかることがあります.また,[[トビズムカデ_広島大学東広島キャンパス|トビズムカデ]]は10cmを超える巨体で,少し触れただけでも咬みつこうとする上に毒を持つのでご注意ください.
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|[[ファイル: 20190606チャイロアサヒハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55162s.jpg|250px|thumb|right|チャイロアサヒハエトリの成体(オス).メスに比べると歩脚が非常に細長く,ハエトリグモとしては独特な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190606ヤマシロオニグモ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55313s.jpg|250px|thumb|right|ヤマシロオニグモの成体(メス背白型).腹背の模様は変異が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190607サワガニ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55512s.jpg|250px|thumb|right|サワガニの成体(メス).メスの腹節は半円形で,左右の第1歩脚(はさみ)の大きさにほとんど差がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190607トビズムカデ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55516s.jpg|250px|thumb|right|トビズムカデの成体.コガネムシ類の幼虫を捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)]]
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*2019.05.30-31 [[ふれあいビオトープ]]で[[サラサヤンマ_広島大学東広島キャンパス|サラサヤンマ]]と[[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]を,[[生態実験園]]で[[アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス|アサヒナカワトンボ]]を観察することができました.[[サラサヤンマ_広島大学東広島キャンパス|サラサヤンマ]]と[[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]はともにキャンパス内に広く分布しています.
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|[[ファイル: 20190530サラサヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54136s.jpg|250px|thumb|right|パトロール中のサラサヤンマの成虫(オス).日本のヤンマ科では最小.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530モノサシトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54179s.jpg|250px|thumb|right|モノサシトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530アサヒナカワトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53930s.jpg|250px|thumb|right|成熟したアサヒナカワトンボの成虫(オス)の橙褐色翅.成熟すると体に粉を吹く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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[[ふれあいビオトープ]]で[[ヒメジャノメ_広島大学東広島キャンパス|ヒメジャノメ]],[[ヒカゲチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒカゲチョウ]],[[オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|オオヒカゲ]]を観察することができました.いずれも成虫は眼状紋(目玉模様)をもつチョウです.[[ヒカゲチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒカゲチョウ]]は先週紹介した[[クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|クロヒカゲ]]に酷似していますが,全体的に明るい色をしています.
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|[[ファイル: 20190530ヒメジャノメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54262s.jpg|250px|thumb|right|ヒメジャノメの成虫.コジャノメに似るが,本種は後翅の裏に並ぶ眼状紋が3つである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ヒカゲチョウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54368s.jpg|250px|thumb|right|ヒカゲチョウの成虫.クロヒカゲより色が明るく,オオヒカゲよりも一回り小さい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530オオヒカゲ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54385s.jpg|250px|thumb|right|オオヒカゲの幼虫.幼虫の頭部には斜めに伸びた一対の角がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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[[生態実験園]]で[[ラクダムシ_広島大学東広島キャンパス|ラクダムシ]]を,[[ふれあいビオトープ]]で[[ヤマトクサカゲロウ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトクサカゲロウ]]と[[ヒメクロゴキブリ_広島大学東広島キャンパス|ヒメクロゴキブリ]]を観察することができました.クサカゲロウの仲間は頭部の模様で識別をすることができます.
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|[[ファイル: 20190531ラクダムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54637s.jpg|250px|thumb|right|ラクダムシの成虫(メス).メスは長い産卵管をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190531ヤマトクサカゲロウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54519s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトクサカゲロウの成虫.背面中央には黄色い筋が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ヒメクロゴキブリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54036s.jpg|250px|thumb|right|ヒメクロゴキブリの成虫(オス).樹上性のゴキブリであり,害はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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[[生態実験園]]で[[マイマイカブリ_広島大学東広島キャンパス|マイマイカブリ]]と[[ヨツボシゴミムシ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシゴミムシ]],[[アオゴミムシ_広島大学東広島キャンパス|アオゴミムシ]]を観察することができました.ゴミムシの仲間は地表をせわしなく動き回っています.
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また[[ふれあいビオトープ]]付近で[[アオハナムグリ_広島大学東広島キャンパス|アオハナムグリ]]と[[オバボタル_広島大学東広島キャンパス|オバボタル]],[[ゴボウゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|ゴボウゾウムシ]],[[ハスジカツオゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|ハスジカツオゾウムシ]]を,[[生態実験園]]で[[ヤナギハムシ_広島大学東広島キャンパス|ヤナギハムシ]]と[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]を観察することができました.[[オバボタル_広島大学東広島キャンパス|オバボタル]]は成虫が光らないホタルで,幼虫は陸生です.
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|[[ファイル: 20190531マイマイカブリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54798s.jpg|250px|thumb|right|マイマイカブリの成虫.キャンパスではよく道路を横断する姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ヨツボシゴミムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53873s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシゴミムシの成虫.似た種類が複数存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190531アオゴミムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54522s.jpg|250px|thumb|right|アオゴミムシの成虫.湿地でよく見られるゴミムシである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530アオハナムグリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54403s.jpg|250px|thumb|right|アオハナムグリの成虫.ナミハナムグリに似るが,本種は前翅に毛がほとんど生えず,前胸の金紫色の部分は縁のみである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530オバボタル成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54357s.jpg|250px|thumb|right|オバボタルの成虫.キャンパスでは広く見られるが,特に林床のような場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ゴボウゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54227s.jpg|250px|thumb|right|ゴボウゾウムシの成虫.オオゴボウゾウムシなどに似るが,本種のほうが前翅の点刻が弱い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ハスジカツオゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54191s.jpg|250px|thumb|right|ハスジカツオゾウムシの成虫.アザミやヨモギといったキク科植物の上で見られることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530ヤナギハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53964s.jpg|250px|thumb|right|ヤナギハムシの成虫.キャンパスではアカメヤナギなどの葉を食べていると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190531ハラグロオオテントウ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54749s.jpg|250px|thumb|right|ハラグロオオテントウの幼虫.約10mmほどの大きの巨体で,主にクワキジラミなどを捕食する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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植物園で[[コガタノミズアブ_広島大学東広島キャンパス|コガタノミズアブ]]を,[[ふれあいビオトープ]]で[[ミスジガガンボ_広島大学東広島キャンパス|ミスジガガンボ]],[[チュウガタコガネグモ_広島大学東広島キャンパス|チュウガタコガネグモ]]を観察することができました.[[コガタノミズアブ_広島大学東広島キャンパス|コガタノミズアブ]]の幼虫は水棲であるため,水田や湿地の周辺で見られます.
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|[[ファイル: 20190531コガタノミズアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54724s.jpg|250px|thumb|right|コガタノミズアブの成虫(メス).美しい黄緑色をしたミズアブ類で,近年減少している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190531ミスジガガンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54553s.jpg|250px|thumb|right|ミスジガガンボの成虫.小さいが翅に3本の黒帯が入り,頭~胸部が青色に輝く美しいガガンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190530チュウガタコガネグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54156s.jpg|250px|thumb|right|チュウガタコガネグモの成体(メス).コガネグモに似るが,少し小さく腹部の模様も異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
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*2019.05.21-24 [[生態実験園]]で[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]の抱接を,陣ヶ平山周辺で[[ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ナキイナゴ]]を観察することができました.[[ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ナキイナゴ]]はバッタ類の中では出現が早く,6月頃から見られます.丈の長いススキなどが生えた草原で「シャカシャカ」と音を立てて鳴きます.
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|[[ファイル: 20190521シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52916s.jpg|250px|thumb|right|正面から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190521シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52927s.jpg|250px|thumb|right|横から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190521ナキイナゴ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52441s.jpg|250px|thumb|right|ナキイナゴの成虫(オス).後脚と前翅をこすり合わせシャカシャカという音を鳴らす.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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植物園で[[クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|クロスジギンヤンマ]],[[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]],[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]を観察することができました.これら3種のトンボは激しく縄張り争いを行っている様子でした.
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|[[ファイル: 20190521クロスジギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52727s.jpg|250px|thumb|right|池を周回するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190521ヨツボシトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52762s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシトンボの成虫(オス).メスの産卵中,オスはそれを見張るようにメスの真上でホバリングをする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190521ショウジョウトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52774s.jpg|250px|thumb|right|成熟したショウジョウトンボの成虫(オス).止まり木に近寄る別のトンボを追い払おうとする姿が観察される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
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同じく植物園で[[アカサシガメ_広島大学東広島キャンパス|アカサシガメ]],[[シマサシガメ_広島大学東広島キャンパス|シマサシガメ]],[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]]を観察することができました.サシガメ類は肉食で他の昆虫の体液を吸いますが,[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]]は植物の汁を吸います.
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|[[ファイル: 20190521アカサシガメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52574s.jpg|250px|thumb|right|アカサシガメの成虫.低木上に多く,真っ赤な体がよく目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521シマサシガメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52799s.jpg|250px|thumb|right|シマサシガメの成虫.ヨコヅナサシガメに少し似るが,より小型でどちらかというと草本上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521アカスジキンカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52639s.jpg|250px|thumb|right|アカスジキンカメムシの成虫.成虫は緑色の胸部と翅に赤い筋が入っているという派手な模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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[[クロオオアリ_広島大学東広島キャンパス|クロオオアリ]]及び[[ムネアカオオアリ_広島大学東広島キャンパス|ムネアカオオアリ]]の結婚飛行が始まろうとしています.キャンパスの至る所で翅をつけた女王アリや,巣の周りで待機する雄アリのようすを観察することができました.
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また,[[ふれあいビオトープ]]で[[オオイシアブ_広島大学東広島キャンパス|オオイシアブ]]と[[チャイロオオイシアブ_広島大学東広島キャンパス|チャイロオオイシアブ]]を観察することができました.この2種は酷似しているため,識別が少し難しいです.
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|[[ファイル: 20190523クロオオアリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53437s.jpg|250px|thumb|right|結婚飛行を控えているクロオオアリの巣.翅があるのは雄アリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190524クロオオアリ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53843s.jpg|250px|thumb|right|クロオオアリの女王.まだ交尾を終えていない様子.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523ムネアカオオアリ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53668s.jpg|250px|thumb|right|ムネアカオオアリの女王アリ.翅が生えているため,まだ交尾を済ませていないと考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523オオイシアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53263s.jpg|250px|thumb|right|オオイシアブの成虫(メス).しばしば飛ぶ虫を目で追う.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190524チャイロオオイシアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53727s.jpg|250px|thumb|right|チャイロオオイシアブの成虫(メス).腹部第2節以降にオレンジ色の毛が生えているため,オオイシアブよりも全体的に明るい色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)]]
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[[発見の小径]]で[[アサマイチモンジ_広島大学東広島キャンパス|アサマイチモンジ]]と[[クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|クロヒカゲ]]と[[キンモンガ_広島大学東広島キャンパス|キンモンガ]]を,植物園で[[ベニオビヒゲナガ_広島大学東広島キャンパス|ベニオビヒゲナガ]]を観察することができました.ヒゲナガガ類はオスの触角が非常に細長いのが特徴で,キャンパスではほかにシロオビヒゲナガやクロハネシロヒゲナガなどを観察することができます.
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イモムシでは[[アケビコノハ_広島大学東広島キャンパス|アケビコノハ]]や[[ホタルガ_広島大学東広島キャンパス|ホタルガ]],[[シロシタホタルガ_広島大学東広島キャンパス|シロシタホタルガ]]を観察することができました.[[ホタルガ_広島大学東広島キャンパス|ホタルガ]]と[[シロシタホタルガ_広島大学東広島キャンパス|シロシタホタルガ]]はともに刺激されると有毒な分泌液を出すので,観察にはご注意ください.
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|[[ファイル: 20190523アサマイチモンジ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53253s.jpg|200px|thumb|right|ウツギの花で吸蜜するアサマイチモンジの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523クロヒカゲ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53226s.jpg|250px|thumb|right|クロヒカゲの成虫.ヒカゲチョウよりも全体的に黒っぽい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523キンモンガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53183s.jpg|250px|thumb|right|キンモンガの成虫.昼行性のガで,チョウのような美しい模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523ベニオビヒゲナガ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53539s.jpg|250px|thumb|right|ベニオビヒゲナガの成虫(オス).翅の赤い帯が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521アケビコノハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52766s.jpg|250px|thumb|right|アケビコノハの幼虫.眼状紋と威嚇姿勢が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521ホタルガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53012s.jpg|250px|thumb|right|ホタルガの幼虫.ヒサカキによく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523シロシタホタルガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53302s.jpg|250px|thumb|right|シロシタホタルガの幼虫.サワフタギやクロミノニシゴリに見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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[[生態実験園]]で[[ウバタマムシ_広島大学東広島キャンパス|ウバタマムシ]]と[[ヒメイトアメンボ_広島大学東広島キャンパス|ヒメイトアメンボ]]と[[ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトシリアゲ]]を,植物園で[[カタオカハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カタオカハエトリ]]と[[ヒトリコゲチャハエトリ_広島大学東広島キャンパス|ヒトリコゲチャハエトリ]]と[[キアシナガバチ_広島大学東広島キャンパス|キアシナガバチ]]を観察することができました.[[ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトシリアゲ]]はキャンパスで最も普通に見られるシリアゲムシ類で,オスの腹部の先端は鋏状になっておりオス同士での争いやメスとの交尾に用いられます.[[カタオカハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カタオカハエトリ]]の旧称はカキイロハエトリで,その名の通りオスは第1脚が鮮やかな柿色をしていますが,今回紹介しているメスは地味な体色です.
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|[[ファイル: 20190524ウバタマムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53747s.jpg|250px|thumb|right|アカマツの切り株の上にいるウバタマムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521ヒメイトアメンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52946s.jpg|250px|thumb|right|ヒメイトアメンボの成虫.アメンボというよりはナナフシのような形をしており,キャンパスでは生態実験園やふれあいビオトープで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523ヤマトシリアゲ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53611s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトシリアゲの交尾.オス(左)は,メス(右)が餌を食べているのを見計らって交尾行動に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521カタオカハエトリ成体(メス)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52991s.jpg|250px|thumb|right|カタオカハエトリの成体(メス).メスはオスのように脚が鮮やかでない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190521ヒトリコゲチャハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52682s.jpg|250px|thumb|right|ヒトリコゲチャハエトリの成体(オス).オスはあまりシラホシコゲチャハエトリとは似ない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190523キアシナガバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53422s.jpg|250px|thumb|right|巣材を集めるため看板を齧るキアシナガバチの成虫(メス).セグロアシナガバチに似るが,胸部から腹部にかけて一対の黄斑があり,各脚にも黄色い模様が目立つなどの違いがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
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*2019.05.10-17 教育学部棟周辺で[[イソヒヨドリ]],生態実験園で[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の幼体と[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]のオタマジャクシ,[[ふれあいビオトープ]]でシュレーゲルアオガエルの成体.理学部棟周辺で[[ニホンヤモリ]]を観察することができました.
 
*2019.05.10-17 教育学部棟周辺で[[イソヒヨドリ]],生態実験園で[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の幼体と[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]のオタマジャクシ,[[ふれあいビオトープ]]でシュレーゲルアオガエルの成体.理学部棟周辺で[[ニホンヤモリ]]を観察することができました.
  
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|[[ファイル: 20190516ウンモンスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51972s.jpg|250px|thumb|right|エノキにとまるウンモンスズメの成虫.緑色の翅にピンクの脚と,派手な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190516ウンモンスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51972s.jpg|250px|thumb|right|ケヤキにとまるウンモンスズメの成虫.緑色の翅にピンクの脚と,派手な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190514ダイミョウセセリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51834s.jpg|250px|thumb|right|スイカズラにとまるダイミョウセセリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ダイミョウセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ダイミョウセセリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51834s.jpg|250px|thumb|right|スイカズラにとまるダイミョウセセリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ダイミョウセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ヒメウラナミジャノメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51840s.jpg|250px|thumb|right|ヒメウラナミジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ヒメウラナミジャノメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ヒメウラナミジャノメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51840s.jpg|250px|thumb|right|ヒメウラナミジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ヒメウラナミジャノメ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190512ニワハンミョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50925s.jpg|250px|thumb|right|ニワハンミョウの成虫(メス).メスは大アゴの有色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190512ニワハンミョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50925s.jpg|250px|thumb|right|ニワハンミョウの成虫(メス).メスは大アゴの有色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
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ががら山で[[トビイロツノゼミ_広島大学東広島キャンパス|トビイロツノゼミ]],キャンパス北部で[[ウシカメムシ_広島大学東広島キャンパス|ウシカメムシ]],[[ふれあいビオトープ]]で[[ハルゼミ_広島大学東広島キャンパス|ハルゼミ]]の抜け殻を観察することができました.
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また,[[生態実験園]]で[[メガネアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|メガネアサヒハエトリ]],工学部棟周辺で[[チャイロアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|チャイロアサヒハエトリ]]を観察することができました.
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|[[ファイル: 20190512トビイロツノゼミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50964s.jpg|250px|thumb|right|トビイロツノゼミの成虫.最も身近なツノゼミ類.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)|link=トビイロツノゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190514ウシカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51574s.jpg|250px|thumb|right|ウシカメムシの成虫.胸部から大きく突き出た一対の角が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190512ハルゼミ抜け殻_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51470s.jpg|250px|thumb|right|ハルゼミの抜け殻.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190516メガネアサヒハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52257s.jpg|250px|thumb|right|メガネアサヒハエトリの成体(オス).タカラダニに寄生されている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
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|[[ファイル: 20190512チャイロアサヒハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51328s.jpg|250px|thumb|right|チャイロアサヒハエトリの成体(メス).メスは脚が短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
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*2019.05.07-10 キャンパス内で[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]],植物園で[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]],キャンパス南部で[[トサハエトリ_広島大学東広島キャンパス|トサハエトリ]]を観察することができました.[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]]は広島県のRDBで準絶滅危惧種に指定されている昆虫です.
 
*2019.05.07-10 キャンパス内で[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]],植物園で[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]],キャンパス南部で[[トサハエトリ_広島大学東広島キャンパス|トサハエトリ]]を観察することができました.[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]]は広島県のRDBで準絶滅危惧種に指定されている昆虫です.
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|[[ファイル: 20190426セモンジンガサハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52360s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のセモンジンガサハムシ(成虫).イチモンジカメノコハムシに似るが,背中の金色に輝くX字紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=セモンジンガサハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190426セモンジンガサハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52360s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のセモンジンガサハムシ(成虫).イチモンジカメノコハムシに似るが,背中の金色に輝くX字紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=セモンジンガサハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
|[[ファイル: 20190426イチモンジカメノコハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52402s.jpg|250px|thumb|right|イチモンジカメノコハムシハムシ(成虫).セモンジンガサハムシに似るが,背中に金色の紋はなく,体も一回り大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=イチモンジカメノコハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20190426イチモンジカメノコハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52402s.jpg|250px|thumb|right|イチモンジカメノコハムシ(成虫).セモンジンガサハムシに似るが,背中に金色の紋はなく,体も一回り大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=イチモンジカメノコハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190422バラルリツツハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51000s.jpg|250px|thumb|right|バラルリツツハムシ(成虫).様々な樹木の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190422バラルリツツハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51000s.jpg|250px|thumb|right|バラルリツツハムシ(成虫).様々な樹木の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)]]
 
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==2018==
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==過去のニュース==
===12月===
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過去のニュースはこちら.
*2018.12.07 [[生態実験園]]の整備が終わり、通り抜けができるようになりました.
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{{テンプレート:東広島キャンパスの生き物}}
 
 
*2018.12.13-21 山中池周辺で[[オオトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス|オオトリノフンダマシ]]の卵嚢を,[[ふれあいビオトープ]]で[[ミナミカマバエ_広島大学東広島キャンパス|ミナミカマバエ]]と[[ミズギワカメムシ_広島大学東広島キャンパス|ミズギワカメムシ]],[[キノカワガ_広島大学東広島キャンパス|キノカワガ]]を観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル:20181213オオトリノフンダマシ卵嚢_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30841s.JPG|250px|thumb|right|オオトリノフンダマシの卵嚢.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 13, 2018)|link=オオトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181221ミナミカマバエ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30980s.JPG|250px|thumb|right|ミナミカマバエの成虫.双翅目の幼虫のようなものを捕らえて捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 21, 2018)|link=ミナミカマバエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181221キノカワガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_31002s.JPG|250px|thumb|right|キノカワガの成虫.とても巧妙な擬態で樹皮に溶け込んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 21, 2018)|link=キノカワガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20181221ミズギワカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_31076s.JPG|250px|thumb|right|水面に浮かぶミズギワカメムシの成虫.[[メミズムシ_広島大学東広島キャンパス|メミズムシ]]に似るが,触角が長く,複眼が丸っこい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 21, 2018)|link=ミズギワカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.12.21 山中池や[[ぶどう池]]に水鳥が飛来しています.[[カルガモ]]や[[ホシハジロ]]が観察できました.[[エナガ]]や[[メジロ]]の混群に出会いました.[[メジロ]]は[[ヤマハゼ]]の果実を採食していました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20181213カワウ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30864s.JPG|250px|thumb|right|アカマツの枝にとまるカワウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 13, 2018)]]
 
|[[ファイル:20181221カルガモ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_2949s.JPG|250px|thumb|right|カルガモ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 21, 2018)|link=カルガモ]]
 
|[[ファイル:20181221ミヤマホオジロオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_3005s.JPG|250px|thumb|right|ミヤマホオジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 21, 2018)|link=ミヤマホオジロ]]
 
|-
 
|[[ファイル:20181221キセキレイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_3057s.JPG|250px|thumb|right|キセキレイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 21, 2018)|link=キセキレイ]]
 
|[[ファイル:20181221メジロ01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_3094s.JPG|250px|thumb|right|[[ヤマハゼ]]の果実を食べに来たメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 21, 2018)|link=メジロ]]
 
|[[ファイル:20181221メジロ02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_3122s.JPG|250px|thumb|right|[[ヤマハゼ]]の果実を食べに来たメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 21, 2018)|link=メジロ]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2018.12.07 [[生態実験園]]でキンヒバリと[[オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス|オオカマキリ]]の卵鞘を観察することができました.キンヒバリは草深い湿地を好み,幼虫で越冬します.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20181207キンヒバリ幼虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30814s.JPG|250px|thumb|right|キンヒバリの幼虫(オス).幼虫で越冬する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 7, 2018)|link=キンヒバリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181207オオカマキリ卵鞘_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30779s.JPG|250px|thumb|right|オオカマキリの卵鞘.大きく丸みを帯びた形をしており,植物の枝や茎などに産み付けられることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Dec. 7, 2018)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.12.07 [[発見の小径]]沿いの[[ナンキンハゼ]]の木で,[[シジュウカラ]]や[[ヤマガラ]]が種子を採食していました.
 
{|
 
|[[ファイル:20181207シジュウカラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_2822s.JPG|250px|thumb|right|[[ナンキンハゼ]]の種子を採食するシジュウカラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 7, 2018)|link=シジュウカラ]]
 
|[[ファイル:20181207ヤマガラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_2841s.JPG|250px|thumb|right|[[ナンキンハゼ]]の種子を採食するヤマガラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 7, 2018)|link=ヤマガラ]]
 
|}
 
 
 
===11月の野鳥===
 
*2018.11.29 [[生態実験園]]周辺で[[ビンズイ]],[[ミヤマホオジロ]],[[エナガ]],[[ジョウビタキ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20181129ビンズイ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30511s.jpg|250px|thumb|right|切り株の上のビンズイ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ビンズイ]]
 
|[[ファイル: 20181129ミヤマホオジロオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30462s.jpg|250px|thumb|right|ヤマノイモの果実を食べるミヤマホオジロ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ミヤマホオジロ]]
 
|[[ファイル: 20181129エナガ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30535s.jpg|250px|thumb|right|エナガ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=エナガ]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20181129ジョウビタキオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30491s.jpg|250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
|}
 
 
 
山中池で[[マガモ]],[[ホシハジロ]],[[ヨシガモ]]などのカモ類を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20181129マガモオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30190s.jpg|250px|thumb|right|マガモ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=マガモ]]
 
|[[ファイル: 20181129ホシハジロオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30345s.jpg|250px|thumb|right|ホシハジロ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ホシハジロ]]
 
|[[ファイル: 20181129ホシハジロメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30112s.jpg|250px|thumb|right|ホシハジロ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ホシハジロ]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20181129ヨシガモオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30434s.jpg|250px|thumb|right|2羽のヨシガモ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ヨシガモ]]
 
|[[ファイル: 20181129ヨシガモメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_30277s.jpg|250px|thumb|right|ヨシガモ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 29, 2018)|link=ヨシガモ]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2018.11.09-16 毎週金曜日の野鳥調査の際に観察できた野鳥を紹介します.キャンパスの野鳥については,「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」もご覧ください.山中池では[[ホシハジロ]]や[[ヨシガモ]]などのカモが渡来しています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20181109ホシハジロオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32521s.JPG|250px|thumb|right|ホシハジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=ホシハジロ]]
 
|[[ファイル:20181109ヨシガモオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32536s.JPG|250px|thumb|right|ヨシガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=ヨシガモ]]
 
|[[ファイル:20181109ヨシガモメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32539s.JPG|250px|thumb|right|ヨシガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=ヨシガモ]]
 
|}
 
 
 
*[[発見の小径]]沿いの川で[[シジュウカラ]]や[[メジロ]],[[エナガ]]が混群を作り水浴びをしていました.川沿いの[[タラノキ]]に[[ジョウビタキ]]が飛来して果実をついばんでいました.
 
 
 
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|[[ファイル:20181116シジュウカラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32820s.JPG|250px|thumb|right|シジュウカラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=シジュウカラ]]
 
|[[ファイル:20181116メジロ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32824s.JPG|250px|thumb|right|メジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=メジロ]]
 
|[[ファイル:20181116ジョウビタキオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32852s.JPG|250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
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|[[ファイル:20181109ジョウビタキメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32616s.JPG|250px|thumb|right|[[タラノキ]]に飛来したジョウビタキ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
|[[ファイル:20181116ジョウビタキメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32832s.JPG|250px|thumb|right|ジョウビタキ(メス).[[タラノキ]]の果実をついばんでいました.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
|[[ファイル:20181116タラノキ果実_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32836s.JPG|250px|thumb|right|タラノキの果実(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=タラノキ]]
 
|}
 
 
 
 
 
*[[ぶどう池]]では[[オオバン]]が渡来しています.付近には決まって[[キセキレイ]]が観察できる場所があります.[[ウグイス]]が「チャッ・チャッ」と地鳴きをしています.
 
 
 
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|[[ファイル:20181109オオバン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32651s.JPG|250px|thumb|right|オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=オオバン]]
 
|[[ファイル:20181109キセキレイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32646s.JPG|250px|thumb|right|キセキレイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 9, 2018)|link=キセキレイ]]
 
|[[ファイル:20181116ウグイス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32840s.JPG|250px|thumb|right|ウグイス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=ウグイス]]
 
|}
 
 
 
*[[ぶどう池]]からキャンパス南部にかけて冬鳥の[[アトリ]]が観察できました.今年の初記録です.
 
 
 
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|[[ファイル:20181116アトリオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_32877s.JPG|250px|thumb|left|アトリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 16, 2018)|link=アトリ]]
 
|}
 
 
 
===11月===
 
*2018.11.23-24 [[生態実験園]]で[[カラスハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カラスハエトリ]]を,[[発見の小径]]沿いの小川で[[シマアメンボ_広島大学東広島キャンパス|シマアメンボ]]を,[[ふれあいビオトープ]]でオオミノガを観察することができました.[[カラスハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カラスハエトリ]]はササの葉の上で日光浴をしていました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181124カラスハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_29949s.jpg|250px|thumb|right|カラスハエトリの成体(オス)の正面顔.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 24, 2018)|link=カラスハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181124シマアメンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_29901s.JPG|250px|thumb|right|シマアメンボの成虫(無翅型).小さな虫を捕らえていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 24, 2018)|link=シマアメンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181123オオミノガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_29913s.jpg|250px|thumb|right|オオミノガの蓑.チャミノガとは異なりぶら下がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 23, 2018)|link=オオミノガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.11.10 キャンパス東部で[[ヒメカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ヒメカマキリ]]と[[カネタタキ_広島大学東広島キャンパス|カネタタキ]]を,[[生態実験園]]で[[ゴマダラチョウ_広島大学東広島キャンパス|ゴマダラチョウ]]の幼虫を観察することができました.[[ヒメカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ヒメカマキリ]]は林縁の樹上などで見られる小さいカマキリで,動きが素早くよく飛翔します.ゴマダラチョウの幼虫は越冬の準備に入ったようすで,体の色が茶褐色に変化していました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181110ヒメカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_25193s.JPG|250px|thumb|right|ヒメカマキリの成虫(メス).日当たりの良い低木上で2個体を確認することができた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 10, 2018)|link=ヒメカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181110カネタタキ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_25173s.JPG|250px|thumb|right|カネタタキの成虫(メス).メスには翅がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 10, 2018)|link=カネタタキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181110ゴマダラチョウ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_25373s.JPG|250px|thumb|right|ゴマダラチョウの幼虫.冬が近づいているため,体色が茶褐色に変化している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 10, 2018)|link=ゴマダラチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2018.11.6-9 キャンパス東部で[[カトウツケオグモ_広島大学東広島キャンパス|カトウツケオグモ]]を,[[ふれあいビオトープ]]周辺で[[ミナミカマバエ広島大学東広島キャンパス|ミナミカマバエ]]を観察することができました.[[カトウツケオグモ_広島大学東広島キャンパス|カトウツケオグモ]]はカニグモの仲間で,鳥の糞に擬態しています.[[ミナミカマバエ広島大学東広島キャンパス|ミナミカマバエ]]は水辺に生息し,カマキリに似た逆三角形状の頭部と,鎌状の前脚をもちます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181106カトウツケオグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_25054s.JPG|250px|thumb|right|カトウツケオグモの成体(メス).樹木の葉上などに稀に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 6, 2018)|link=カトウツケオグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181109ミナミカマバエ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_25137s.JPG|250px|thumb|right|ミナミカマバエの成虫.河川の淀みや田んぼなどの水際で見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 9, 2018)|link=ミナミカマバエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.11.4 [[ふれあいビオトープ]]にて観察会がありました.子どもたちとともに多くの生き物を観察することができたので,その一部を紹介します.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181104クロスジギンヤンマ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24870s.JPG|250px|thumb|right|クロスジギンヤンマの幼虫(ヤゴ).開放的で広々としたため池に多く見られるギンヤンマに対して,樹木に囲まれた小規模なため池に多く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181104コシボソヤンマ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24893s.JPG|250px|thumb|right|コシボソヤンマの幼虫(ヤゴ).後頭角が角ばり,突起があるのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=コシボソヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181104ウスイロシマゲンゴロウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24850s.JPG|250px|thumb|right|ウスイロシマゲンゴロウの成虫.関東以南に分布し,沖縄などでは普通に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=ウスイロシマゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20181104ヒメアカネ成虫成熟オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24787s.JPG|250px|thumb|right|ヒメアカネの成虫(成熟オス).マユタテアカネに似るが,胸部全面の模様が逆八の字型であること,眉斑がないこと,腹部の黒斑が目立つこと,腹部の先端が反らないことなどが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=ヒメアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181104マユタテアカネ成虫成熟オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24762s.JPG|250px|thumb|right|マユタテアカネの成虫(成熟オス).ヒメアカネに似るが,眉斑があること,腹部の黒斑が目立たないこと,腹部の先端が反ることなどが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=マユタテアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181104キアゲハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24838s.JPG|250px|thumb|right|キアゲハの幼虫.水辺に生えるセリなどの葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 4, 2018)|link=キアゲハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.10.27-11.2 ぶどう池周辺で[[ウグイス]]や[[オオバン]]を観察することができました.[[ウグイス]]は木の実などを,[[オオバン]]は[[ヒシ]]などの水草を採食していました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181102ウグイス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24331s.JPG|250px|thumb|right|ウグイス.地鳴きは「チャッ・チャッ」.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 2, 2018)|link=ウグイス]]
 
|[[ファイル: 20181102オオバン_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24341s.JPG|250px|thumb|right|オオバン.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 2, 2018)|link=オオバン]]
 
|}
 
 
 
*[[ぶどう池]]周辺でキトンボとセグロアシナガバチのオスを,[[生態実験園]]周辺でナツアカネを観察することができました.アシナガバチ類は一般的に人を攻撃するハチだと認識されています.しかし,オスのハチはメス(働きバチ)のように毒針を持たないため,刺される心配はありません.オスはメスに比べると顔面の色が薄く,大アゴが貧弱なので見分けることができます.ナツアカネは[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]]や[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]に似ていますが,[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]]とは体色や胸部側面の模様で,[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]とは大きさや複眼の色などで識別可能です.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181102セグロアシナガバチ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24294s.JPG|250px|thumb|right|正面から見たセグロアシナガバチ成虫のオス.毒針をもつ働きバチと比べると顔面の色が薄い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 2, 2018)|link=セグロアシナガバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181027キトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24014s.JPG|250px|thumb|right|キトンボ成虫(オス).全国各地で個体数が減少している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 27, 2018)|link=キトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181027ナツアカネ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24077s.JPG|250px|thumb|right|ナツアカネ成虫(オス).名前に「ナツ」と付くものの,晩秋まで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 27, 2018)|link=ナツアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*[[生態実験園]]周辺でエサキモンキツノカメムシとミノウスバとコガタコガネグモを観察することができました.エサキモンキツノカメムシは背中に黄色いハートのような模様がある特徴的なカメムシです.コガタコガネグモは[[コガネグモ_広島大学東広島キャンパス|コガネグモ]]に酷似しますが,隠れ帯(クモのそれぞれの脚の先にある白い帯)や腹部の模様の違いで識別可能です.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181027エサキモンキツノカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23969s.JPG|250px|thumb|right|エサキモンキツノカメムシ成虫.小楯板のハート模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 27, 2018)|link=エサキモンキツノカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181031ミノウスバ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24212s.JPG|250px|thumb|right|ミノウスバ成虫(オス).腹部末端には黒い毛束がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 31, 2018)|link=ミノウスバ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181031コガタコガネグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_24235s.JPG|250px|thumb|right|コガタコガネグモ成体(メス).隠れ帯のジグザグはコガネグモのものよりも細かいことが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 31, 2018)|link=コガタコガネグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
===10月===
 
*2018.10.20-26 キャンパス南部で[[エナガ]]を,[[ふれあいビオトープ]]周辺で[[ジョウビタキ]]のオスとメスを観察することができました.[[エナガ]]は[[シジュウカラ]]と混群を形成していました。[[ジョウビタキ]]はメスが激しく縄張りを主張していました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181020エナガ成鳥_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23555s.JPG|250px|thumb|right|エナガ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 20, 2018)|link=エナガ]]
 
|[[ファイル: 20181026ジョウビタキ成鳥オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23687s.JPG|250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス).メスに縄張りを追われていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
|[[ファイル: 20181026ジョウビタキ成鳥メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23687s.JPG|250px|thumb|right|身震いするジョウビタキ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=ジョウビタキ]]
 
|}
 
 
 
[[ふれあいビオトープ]]で[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]],オツネントンボ,ホソミオツネントンボを観察することができました.オツネントンボとホソミオツネントンボはともに成虫で越冬するトンボです.姿がよく似ていますが,胸部の模様が異なることや翅の縁紋の重なり方が違うことで識別できます.比べてみてください.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181020アキアカネ成虫成熟オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23590s.JPG|250px|thumb|right|アキアカネの成虫(成熟オス).ナツアカネの成熟したオスに似るが,胸部や顔面は赤くならない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 20, 2018)|link=アキアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181026オツネントンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23738s.JPG|250px|thumb|right|オツネントンボ成虫(メス).前後翅の縁紋は重ならない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=オツネントンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181026ホソミオツネントンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23738s.JPG|250px|thumb|right|ホソミオツネントンボ成虫(オス).前後翅の縁紋は重なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパス南部で[[ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス|ハンミョウ(ナミハンミョウ)]]の幼虫を,東部でヒメシャチホコの幼虫を,[[生態実験園]]周辺でミヤマカラスアゲハの幼虫を観察することができました。[[ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス|ハンミョウ]]の幼虫は湿った裸地に巣穴を構え,通りかかった小昆虫を素早く捕えます。ニラのような細長い植物を巣穴に入れると釣れることから「にらむし」の別名を持ちます。
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20181020ハンミョウ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23526s.JPG|250px|thumb|right|獲物が来るのを待つハンミョウの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 20, 2018)|link=ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181026ヒメシャチホコ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23814s.JPG|250px|thumb|right|アベマキの幹で静止するヒメシャチホコの幼虫.異形の姿をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=ヒメシャチホコ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181026ミヤマカラスアゲハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23910s.JPG|250px|thumb|right|ミヤマカラスアゲハの幼虫.カラスアゲハの幼虫に似るが,ミヤマカラスアゲハでは眼状紋の下を走る黄色い線が後胸部まで達する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 26, 2018)|link=ミヤマカラスアゲハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.10.13-19 キャンパス南部で[[セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス|セグロイナゴ]],ヒロバネカンタン,ニホンミツバチを観察することができました.ヒロバネカンタンはカンタンによく似ますが,オスメスともに腹部に黒い線がないことで識別できます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20181003セグロイナゴ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22644s.JPG|250px|thumb|right|セグロイナゴ成虫(オス).開けた場所にいるが,人が近づくと茂みの中へ逃げ込むように飛翔する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 13, 2018)|link=セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181005ヒロバネカンタン成虫オス東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23103s.JPG|250px|thumb|right|ヒロバネカンタン成虫(オス).オスの翅は幅が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 15, 2018)|link=ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181015ニホンミツバチ(働きバチ)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23133s.JPG|250px|thumb|right|セイタカアワダチソウの花粉や蜜を集めるニホンミツバチの働きバチ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 15, 2018)|link=ニホンミツバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパス東部で[[クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス|クルマバッタ]],[[ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス|ハンミョウ]],[[オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス|オオカマキリ]]を観察することができました.画像のようにカマキリのメスは産卵に備えて栄養をつけるために,しばしば同種のオスを食べてしまいます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20181003クルマバッタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22846s.JPG|250px|thumb|right|褐色型のクルマバッタ成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 13, 2018)|link=クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181005ナミハンミョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23081s.JPG|250px|thumb|right|ハンミョウ(ナミハンミョウ)の成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 15, 2018)|link=ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181016オオカマキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23191s.JPG|250px|thumb|right|オスを捕食するオオカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2018)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[発見の小径]]で[[カネタタキ_広島大学東広島キャンパス|カネタタキ]],[[リスアカネ_広島大学東広島キャンパス|リスアカネ]],[[イボバッタ_広島大学東広島キャンパス|イボバッタ]],[[シバスズ_広島大学東広島キャンパス|シバスズ]]を観察することができました.[[カネタタキ_広島大学東広島キャンパス|カネタタキ]]は歩いては鳴くを繰り返していました.
 
 
 
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|[[ファイル:20181013カネタタキ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22739s.JPG|250px|thumb|right|鳴くカネタタキの成虫(オス).鳴き声は「チッチッチッ」と単調.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 13, 2018)|link=カネタタキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181013リスアカネ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22771s.JPG|250px|thumb|right|リスアカネの成虫(メス).ノシメトンボのメスに似るが,胸部側面の模様や腹部の黄斑の大きさで識別可能.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 13, 2018)|link=リスアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181019イボバッタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23407s.JPG|250px|thumb|right|イボバッタの成虫(メス).上から見たときに脚の黒い模様がよく目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 19, 2018)|link=イボバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20181019シバスズ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_23408s.JPG|250px|thumb|right|シバスズの成虫(オス).「ジー,ジー」と不規則に鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 19, 2018)|link=シバスズ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.10.9-12 [[生態実験園]]で[[アサギマダラ_広島大学東広島キャンパス|アサギマダラ]],[[セスジスズメ_広島大学東広島キャンパス|セスジスズメ]],[[セスジツユムシ_広島大学東広島キャンパス|セスジツユムシ]],[[ネコハエトリ_広島大学東広島キャンパス|ネコハエトリ]]を観察することができました.[[アサギマダラ_広島大学東広島キャンパス|アサギマダラ]]は渡りをするチョウで,秋には各地で南下中の個体を見ることができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20181009アサギマダラ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22216s.jpg|250px|thumb|right|アサギマダラ成虫(オス).よくサワヒヨドリやフジバカマの花から吸蜜する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct 9, 2018)|link=アサギマダラ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181009セスジスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22184s.jpg|250px|thumb|right|[[ヤブガラシ]]の葉を食べるセスジスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct 9, 2018)|link=セスジスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20181012セスジツユムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22311s.jpg|250px|thumb|right|セスジツユムシ成虫(メス).メスの背中の筋は黄色い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct 12, 2018)|link=セスジツユムシ]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20181012ネコハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_22351s.jpg|250px|thumb|right|ネコハエトリ成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct 12, 2018)|link=ネコハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.10.1-2 山中池周辺で[[キボシマルウンカ_広島大学東広島キャンパス|キボシマルウンカ]]と[[シマヘビ]]の黒化型と[[オオウラギンスジヒョウモン_広島大学東広島キャンパス|オオウラギンスジヒョウモン]]と[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]]を観察することができました.[[キボシマルウンカ_広島大学東広島キャンパス|キボシマルウンカ]]はテントウムシにそっくりな姿をしていますが,テントウムシでないどころか甲虫ですらなく,カメムシと同じ半翅目に属しています.[[シマヘビ]]の黒化型はメラニズムが生じて全身や虹彩が真っ黒になっており,カラスヘビとも呼ばれます.[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]]は農薬などが原因で各地で減少しています.
 
 
 
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|[[ファイル:20181001キボシマルウンカ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21432s.JPG|250px|thumb|right|キボシマルウンカ成虫.テントウムシによく似ている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=キボシマルウンカ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181001シマヘビ黒化型成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21503s.JPG|250px|thumb|right|シマヘビの成蛇(黒化型).カラスヘビとも呼ばれる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=シマヘビ]]
 
|[[ファイル:20181001オオウラギンスジヒョウモン成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21509s.JPG|250px|thumb|right|オオウラギンスジヒョウモン成虫のメス.草原から森林への遷移が進んで個体数が増加している地域があるという.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=オオウラギンスジヒョウモン_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル:20181001アキアカネ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21529s.JPG|250px|thumb|right|アキアカネ成虫(メス).童謡にも登場するように日本人にとって馴染み深いトンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=アキアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]で[[オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアオイトトンボ]]と[[ウラギンヒョウモン_広島大学東広島キャンパス|ウラギンヒョウモン]]と[[スジグロシロチョウ_広島大学東広島キャンパス|スジグロシロチョウ]]と[[メスグロヒョウモン_広島大学東広島キャンパス|メスグロヒョウモン]]と[[ジョロウグモ_広島大学東広島キャンパス|ジョロウグモ]]が観察できました.[[スジグロシロチョウ_広島大学東広島キャンパス|スジグロシロチョウ]]のオスの発香鱗はレモンの香りがすることで知られています.
 
 
 
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|[[ファイル:20181001オオアオイトトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21546s.JPG|250px|thumb|right|オオアオイトトンボ成虫(オス).成熟してもアオイトトンボのように粉を吹かない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181001ウラギンヒョウモン成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21632s.JPG|250px|thumb|right|[[ミゾソバ]]の花で翅を開くウラギンヒョウモン成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=ウラギンヒョウモン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181001スジグロシロチョウ成虫夏型オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21747s.JPG|250px|thumb|right|[[ミゾソバ]]の花の蜜を吸うスジグロシロチョウ成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=スジグロシロチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル:20181001メスグロヒョウモン成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21643s.JPG|250px|thumb|right|メスグロヒョウモン成虫(オス).ミドリヒョウモンのオスによく似る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=メスグロヒョウモン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181001ジョロウグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21668s.JPG|250px|thumb|right|ジョロウグモ成体(メス).オスと比べるととても大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 1, 2018)|link=ジョロウグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[ふれあいビオトープ]]で[[エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス|エンマコオロギ]],[[チョウセンカマキリ_広島大学東広島キャンパス|チョウセンカマキリ]],[[テントウノミハムシ_広島大学東広島キャンパス|テントウノミハムシ]]を観察することができました.エンマコオロギのオスは秋にコロコロリーと美しい声で鳴きます.テントウノミハムシはテントウムシにそっくりですがハムシの仲間で,その証拠に触角が長いです.
 
 
 
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|[[ファイル:20181002エンマコオロギ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21901s.JPG|250px|thumb|right|エンマコオロギ成虫(メス).産卵管が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2018)|link=エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181002チョウセンカマキリ成虫交尾_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21913s.JPG|250px|thumb|right|交尾中のチョウセンカマキリ.2匹のオスが1匹のメスに群がっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2018)|link=チョウセンカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20181002テントウノミハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21875s.JPG|250px|thumb|right|テントウノミハムシ成虫.ナミテントウによく似ている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2018)|link=テントウノミハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
===9月===
 
 
 
*2018.09.28 中央図書館前の花壇でオオスカシバとホシホウジャクを観察することができました.どちらも昼行性のスズメガで,ホバリングしながら花の蜜を吸います.[[生態実験園]]でニホンイシガメとヤマトシリアゲを観察することができました.秋型のヤマトシリアゲは春型に比べて小柄で,体色が橙色なためベッコウシリアゲの異名をもちます.[[発見の小径]]で[[オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス|オオカマキリ]]とコカマキリを観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル:20180928ホシホウジャク成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21105s.JPG|250px|thumb|right|アベリアの花で吸蜜するホシホウジャク成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=ホシホウジャク_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180928オオスカシバ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21121s.JPG|250px|thumb|right|アベリアの花の周りをせわしなく飛び回るオオスカシバの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=オオスカシバ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180928ニホンイシガメ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21189s.JPG|250px|thumb|right|倒木の上で日光浴をするニホンイシガメの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=ニホンイシガメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル:20180928ヤマトシリアゲ秋型成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21292s.JPG|250px|thumb|right|ガの死骸を食べようとするヤマトシリアゲ秋型のオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180928オオカマキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21387s.JPG|250px|thumb|right|オオカマキリ成虫のオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180928コカマキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_21400s.JPG|250px|thumb|right|コカマキリの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 28, 2018)|link=コカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.09.21 毎週金曜日の野鳥調査の際,[[生態実験園]]で[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]のメスと[[ニホンカナヘビ]]を観察することができました.非繁殖期の[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]は普段樹上生活していると考えられており,姿を見ることができたのは珍しいことです.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180921シュレーゲルアオガエル成体メス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_31610s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの成体(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 21, 2018)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180921ニホンカナヘビ成体_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_31617s.JPG|250px|thumb|right|ニホンカナヘビの成体(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 21, 2018)|link=ニホンカナヘビ]]
 
|[[ファイル:20180921ツバメシジミ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_31569s.JPG|250px|thumb|right|ツバメシジミの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 21, 2018)|link=ツバメシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.09.13-14 キャンパス内で様々なバッタ目の昆虫が観察されました.山中池周辺の草地では[[オンブバッタ_広島大学東広島キャンパス|オンブバッタ]],[[ショウリョウバッタモドキ_広島大学東広島キャンパス|ショウリョウバッタモドキ]]の成虫が観察できました.[[生態実験園]]の低木には[[ヤマクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス|ヤマクダマキモドキ]]が観察できました.同属の[[サトクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス|サトクダマキモドキ]]に似ていますが,ヤマは脛節が赤いのが特徴です.[[ふれあいビオトープ]]周辺の草地ではクサキリ,クルマバッタモドキ,トノサマバッタなどが観察できました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180913オンブバッタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_19436s.JPG|250px|thumb|right|オンブバッタ成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 13, 2018)|link=オンブバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180913ショウリョウバッタモドキ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_19509s.JPG|250px|thumb|right|ショウリョウバッタモドキ成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 13, 2018)|link=ショウリョウバッタモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180913ヤマクダマキモドキ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_19595s.JPG|250px|thumb|right|ヤマクダマキモドキ成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 13, 2018)|link=ヤマクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180914クサキリ成虫メス_東広島市鏡山_IMG_19656s.JPG|250px|thumb|right|クサキリ成虫(メス).産卵管が見える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 14, 2018)|link=クサキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180914クルマバッタモドキ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_19634s.JPG|250px|thumb|right|クルマバッタモドキ成虫(オス).オスはメスより小柄で,後脚の一部が赤い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 14, 2018)|link=クルマバッタモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180914トノサマバッタ成虫オス_東広島市鏡山_IMG_19658s.JPG|250px|thumb|right|トノサマバッタ成虫(オス).人が近づくとよく飛んで逃げる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 14, 2018)|link=トノサマバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.09.07 キャンパス内で[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]や[[ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス|ミンミンゼミ]]が鳴いています.秋の虫も多く鳴いています.
 
 
 
===8月===
 
*2018.08.24 キャンパス内で[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]]の雌雄が観察できました.アオイトトンボ科のトンボは翅を開いた状態で静止します.イトトンボ科の[[キイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|キイトトンボ]]と比較してみてください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180824アオイトトンボ成熟オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30843s.JPG|250px|thumb|right|アオイトトンボの成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 24, 2018)|link=アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180824アオイトトンボ成虫メス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30849s.JPG|250px|thumb|right|アオイトトンボの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 24, 2018)|link=アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180824キイトトンボ成虫メス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30871s.JPG|250px|thumb|right|キイトトンボの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 24, 2018)|link=キイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.08.17 毎週金曜日の野鳥調査の際,テニスコート沿いで[[ヒバリ]]を観察することができました.昆虫は[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]や[[ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス|ミンミンゼミ]],[[オオシオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオシオカラトンボ]],[[ウラギンシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラギンシジミ]]なども観察できました.
 
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|[[ファイル:20180817ヒバリ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30761s.JPG|250px|thumb|right|ヒバリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=ヒバリ]]
 
|[[ファイル:20180817アブラゼミ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30758s.JPG|250px|thumb|right|アブラゼミ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180817ミンミンゼミ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30672s.JPG|250px|thumb|right|ミンミンゼミ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180817オオシオカラトンボ成熟オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30688s.JPG|250px|thumb|right|オオシオカラトンボ成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=オオシオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180817ウラギンシジミ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30665s.JPG|250px|thumb|right|ウラギンシジミ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=ウラギンシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.08.10 キャンパス内で[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]などが盛んに鳴いています.毎週金曜日の野鳥調査の際には発見の小径沿いで[[ベニシジミ_広島大学東広島キャンパス|ベニシジミ]]や[[タイワンウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス|タイワンウチワヤンマ]]などが観察できました.[[タイワンウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス|タイワンウチワヤンマ]]は[[ぶどう池]]で縄張りを主張していました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180810アブラゼミ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30564s.JPG|250px|thumb|right|アブラゼミ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 10, 2018)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180810ベニシジミ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30517s.JPG|250px|thumb|right|ベニシジミ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 10, 2018)|link=ベニシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180810タイワンウチワヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30498s.JPG|250px|thumb|right|タイワンウチワヤンマ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 10, 2018)|link=タイワンウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.08.03 毎週金曜日の野鳥調査の際に[[アオサギ]]や[[ヒバリ]],[[シオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス|シオカラトンボ(成熟オス)]],[[オニヤンマ_広島大学東広島キャンパス|オニヤンマ]],[[ヒメアカネ_広島大学東広島キャンパス|ヒメアカネ(未成熟オス)]]が観察できました.キャンパス内では,[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]や[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]],[[ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス|ミンミンゼミ]],[[クマゼミ_広島大学東広島キャンパス|クマゼミ]],[[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]]が鳴いています.
 
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|[[ファイル:20180803アオサギ_東広島市鏡山_池田撮影_池田撮影_IMG_30256s.JPG|250px|thumb|right|アオサギ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 3, 2018)|link=アオサギ]]
 
|[[ファイル:20180803ヒバリ_東広島市鏡山_池田撮影_池田撮影_IMG_30295s.JPG|250px|thumb|right|木陰で涼むヒバリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 3, 2018)|link=ヒバリ]]
 
|[[ファイル:20180803シオカラトンボ成熟オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30231s.JPG|250px|thumb|right|シオカラトンボ成熟オス.成熟すると全体的に青い粉を吹き水色となる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 3, 2018)|link=シオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180817オニヤンマ成虫オス01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30698s.JPG|250px|thumb|right|オニヤンマの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 17, 2018)|link=オニヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180803ヒメアカネ未成熟オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30290s.JPG|250px|thumb|right|ヒメアカネ未成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 3, 2018)|link=ヒメアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180803アブラゼミ抜け殻_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30226s.JPG|250px|thumb|right|アブラゼミの抜け殻(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Aug. 3, 2018)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
===7月===
 
*2018.07.27 [[生態実験園]]で,産卵中の[[ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|ベニイトトンボ]]と[[キイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|キイトトンボ]]が観察できました.また,[[生態実験園]]内の水田で初めて[[トノサマガエル_広島大学東広島キャンパス|トノサマガエル]]の幼生(オタマジャクシ)や幼体が確認できました.[[生態実験園]]内で初めての[[トノサマガエル_広島大学東広島キャンパス|トノサマガエル]]繁殖の確認です.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180727ベニイトトンボ雌雄産卵中_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30198s.JPG|250px|thumb|right|産卵中のベニイトトンボのペア(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 27, 2018)|link=ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180727キイトトンボ雌雄産卵中_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30199s.JPG|250px|thumb|right|産卵中のキイトトンボのペア(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 27, 2018)|link=キイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180727トノサマガエル幼体_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30203s.JPG|250px|thumb|right|トノサマガエル幼体(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 27, 2018)|link=トノサマガエル]]
 
|}
 
 
 
*2018.07.20 キャンパス内で[[ムラサキツバメ_広島大学東広島キャンパス|ムラサキツバメ]]や[[ウラギンシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラギンシジミ]]などのシジミチョウ科のチョウやセセリチョウ科の[[ホソバセセリ_広島大学東広島キャンパス|ホソバセセリ]]が観察できました.[[シロコブゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|シロコブゾウムシ]]や[[オオアメンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアメンボ]]も見られました.
 
{|
 
|[[ファイル: 20180720ムラサキツバメ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15732s.JPG|250px|thumb|right|翅を閉じて静止するムラサキツバメ成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 20, 2018)|link=ムラサキツバメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180720ウラギンシジミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15768s.JPG|250px|thumb|right|ウラギンシジミ成虫(メス).翅裏は全体的に白銀色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 20, 2018)|link=ウラギンシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180720ホソバセセリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15853s.JPG|250px|thumb|right|ホソバセセリ成虫(メス).日当たりの悪い場所でよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 20, 2018)|link=ホソバセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180720ツマグロヒョウモン成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_30059s.JPG|250px|thumb|right|ツマグロヒョウモン成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 20, 2018)|link=ツマグロヒョウモン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180720シロコブゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IIMG_15857s.JPG|250px|thumb|right|ハギの葉上にいるシロコブゾウムシ成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 20, 2018)|link=シロコブゾウムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180720オオアメンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15771s.JPG|250px|thumb|right|オオアメンボ成虫.水面を悠々と泳ぐ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 20, 2018)|link=オオアメンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.07.10-12 山中池周辺で[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]],[[アオスジアゲハ_広島大学東広島キャンパス|アオスジアゲハ]],[[アオメアブ_広島大学東広島キャンパス|アオメアブ]]が観察できました.[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]]は少し小柄なセミで,翅の模様が保護色となって樹皮と見分けがつきにくいです.[[アオスジアゲハ_広島大学東広島キャンパス|アオスジアゲハ]]は翅の青い模様が特徴で,花の周りをせわしなく飛び回ります.[[アオメアブ_広島大学東広島キャンパス|アオメアブ]]は[[シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス|シオヤアブ]]と同じムシヒキアブ科の昆虫で,光の強弱によって複眼の色が変化します.
 
{|
 
|[[ファイル: 20180710ニイニイゼミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15193s.JPG|250px|thumb|right|ニイニイゼミ(成虫).右にはムネアカオオアリの姿も確認できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul.10, 2018)|link=ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180711アオスジアゲハ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15309s.JPG|250px|thumb|right|[[ヤブガラシ]]の花で吸蜜するアオスジアゲハ(成虫).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul.11, 2018)|link=アオスジアゲハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20180712アオメアブ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_15445s.JPG|250px|thumb|right|イネ科植物の葉にとまるアオメアブ(成虫).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2018)|link=アオメアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.07.09 大雨による土砂崩れや道路の陥没,倒木などがありますので,しばらくの間,[[生態実験園]]を閉鎖します.
 
*2018.07.02 キャンパス内で[[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]]が鳴き始めました.
 
 
 
===6月===
 
*2018.06.29 キャンパス内で[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]]が鳴き始めました.毎週金曜日の野鳥調査で[[コシアカツバメ]]が巣の近くで止まっているのが観察できました.[[ツバメ]]とは違いとっくり型の巣を作ります.また,[[キマダラセセリ_広島大学東広島キャンパス|キマダラセセリ]]と[[ウラナミアカシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラナミアカシジミ]]が観察できました.
 
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|[[ファイル:20180629コシアカツバメ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29998s.JPG|250px|thumb|left|コシアカツバメ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 22, 2018)|link=コシアカツバメ]]
 
|[[ファイル:20180629キマダラセセリ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29982s.JPG|250px|thumb|right|キマダラセセリ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 29, 2018)|link=キマダラセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180629ウラナミアカシジミ成虫02_東広島市鏡山_谷口昌司・範子撮影_IMG_1224s.JPG|250px|thumb|right|ウラナミアカシジミ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子, Jun. 29, 2018)|link=ウラナミアカシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.06.24 [[生態実験園]]で[[オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|オオヒカゲ]],[[シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス|シオヤアブ]],[[オビガ_広島大学東広島キャンパス|オビガ]]が観察できました.オオヒカゲはジャノメチョウ類の国内最大種です.シオヤアブは飛翔する昆虫などを襲って捕食するムシヒキアブ科の昆虫で,オスの腹部末端に生える白い毛が塩のように見えることが名前の由来です.オビガは日本固有種で,スイカズラ科の[[スイカズラ]]や[[ハコネウツギ]]などが食草です.
 
 
 
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|[[ファイル:20180624オオヒカゲ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影IMG_14772s.JPG|250px|thumb|right|オオヒカゲ成虫(メス).主に林縁などで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2018)|link=オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180624シオヤアブ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影IMG_14895s.JPG|250px|thumb|right|シオヤアブ成虫(オス).セマダラコガネを捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2018)|link=シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180624オビガ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影IMG_14902s.JPG|250px|thumb|right|オビガ成虫(メス).交尾中である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2018)|link=オビガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.06.15 キャンパス内で観察できた昆虫を紹介します.[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]の成熟オスと未成熟オスが見られました.成熟して真っ赤になる前はメスと体色が似ていて見分けが難しいです.
 
 
 
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|[[ファイル:20180615ショウジョウトンボ成熟オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29833s.JPG|250px|thumb|right|ショウジョウトンボ成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615ショウジョウトンボ未成熟オス01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29841s.JPG|250px|thumb|right|ショウジョウトンボの未成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615ショウジョウトンボ未成熟オス02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29842s.JPG|250px|thumb|right|ショウジョウトンボの未成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
**[[ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|ベニイトトンボ]]は環境省RDBの準絶滅危惧(NT),広島県RDBの要注意種(AN)に指定されています.[[クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|クロイトトンボ]]は比較的よく目にすることができるイトトンボ科の仲間です.雌雄が連結中でした.[[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]は,イトトンボ科ではなくモノサシトンボ科に分類され,腹部の模様がものさしの目盛りのように見えることからその名が付いています.
 
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|[[ファイル:20180615ベニイトトンボ成虫オス01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29860s.JPG|250px|thumb|right|ベニイトトンボ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615クロイトトンボ雌雄連結中_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29850s.JPG|250px|thumb|right|連結中のクロイトトンボの雌雄(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615モノサシトンボ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29848s.JPG|250px|thumb|right|モノサシトンボ成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
**チョウの仲間は[[オオチャバネセセリ_広島大学東広島キャンパス|オオチャバネセセリ]]や[[コミスジ_広島大学東広島キャンパス|コミスジ]],[[ツバメシジミ_広島大学東広島キャンパス|ツバメシジミ]]などが観察できました.ガ(蛾)の仲間で珍しい模様をした[[ビロードハマキ_広島大学東広島キャンパス|ビロードハマキ]]を観察することができました.下側が頭です.
 
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|[[ファイル:20180615オオチャバネセセリ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29892s.JPG|250px|thumb|right|オオチャバネセセリ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=オオチャバネセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615コミスジ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29867s.JPG|250px|thumb|right|コミスジ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=コミスジ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615ツバメシジミ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29886s.JPG|250px|thumb|right|ツバメシジミ成虫.尾状突起が欠けている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ツバメシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180615ビロードハマキ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29905s.JPG|250px|thumb|right|ビロードハマキ成虫.下側が頭部.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ビロードハマキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615カノコガ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29924s.JPG|250px|thumb|right|カノコガ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=カノコガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615コガネムシ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29870s.JPG|250px|thumb|right|コガネムシ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=コガネムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.06.15 キャンパス内で[[アラカシ]]の樹液に集まっているカブトムシを観察できました.[[生態実験園]]では,[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]が今年初めて観察できました.成熟したオスは全身真っ赤になります.毎週金曜日の野鳥調査では,[[カワラヒワ]]や[[ホオジロ]]が観察できました.[[ウグイス]]や[[ヒヨドリ]]の鳴き声も多く聞かれました.<u>[[東広島キャンパスの鳥類相|東広島キャンパスの鳥についての詳細なページはこちら(東広島キャンパスの鳥類相]])</u>.
 
 
 
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|[[ファイル:20180615カブトムシ成虫メス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29927s.JPG|250px|thumb|right|カブトムシの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)]]
 
|[[ファイル:20180615ショウジョウトンボ成熟オス01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29861s.JPG|250px|thumb|right|ショウジョウトンボの成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180615ショウジョウトンボ成熟オス02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29833s.JPG|250px|thumb|right|ショウジョウトンボの成熟オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180615カワラヒワ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29881s.JPG|250px|thumb|right|カワラヒワ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=カワラヒワ]]
 
|[[ファイル:20180615ホオジロ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29925s.JPG|250px|thumb|right|ホオジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 15, 2018)|link=ホオジロ]]
 
|}
 
 
 
*2018.06.02 [[ふれあいビオトープ]]で,[[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]のメスと[[ナミテントウ_広島大学東広島キャンパス|ナミテントウ(紅型)]]が観察できました.モノサシトンボは普通のトンボ(シオカラトンボやアキアカネなど)に比べると体は小さく,細長いです.イトトンボ科のトンボに比べると体が大きく,目が離れています.ナミテントウには色々な変異があり,写真の個体は紅型と呼ばれています.[[生態実験園]]で,[[クズノチビタマムシ_広島大学東広島キャンパス|クズノチビタマムシ]]が観察できました.クズの葉を食べる小さなタマムシの仲間です.
 
{|
 
|[[ファイル:20180602_モノサシトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_10789s.JPG|250px|thumb|right|正面から見たモノサシトンボ成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 2, 2018)|link=モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180602ナミテントウ成虫(紅型)_広島県東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_10824s.JPG|250px|thumb|right|ナミテントウ成虫(紅型).キャンパス内では比較的よく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 2, 2018)|link=ナミテントウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180602クズノチビタマムシ成虫_広島県東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_10762s.JPG|250px|thumb|right|[[クズ]]の葉表にいたクズノチビタマムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 2, 2018)|link=クズノチビタマムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.06.01 [[生態実験園]]で,[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]が変態しています.[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]の幼生(オタマジャクシ)も観察できました.毎週金曜日の野鳥調査では,理学部付近で[[イソヒヨドリ]]のメスが観察できました.
 
 
 
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|[[ファイル:20180601ニホンアカガエル変態中_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29682s.JPG|250px|thumb|right|変態中のニホンアカガエル(広島大学東広島キャンパス 生態実験園; 撮影: 池田誠慈, Jun. 1, 2018)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180601シュレーゲルアオガエル幼生_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29683s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの幼生(広島大学東広島キャンパス 生態実験園; 撮影: 池田誠慈, Jun. 1, 2018)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180601イソヒヨドリメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29668s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 1, 2018)|link=イソヒヨドリ]]
 
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|[[ファイル:20180601ハンミョウ成虫01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29721s.JPG|250px|thumb|right|ハンミョウの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 1, 2018)|link=ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180601アサマイチモンジ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29714s.JPG|250px|thumb|right|アサマイチモンジの表(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 1, 2018)|link=アサマイチモンジ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
===5月===
 
*2018.05.11 [[発見の小径]]沿いでモンキアゲハや[[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]],[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]]の幼虫が観察できました.[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]]の幼虫はモクセイ科の[[ネズミモチ]]の葉っぱを食べていました.
 
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|[[ファイル:20180511モンキアゲハ成虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29022s.JPG|250px|thumb|right|モンキアゲハの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 11, 2018)]]
 
|[[ファイル:20180511ヨツボシトンボ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28985s.JPG|250px|thumb|right|ヨツボシトンボの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 11, 2018)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180511イボタガ幼虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_29058s.JPG|250px|thumb|right|[[ネズミモチ]]を食べるイボタガの幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 11, 2018)|link=イボタガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2018.05.04 毎週金曜日に行われている野鳥観察で,[[スズメ]]や[[カワラヒワ]],[[ヤマガラ]],[[ミサゴ]]などが観察できました.東広島キャンパスの野鳥については「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」もご覧ください.
 
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|[[ファイル:20180504スズメ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28869s.JPG|250px|thumb|right|スズメ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 4, 2018)|link=スズメ]]
 
|[[ファイル:20180504カワラヒワ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28860s.JPG|250px|thumb|right|カワラヒワ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 4, 2018)|link=カワラヒワ]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180504ヤマガラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28827s.JPG|250px|thumb|right|ヤマガラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 4, 2018)|link=ヤマガラ]]
 
|[[ファイル:20180504ミサゴ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28874s.JPG|250px|thumb|right|ミサゴ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 4, 2018)|link=ミサゴ]]
 
|}
 
 
 
===4月===
 
*2018.04.30 [[生態実験園]]で[[ニホンイシガメ]]の幼体と[[ヒバカリ]]の成蛇を観察することができました.[[ニホンイシガメ]]の幼体は甲羅が銭(ぜに)のように円く,古くは本種の幼体を指して「銭亀(ぜにがめ)」と呼んでいました.[[ヒバカリ]]は小型のヘビで,カエルやオタマジャクシを餌とします.首の後ろに黄色い模様があるのが特徴です.[[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]]が飛行している写真も撮影できました.
 
 
 
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|[[ファイル:20180430ニホンイシガメ幼体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_9254s.JPG|250px|thumb|right|ニホンイシガメ幼体(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 30, 2018)|link=ニホンイシガメ]]
 
|[[ファイル:20180430ヒバカリ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_9260s.JPG|250px|thumb|right|ヒバカリ成蛇(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 30, 2018)|link=ヒバカリ]]
 
|[[ファイル:20180430ヨツボシトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_9130s.JPG|250px|thumb|right|飛行中のヨツボシトンボ成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 30, 2018)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2018.04.27 教育学部周辺で[[イソヒヨドリ]]のオスがさえずっていました.海岸や島しょ部で見られることの多い鳥ですが,最近は都市部にも進出してきています.
 
 
 
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|[[ファイル:20180427イソヒヨドリオス01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28648s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 27, 2018)]]
 
|[[ファイル:20180427イソヒヨドリオス02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28642s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 27, 2018)]]
 
|[[ファイル:20180427イソヒヨドリオス03_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_28640s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 27, 2018)]]
 
|}
 
 
 
*2018.04.10-15 [[生態実験園]]や[[ふれあいビオトープ]]で,[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]が鳴き始めました.抱接したペアを観察することができました.また,[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の幼生(オタマジャクシ)を観察することができます.背中に2つ斑点があることで[[ヤマアカガエル]]の幼生と区別ができます.
 
 
 
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|[[ファイル:20180415シュレーゲルアオガエル成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_8695s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエル成体(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 15, 2018)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180415シュレーゲルアオガエル抱接_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_8685s.JPG|250px|thumb|right|抱接中のシュレーゲルアオガエル(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 15, 2018)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180413ニホンアカガエル幼生_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_27880s.JPG|250px|thumb|left|ニホンアカガエルの幼生(オタマジャクシ).背中に2つの斑点がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 30, 2018)|link=ニホンアカガエル]]
 
|}
 
 
 
===3月===
 
*2018.03.11 [[ふれあいビオトープ]]で,[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]がふ化しています.まだ新たに産まれた卵塊も目にすることができます.ニホンアカガエルについては[[ニホンアカガエル|広島県版のニホンアカガエル]]のページもご覧ください.親の雌雄の見分け方などを掲載しています.
 
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|[[ファイル:20180311ニホンアカガエルふ化直後幼生_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24852.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルのふ化直後の幼生(オタマジャクシ)(広島県東広島市 東広島キャンパスふれあいビオトープ; 撮影: 池田誠慈, Mar. 11, 2018)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20180311ニホンアカガエル卵塊_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24850.JPG|250px|thumb|right|産まれてまもない卵塊(広島県東広島市 東広島キャンパスふれあいビオトープ; 撮影: 池田誠慈, Mar. 11, 2018)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
===2月===
 
*2018.02.02 [[ぶどう池]]で,水鳥の仲間が観察できました.多かったのが[[オオバン]]と[[ヒドリガモ]]でした.[[ヨシガモ]]や[[カイツブリ]],[[アオサギ]],[[ダイサギ]]も見ることができました.[[オオバン]]や[[カイツブリ]]はカモの仲間に似ていますが,それぞれツル目クイナ科とカイツブリ目カイツブリ科で,いわゆるカモの仲間の[[ヒドリガモ]]や[[ヨシガモ]]はカモ目カモ科に分類されています.
 
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|[[ファイル:20180202オオバン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24237.JPG|250px|thumb|right|オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=オオバン]]
 
|[[ファイル:20180202ヒドリガモ雌雄_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24227.JPG|250px|thumb|right|ヒドリガモの雌雄(左がメス,右がオス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヒドリガモ]]
 
|[[ファイル:20180202ヨシガモオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24232.JPG|250px|thumb|right|ヨシガモのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヨシガモ]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180202カイツブリ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24235.JPG|250px|thumb|right|カイツブリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=カイツブリ]]
 
|[[ファイル:20180202アオサギ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24242.JPG|250px|thumb|right|アオサギ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=アオサギ]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2018.02.02 キャンパス内で[[ツグミ]]が群れを作って移動しているのが観察されています.[[ツグミ]]は冬鳥として渡来し,渡来直後は林などで群れを作り通常冬に入ると群れは分散します.この時期まで群れが見られるのは少し珍しいようです.他に[[アトリ]]の群れや[[シロハラ]],[[ビンズイ]],[[アオジ]],[[ヒヨドリ]]が観察できました.東広島キャンパスの野鳥については「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」もご覧ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180202ツグミ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24296.JPG|250px|thumb|right|ツグミ.群れを作っていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ツグミ]]
 
|[[ファイル:20180202アトリオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24258.JPG|250px|thumb|right|アトリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=アトリ]]
 
|[[ファイル:20180202ビンズイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24293.JPG|250px|thumb|right|ビンズイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ビンズイ]]
 
|-
 
|[[ファイル:20180202アオジ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24211.JPG|250px|thumb|right|アオジ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=アオジ]]
 
|[[ファイル:20180202ヒヨドリ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24208.JPG|250px|thumb|right|ヒヨドリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヒヨドリ]]
 
|}
 
 
 
*2018.02.02 [[発見の小径]]沿いで[[ヒレンジャク]]が記録できました8羽以上の群れを作っていました.日本には冬鳥として渡来します.年によって渡来する個体数の変動が大きく,まったく渡来しない年もあります.類似種のキレンジャクと混群をなすことがあります.今回キレンジャクは観察できませんでした.東広島キャンパスの野鳥については「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」もご覧ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20180202ヒレンジャク01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24280.JPG|250px|thumb|right|ヒレンジャク(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヒレンジャク]]
 
|[[ファイル:20180202ヒレンジャク02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24284.JPG|250px|thumb|right|ヒレンジャク(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヒレンジャク]]
 
|[[ファイル:20180202ヒレンジャク尾羽_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_24289.JPG|250px|thumb|right|ヒレンジャクの尾羽.先端が赤いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 2, 2018)|link=ヒレンジャク]]
 
|}
 
 
 
===1月===
 
*2018.1.16-17 [[ふれあいビオトープ]]にて,今年も [[ニホンアカガエル_東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の繁殖が始まっています.
 
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|[[ファイル:20180117ニホンアカガエル_東広島市鏡山_神林撮影_IMG_5140.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエル成体オス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 神林千晶, Jan. 17, 2018)]]
 
|}
 
 
 
==2017==
 
===12月===
 
*2017.12.1 IDEC周辺で[[ノイバラ]]の果実に集まった野鳥が観察できました.留鳥の[[ヒヨドリ]]と冬鳥の[[シロハラ]],[[ツグミ]]が果実を採餌していました.
 
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|[[ファイル:20171201ヒヨドリ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23428.JPG|250px|thumb|right|ヒヨドリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 1, 2017)|link=ヒヨドリ]]
 
|[[ファイル:20171201シロハラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23429.JPG|250px|thumb|right|シロハラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 1, 2017)|link=シロハラ]]
 
|[[ファイル:20171201ツグミ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23439.JPG|250px|thumb|right|ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Dec. 1, 2017)|link=ツグミ]]
 
|}
 
===11月===
 
*2017.11.17 [[生態実験園]]周辺で,冬鳥の[[ミヤマホオジロ]]や[[アオジ]]が観察できました.[[シジュウカラ]]と混群を作っていました.[[ウグイス]]はやぶの中を移動するので発見が難しいですが,この時期特有の地鳴きをするので発見し撮影することができました.
 
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|[[ファイル:20171117ミヤマホオジロオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23198.JPG|250px|thumb|right|ミヤマホオジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=ミヤマホオジロ]]
 
|[[ファイル:20171117アオジオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23214.JPG|250px|thumb|right|アオジ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=アオジ]]
 
|-
 
|[[ファイル:20171117ウグイス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23192.JPG|250px|thumb|right|ウグイス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=ウグイス]]
 
|[[ファイル:20171117シジュウカラメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23201.JPG|250px|thumb|right|シジュウカラ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=シジュウカラ]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2017.11.17 冬鳥が見られるようになりました.[[ぶどう池]]では,[[カルガモ]]や[[ヒドリガモ]],[[ヨシガモ]],[[バン]],[[オオバン]]など5種類の水鳥が確認できました.[[カルガモ]]は留鳥ですが,[[ヒドリガモ]]や[[ヨシガモ]],[[オオバン]]は冬鳥です.キャンパス内の鳥については「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」というページで特集していますのでそちらもご覧ください.
 
{|
 
|[[ファイル:20171117カルガモ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23321.JPG|250px|thumb|right|カルガモ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=カルガモ]]
 
|[[ファイル:20171117ヒドリガモオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23302.JPG|250px|thumb|right|ヒドリガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=ヒドリガモ]]
 
|[[ファイル:20171117ヨシガモオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23323.JPG|250px|thumb|right|ヨシガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=ヨシガモ]]
 
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|[[ファイル:20171117オオバン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23327.JPG|250px|thumb|right|オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=オオバン]]
 
|[[ファイル:20171117バン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_23309.JPG|250px|thumb|right|バン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Nov. 17, 2017)|link=バン]]
 
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2019年6月16日 (日) 20:06時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > 東広島キャンパスの生き物

キャンパスで現在見られる動物の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します(黄色く反転しているリンクは作成中のページです).解説ページの写真はクリックすると拡大します.

2019

6月

ハラグロオオテントウの成虫.大変大きなテントウムシで,10mm以上ある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)
ゲンジボタルの成虫(オス).オスは発光器がメスよりも大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
ノコギリカミキリの成虫(オス).ニセノコギリカミキリに似るが,本種のほうが前胸の光沢が強い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
コガネムシの成虫.キャンパスでは生態実験園の林縁に生える植物上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
キマワリの成虫.立ち枯れした木や生木の幹についている場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
オオヒラタシデムシの成虫.動物の死骸やその他腐食物を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)

キャンパス内でクロアナバチサトジガバチといった狩りバチやヒメスズメバチなど様々なハチが見られます.オオスズメバチやキイロスズメバチといった攻撃性の高い種も見られるので刺激しないよう注意が必要です.

クロアナバチの成虫.キリギリスの幼虫を捕らえている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
休むサトジガバチの成虫.ヤマジガバチに似るが,より小型で中胸背板に皺がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
ヒメスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチや他のスズメバチに似るが,腹部の先端が黒いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)

色々な昆虫の幼虫を観察することができました.スゲドクガの幼虫は環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.

ハラビロカマキリの幼虫.腹部を上げる姿が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
ナナフシモドキの幼虫.エダナナフシに似るが,触角がより短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
スゲドクガの幼虫.カヤツリグサ科やイネ科の植物の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
シャチホコガの幼虫.ヒメシャチホコの幼虫に似るが,腹脚の黒斑の有無で識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)

生態実験園やぶどう池でコシアキトンボが飛んでいます.また,未成熟のアオイトトンボもキャンパス各所で見られます.アブの仲間ではムシヒキアブ科のシオヤアブも発生しています.

縄張りを往復するコシアキトンボの成虫.同種のオスやオオシオカラトンボやショウジョウトンボと争う姿を観察することができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)
アオイトトンボの成虫(メス).胸部に黒い模様が入っている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
昆虫を捕食するシオヤアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)

キャンパスではシャクガ類をはじめとした蛾の仲間を観察することができます.

オオミズアオの成虫(オス).オナガミズアオに似るが,触角が茶色っぽく,翅先が丸い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
ハグルマトモエの成虫(オス).オスグロトモエに似るが,前翅の2本筋が広がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)
キマダラコウモリの成虫.コウモリガに似るが,前翅の銀白色紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
ギンボシリンガの成虫.白地に赤の複雑な模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)
交尾中のウメエダシャク(成虫).総合科学部棟前のアンズの木に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
ヒョウモンエダシャクの成虫.日中林間を飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)

その他アリグモオナガグモといった独特なクモ類を観察することができました.

アリグモの成体(メス).触肢はオスほど発達しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
オナガグモの成体(メス).卵を保護している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)
コアシダカグモの成体(メス).アシダカグモのメスに似るが,上顎と単眼の間の白帯が本種にはなく,また腹部後縁の黄色斑が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)
グンバイトンボの成虫(オス).モノサシトンボに似るがより小型で,オスは中脚と後脚が白い軍配状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)
工学部棟前のイボテングタケ.テングタケに似るが針葉樹林に多く,傘のイボが硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)
ヒメギスの幼虫を狩るクロアナバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)

東広島植物園サトキマダラヒカゲヒオドシチョウを,生態実験園キアシドクガオビガの幼虫を,ふれあいビオトープキスジホソマダラマツカレハを観察することができました.キアシドクガはときに大発生するガで,名前にドクガとつきますが一生を通して毒を持ちません.またマツカレハは毒針をもつケムシで,同じく毒を持つタケカレハの幼虫とともにふれあいビオトープに多いので観察には十分ご注意ください.

サトキマダラヒカゲの成虫(メス).メスは後翅裏の色がメスより淡くなる傾向がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
ヒオドシチョウの成虫(メス).メスは翅形が幅広く,腹部が太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
キアシドクガの成虫(オス).日中林縁を盛んに飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
キスジホソマダラの成虫(メス).メスの触角は櫛型でない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
オビガの幼虫.スイカズラに多いケムシで,毒はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)
マツカレハの幼虫.毛には毒があり,刺されないよう注意が必要.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)

山中池周辺でキュウシュウクロナガオサムシを,生態実験園センチコガネオジロアシナガゾウムシヤマクダマキモドキニシムネアカオオアリを観察することができました.オジロアシナガゾウムシはパンダのような模様をしており,クズの茎などに多いです.

キュウシュウクロナガオサムシの成虫(メス).広島県にはオニクロナガオサムシとチュウゴククロナガオサムシの2亜種が存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)
センチコガネの成虫.オオセンチコガネに似るが,体色はより地味な場合が多く,頭楯が半円形である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
交尾中のオジロアシナガゾウムシ.食草はクズ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
ヤマクダマキモドキの幼虫.キャンパスでは生態実験園に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
ニシムネアカオオアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,本種は胸部の前半分が黒い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)

生態実験園チャイロアサヒハエトリふれあいビオトープヤマシロオニグモ,山中池周辺でサワガニ東広島植物園トビズムカデを観察することができました.サワガニはキャンパスでは山中谷川に多いですが,ふれあいビオトープを流れる湧水でも見つかることがあります.また,トビズムカデは10cmを超える巨体で,少し触れただけでも咬みつこうとする上に毒を持つのでご注意ください.

チャイロアサヒハエトリの成体(オス).メスに比べると歩脚が非常に細長く,ハエトリグモとしては独特な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
ヤマシロオニグモの成体(メス背白型).腹背の模様は変異が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)
サワガニの成体(メス).メスの腹節は半円形で,左右の第1歩脚(はさみ)の大きさにほとんど差がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)
トビズムカデの成体.コガネムシ類の幼虫を捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)

5月

パトロール中のサラサヤンマの成虫(オス).日本のヤンマ科では最小.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
モノサシトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
成熟したアサヒナカワトンボの成虫(オス)の橙褐色翅.成熟すると体に粉を吹く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)

ふれあいビオトープヒメジャノメヒカゲチョウオオヒカゲを観察することができました.いずれも成虫は眼状紋(目玉模様)をもつチョウです.ヒカゲチョウは先週紹介したクロヒカゲに酷似していますが,全体的に明るい色をしています.

ヒメジャノメの成虫.コジャノメに似るが,本種は後翅の裏に並ぶ眼状紋が3つである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ヒカゲチョウの成虫.クロヒカゲより色が明るく,オオヒカゲよりも一回り小さい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
オオヒカゲの幼虫.幼虫の頭部には斜めに伸びた一対の角がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)

生態実験園ラクダムシを,ふれあいビオトープヤマトクサカゲロウヒメクロゴキブリを観察することができました.クサカゲロウの仲間は頭部の模様で識別をすることができます.

ラクダムシの成虫(メス).メスは長い産卵管をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
ヤマトクサカゲロウの成虫.背面中央には黄色い筋が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
ヒメクロゴキブリの成虫(オス).樹上性のゴキブリであり,害はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)

生態実験園マイマイカブリヨツボシゴミムシアオゴミムシを観察することができました.ゴミムシの仲間は地表をせわしなく動き回っています. またふれあいビオトープ付近でアオハナムグリオバボタルゴボウゾウムシハスジカツオゾウムシを,生態実験園ヤナギハムシハラグロオオテントウを観察することができました.オバボタルは成虫が光らないホタルで,幼虫は陸生です.

マイマイカブリの成虫.キャンパスではよく道路を横断する姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
ヨツボシゴミムシの成虫.似た種類が複数存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ファイル:20190531アオゴミムシ成虫 東広島市鏡山 南葉撮影 IMG 54522s.jpg
アオゴミムシの成虫.湿地でよく見られるゴミムシである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
アオハナムグリの成虫.ナミハナムグリに似るが,本種は前翅に毛がほとんど生えず,前胸の金紫色の部分は縁のみである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
オバボタルの成虫.キャンパスでは広く見られるが,特に林床のような場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ゴボウゾウムシの成虫.オオゴボウゾウムシなどに似るが,本種のほうが前翅の点刻が弱い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ハスジカツオゾウムシの成虫.アザミやヨモギといったキク科植物の上で見られることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ヤナギハムシの成虫.キャンパスではアカメヤナギなどの葉を食べていると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
ハラグロオオテントウの幼虫.約10mmほどの大きの巨体で,主にクワキジラミなどを捕食する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)

植物園でコガタノミズアブを,ふれあいビオトープミスジガガンボチュウガタコガネグモを観察することができました.コガタノミズアブの幼虫は水棲であるため,水田や湿地の周辺で見られます.

コガタノミズアブの成虫(メス).美しい黄緑色をしたミズアブ類で,近年減少している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
ミスジガガンボの成虫.小さいが翅に3本の黒帯が入り,頭~胸部が青色に輝く美しいガガンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)
チュウガタコガネグモの成体(メス).コガネグモに似るが,少し小さく腹部の模様も異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)
正面から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
横から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
ナキイナゴの成虫(オス).後脚と前翅をこすり合わせシャカシャカという音を鳴らす.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)

植物園でクロスジギンヤンマヨツボシトンボショウジョウトンボを観察することができました.これら3種のトンボは激しく縄張り争いを行っている様子でした.

池を周回するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
ヨツボシトンボの成虫(オス).メスの産卵中,オスはそれを見張るようにメスの真上でホバリングをする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
成熟したショウジョウトンボの成虫(オス).止まり木に近寄る別のトンボを追い払おうとする姿が観察される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)

同じく植物園でアカサシガメシマサシガメアカスジキンカメムシを観察することができました.サシガメ類は肉食で他の昆虫の体液を吸いますが,アカスジキンカメムシは植物の汁を吸います.

アカサシガメの成虫.低木上に多く,真っ赤な体がよく目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
シマサシガメの成虫.ヨコヅナサシガメに少し似るが,より小型でどちらかというと草本上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
アカスジキンカメムシの成虫.成虫は緑色の胸部と翅に赤い筋が入っているという派手な模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)

クロオオアリ及びムネアカオオアリの結婚飛行が始まろうとしています.キャンパスの至る所で翅をつけた女王アリや,巣の周りで待機する雄アリのようすを観察することができました. また,ふれあいビオトープオオイシアブチャイロオオイシアブを観察することができました.この2種は酷似しているため,識別が少し難しいです.

結婚飛行を控えているクロオオアリの巣.翅があるのは雄アリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
クロオオアリの女王.まだ交尾を終えていない様子.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)
ムネアカオオアリの女王アリ.翅が生えているため,まだ交尾を済ませていないと考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
オオイシアブの成虫(メス).しばしば飛ぶ虫を目で追う.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
チャイロオオイシアブの成虫(メス).腹部第2節以降にオレンジ色の毛が生えているため,オオイシアブよりも全体的に明るい色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)

発見の小径アサマイチモンジクロヒカゲキンモンガを,植物園でベニオビヒゲナガを観察することができました.ヒゲナガガ類はオスの触角が非常に細長いのが特徴で,キャンパスではほかにシロオビヒゲナガやクロハネシロヒゲナガなどを観察することができます. イモムシではアケビコノハホタルガシロシタホタルガを観察することができました.ホタルガシロシタホタルガはともに刺激されると有毒な分泌液を出すので,観察にはご注意ください.

ウツギの花で吸蜜するアサマイチモンジの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
クロヒカゲの成虫.ヒカゲチョウよりも全体的に黒っぽい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
キンモンガの成虫.昼行性のガで,チョウのような美しい模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
ベニオビヒゲナガの成虫(オス).翅の赤い帯が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
アケビコノハの幼虫.眼状紋と威嚇姿勢が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
ホタルガの幼虫.ヒサカキによく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
シロシタホタルガの幼虫.サワフタギやクロミノニシゴリに見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)

生態実験園ウバタマムシヒメイトアメンボヤマトシリアゲを,植物園でカタオカハエトリヒトリコゲチャハエトリキアシナガバチを観察することができました.ヤマトシリアゲはキャンパスで最も普通に見られるシリアゲムシ類で,オスの腹部の先端は鋏状になっておりオス同士での争いやメスとの交尾に用いられます.カタオカハエトリの旧称はカキイロハエトリで,その名の通りオスは第1脚が鮮やかな柿色をしていますが,今回紹介しているメスは地味な体色です.

アカマツの切り株の上にいるウバタマムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)
ヒメイトアメンボの成虫.アメンボというよりはナナフシのような形をしており,キャンパスでは生態実験園やふれあいビオトープで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
ヤマトシリアゲの交尾.オス(左)は,メス(右)が餌を食べているのを見計らって交尾行動に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
カタオカハエトリの成体(メス).メスはオスのように脚が鮮やかでない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
ヒトリコゲチャハエトリの成体(オス).オスはあまりシラホシコゲチャハエトリとは似ない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)
巣材を集めるため看板を齧るキアシナガバチの成虫(メス).セグロアシナガバチに似るが,胸部から腹部にかけて一対の黄斑があり,各脚にも黄色い模様が目立つなどの違いがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)
イソヒヨドリ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
上陸したニホンアカガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
孵化したシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
休むシュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
夜活動するニホンヤモリの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)


ふれあいビオトープムカシヤンマタベサナエフタスジサナエ,山中池でオオヤマトンボクロイトトンボ,植物園でヤマサナエを観察することができました.ムカシヤンマは県の,フタスジサナエは国のRDBで準絶滅危惧種に指定されています.

ふれあいビオトープのパイロンにとまるムカシヤンマの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
ブタナにとまるタベサナエの成虫(メス).タベサナエは胸部の前方の黒条が途中で切れている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)
フタスジサナエの成虫.フタスジサナエは胸部の黒条が2本.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
山中池の岸辺を巡回飛行するオオヤマトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
成熟したクロイトトンボの成虫(オス).左にはジュンサイハムシの姿も確認できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
ヤマトシリアゲを捕食するヤマサナエの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)

学生プラザ付近でウンモンスズメ生態実験園ダイミョウセセリヒメウラナミジャノメ,山中池周辺でイボタガふれあいビオトープヒオドシチョウルリイロスカシクロバを観察することができました.

ケヤキにとまるウンモンスズメの成虫.緑色の翅にピンクの脚と,派手な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
スイカズラにとまるダイミョウセセリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
ヒメウラナミジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
イボタガの幼虫.突起は若齢幼虫のみ存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
エノキの葉を食べるヒオドシチョウの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
ルリイロスカシクロバの幼虫.ブドウなどを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)

生態実験園エゴツルクビオトシブミヒメクロオトシブミカシルリオトシブミを,キャンパス北部でシロオビナカボソタマムシアカガネサルハムシを,ががら山でニワハンミョウを観察することができました.

エゴツルクビオトシブミの成虫(オス).オスは非常に首が長く,本当に鶴のような形をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
ヒメクロオトシブミの成虫.様々な広葉樹の葉を巻き,産卵用のゆりかごを作る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
カシルリオトシブミの成虫(メス).主にイタドリの葉の上で見られ,それを巻いてゆりかごを作る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
シロオビナカボソタマムシの成虫.クマイチゴの葉を好んで食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
アカガネサルハムシの成虫.ノブドウなどを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
ニワハンミョウの成虫(メス).メスは大アゴの有色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)

ががら山でトビイロツノゼミ,キャンパス北部でウシカメムシふれあいビオトープハルゼミの抜け殻を観察することができました. また,生態実験園メガネアサヒハエトリ,工学部棟周辺でチャイロアサヒハエトリを観察することができました.

トビイロツノゼミの成虫.最も身近なツノゼミ類.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
ウシカメムシの成虫.胸部から大きく突き出た一対の角が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)
ハルゼミの抜け殻.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)
メガネアサヒハエトリの成体(オス).タカラダニに寄生されている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)
チャイロアサヒハエトリの成体(メス).メスは脚が短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)


キバネツノトンボの成虫.昼間,開けた草地などを素早く飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)
アカスジキンカメムシの幼虫.成虫と比べると体色は比較的地味.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)
トサハエトリの成体(オス).ジャバラハエトリ類に似るが,オスは胸部が光沢のない黒色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)

キャンパス内でニホンイシガメ生態実験園クロスジギンヤンマヨツボシトンボを観察することができました.ほかにもヤマサナエクロイトトンボなど,各種トンボが続々と羽化しています.

ニホンイシガメの幼体.甲板の数からおよそ2歳だと推測される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)
飛翔するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)
ヨツボシトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)

キャンパス南部でカバキコマチグモオオイシアブウバタマコメツキを観察することができました.カバキコマチグモはキャンパスでは特に南部に多く,毒を持つクモです.ススキの葉の先がちまき状に巻かれているのは本種の産室であるため,不用意に触れたり開けたりしないよう十分にご注意ください.

カバキコマチグモの成体(メス).メスは葉を粽のような形に巻いて,中に産卵する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 7, 2019)
コメツキムシを捕食するオオイシアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)
アカマツ材上のウバタマコメツキの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)

4月

  • 2019.04.20-26 キャンパス内でハルゼミが鳴いています.高所で鳴くことが多いため,姿を確認することが難しいです.

植物園でアオオビハエトリアダンソンハエトリシラホシコゲチャハエトリを観察することができました.アダンソンハエトリは屋内でよく見られるハエトリグモで,アオオビハエトリシラホシコゲチャハエトリも垣根や植木鉢の上でよく見られるため,いずれも身近な存在です.

求愛するアオオビハエトリの成体(オス).メスのアオオビハエトリより第一脚に毛が多く,腹部の模様が不明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
アダンソンハエトリの成体(オス)の正面顔.オスは触肢が白くて目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
シラホシコゲチャハエトリの成体(オス).腹部の白い斑が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)

植物園でニッポンヒゲナガハナバチ,ぶどう池横のドウダンツツジでコマルハナバチオオスズメバチを観察することができました.

ニッポンヒゲナガハナバチの成虫(オス).オスは触角が非常に長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)
コマルハナバチの成虫.クロマルハナバチよりも小型.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
オオスズメバチの女王蜂.女王蜂は刺激しなければ基本的には襲ってこない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)

陣ヶ平山周辺でオスクロハエトリニホンジネズミ(ジネズミ)アオゲラを観察することができました.ニホンジネズミは東広島キャンパスの哺乳類相調査でも確認されています.

オスクロハエトリの成体(オス).メスや亜成体はヤハズハエトリに似るが,オスは全身が黒銅色をしているので容易に識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2019)
ニホンジネズミ.ネズミと名が付くが,モグラの仲間である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2019)
早朝に囀るアオゲラ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019

ふれあいビオトープシュレーゲルアオガエルクビキリギスヤサアリグモを観察することができました.シュレーゲルアオガエルクビキリギスは夜のふれあいビオトープで鳴く姿が観察できます.

鳴くシュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
鳴くクビキリギスの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
ヤサアリグモの成体(メス).アリグモのメスに似るが,腹部がより細長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)

ふれあいビオトープセモンジンガサハムシ生態実験園イチモンジカメノコハムシ,植物園でバラルリツツハムシを観察することができました.セモンジンガサハムシイチモンジカメノコハムシは非常によく似ていますが,食樹や体の大きさ,模様などが異なります.

交尾中のセモンジンガサハムシ(成虫).イチモンジカメノコハムシに似るが,背中の金色に輝くX字紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)
イチモンジカメノコハムシ(成虫).セモンジンガサハムシに似るが,背中に金色の紋はなく,体も一回り大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)
バラルリツツハムシ(成虫).様々な樹木の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)

陣ヶ平山でシオヤトンボ,角脇調整池でオツネントンボ生態実験園アサヒナカワトンボを観察することができました.ヤマサナエクロスジギンヤンマの発生も確認しています.

シオヤトンボの成虫(未成熟オス).シオカラトンボよりも一回り小さく,ずんぐりしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2019)
オツネントンボの成虫(オス).ホソミオツネントンボとは異なり,越冬前と越冬後で体色に変化がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 22, 2019)
アサヒナカワトンボの成虫(オス)の透明翅.周囲を樹林で囲まれた渓流を好むため,生態実験園は本種の生息環境に適していると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)
セイヨウタンポポの上のキリギリスの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)
セイヨウタンポポの上のヤブキリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)
ヒメギスの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)

植物園でニホンミツバチセグロアシナガバチを,ぶどう池キムネクマバチ(クマバチ)を観察することができました.4月になると藤の花の周りや林縁部でクマバチのオスがホバリングをする姿がよく観察されますが,羽音が大きいだけで人を刺すことはありませんのでご安心ください.

ニホンミツバチの働きバチ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)
セグロアシナガバチの女王.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)
キムネクマバチの成虫(メス).メスはホバリングをせず,ひたすら花の蜜を集めている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)

植物園でナガメ生態実験園イカリモンガぶどう池周辺でタベサナエナミハナムグリシマヘビクロセンブリ,生物生産学部農場でナミテントウシラヒゲハエトリオオハサミムシを観察することができました.

交尾中のナガメ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)
イカリモンガの成虫.チョウにそっくりなガである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)
タベサナエの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)
ナミハナムグリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)
シマヘビの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)
クロセンブリの成虫.キャンパスでは発見の小径沿いでよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)
交尾中のナミテントウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)
シラヒゲハエトリの成体(メス)の正面顔.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)
威嚇するオオハサミムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)
オオハエトリ成体(オス).オスの触肢はボクシンググローブのような形をしているのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)
ハチを捕らえているマダラスジハエトリ成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
アオオビハエトリ成体(メス).メスは腹部の模様が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)

また,陣ヶ平山でイボタガと,ツチイナゴ,植物園周辺でエゾヨツメを観察することができました.イボタガエゾヨツメはともに春に見られる代表的な大型蛾で,写真では分かりませんがエゾヨツメの翅表には鮮やかな青い目玉模様があります.

イボタガの成虫.翅の色や模様は樹皮にそっくりである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)
ツチイナゴの成虫.本土では珍しい越冬するバッタである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
枝にとまるエゾヨツメの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)

発見の小径ではイタドリハムシツマキチョウビロードツリアブニホンカナヘビホソミオツネントンボミズカマキリメミズムシなどを観察することができました.

イタドリハムシの成虫.春になると草地を飛び回っていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
ツマキチョウの成虫(オス).前翅の先が黄橙色になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
ホバリングするビロードツリアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
日光浴をするニホンカナヘビの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
ホソミオツネントンボの成虫(オス).越冬後は美しい水色に変化する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
ミズカマキリの成虫.4月になると越冬から目覚めて活動する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
メミズムシの成虫.極めて長い口吻をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)
クロボシツツハムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 9, 2019)

3月

成虫越冬したテングチョウ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)
ダイサギ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)
さえずるホオジロのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)


ウメで吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)
カワヅザクラで吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)
アセビで吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)
ニホンアカガエルの幼生(オタマジャクシ)(広島県東広島市 東広島キャンパスふれあいビオトープ; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)
ニホンヒキガエルの卵塊.ひも状の卵塊の中に多数の卵が見える.(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)
アキサンショウウオの卵のう.幼生が中で泳ぎ始めている.(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)

2月

ニホンアカガエルのふ化(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2019)
カスミサンショウウオの卵(尾芽胚)(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2019)
流木に登ったオオバン.普段見えない脚が観察できた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2019)
ハシビロガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
ハシビロガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
ハシビロガモ(採餌)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
オシドリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
ホシハジロ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
コガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)
  • 2019.02.08-09 毎週金曜日の野鳥調査でツグミなどを観察することができました.翌日にはキャンパス内のため池でトモエガモカイツブリなどを観察することができました.また,ニホンジカや各種昆虫,クモ類なども観察することができました.
ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)
トモエガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 9, 2019)
カイツブリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 9, 2019)
ニホンジカ(ホンシュウジカ)のオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)
ムネアカアワフキの巣.石灰質で硬い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)
マユミの開裂した実の中で越冬するウロコアシナガグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)
ニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)
ニホンアカガエルの産卵.メスが産んだ卵にオスが放精している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)
カスミサンショウウオの成体(メス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)
ニホンアカガエル.奥は抱接中のペア,手前は成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)
抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)
抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)

1月

ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)
ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)
ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)
ニホンアカガエル成体(オス).メスを待機している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)
ニホンアカガエル成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)
ニホンアカガエル成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)


ヨシガモのオス.冬羽へ移行している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 17, 2019)
ホシハジロのメス.しばしば潜水をしていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 17, 2019)
トモエガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 17, 2019)
ハイタカ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 18, 2019)
シメ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)
ルリビタキのメス.尾羽の一部が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)
モズのメス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)
ホオジロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)
  • ガの繭も複数見つけることができました.落葉によって秋まで木陰に隠れていたものが観察しやすくなっています.
イラガ(繭).殻は硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 14, 2019)
ヤママユ(繭).成虫が羽化してから長い時間が経っているためか色褪せている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)
トモエガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)
コガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)
ヤマハゼの果実を採食するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)
ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)
ジョウビタキ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)

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