キャンパス内でどんぐりが多く実る11種類の樹を紹介します.写真をクリックすると拡大します.
広島県内に広く分布(しかし,宮島には分布していない).殻斗はうろこ状.葉やどんぐりの変異が大きく,他種との見分けが難しいことがあります.
コナラの雄花序(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 28, 2017)
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コナラの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 28, 2017)
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コナラ(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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コナラの葉(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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コナラの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島大学植物園の樹木園に植栽されています.葉には大きな鋸歯があり,葉柄が長い.殻斗はうろこ状で深くやや厚め.
ナラガシワ(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワの葉.大きな鋸歯があり,葉柄が長い.(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワ(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ナラガシワの葉(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ナラガシワの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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ナラガシワの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島県東広島市鏡山 広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県内では,類似種のアベマキの方が多く見られます.樹皮と葉の裏側で識別します.殻斗はとげ状(鱗片は線形で長く伸び固い).どんぐりと殻斗のみの識別は困難です.
クヌギ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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クヌギ(植栽)の樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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クヌギ(広島県東広島市鏡山 広島大学東広島キャンパスの植栽木; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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クヌギの葉.葉裏は緑色で光沢がある.(広島県東広島市鏡山 広島大学東広島キャンパスの植栽木; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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クヌギ(植栽)の堅果(右)と殻斗(左)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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クヌギの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島県東広島市鏡山 広島大学東広島キャンパスの植栽木より; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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クヌギとよく似ていて混同されますが,樹皮や葉の裏側の毛を観察すると識別できます(アベマキは成長するとコルク状の樹皮になります).殻斗はとげ状(鱗片は線形で長く伸び固い).どんぐりと殻斗のみの識別は困難です.
アベマキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アベマキの樹皮(広島県呉市蒲刈町田戸(上蒲刈島); 撮影: 池田誠慈, Dec. 20, 2015)
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アベマキ(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アベマキの葉.葉裏は毛があり白い.(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アベマキの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アベマキの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島県東広島市鏡山産; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県内では,沿岸部や島しょ部で見られます.殻斗はうろこ状でやや薄く黄褐色の毛が密生.堅果の花柱の周りに毛があります.街路樹によく利用されています.備長炭の素材に使われるのは本種です.
ウバメガシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウバメガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県の中部に分布.殻斗が輪状.卵形の堅果に縦筋が現れ熟します.「理学部・理学研究科の樹」に指定されています.理学部周辺に多く植栽されています.
シラカシの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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シラカシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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シラカシの堅果(どんぐり)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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シラカシの堅果と殻斗(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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構内に植栽されている他,ががら山など周辺の山に自生しています.殻斗が輪状.堅果は花柱よりがふくらみ縦筋が現れ熟します.
アラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アラカシの樹皮(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)
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アラカシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アラカシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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アラカシの堅果(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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アラカシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県の中部から北部の,主として渓谷に分布し,沿岸部や島嶼部にも稀にあります.殻斗が輪状で薄く短毛が密生.
ウラジロガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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ウラジロガシの樹皮(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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ウラジロガシ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウラジロガシの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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ウラジロガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県に自生はしませんが,街路樹などによく利用されています.どんぐりが大きく工芸品の加工に使われます.殻斗はうろこ状で浅い皿状.堅果は円柱に近い長卵形.
マテバシイ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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マテバシイの樹皮(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
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マテバシイ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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マテバシイの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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マテバシイの堅果(けんか)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)
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マテバシイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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広島県内の沿岸部・島しょ部に稀に逸出しています.民家や街路樹に植栽されるのは,広島県本来の自生のツブラジイ(コジイ)よりスダジイの方が多いです.堅果は丸いしずく形.殻斗は熟すと裂ける.
スダジイの葉(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの樹皮.成長すると縦に切れ目が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 29, 2017)
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スダジイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)
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県内に広く分布し,中国山地ではしばしば大木になる.ブナ林域の二次林であるクリ-コナラ群集を形成する.沿岸部のアカマツ林にも多い.
クリの花序(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jun. 9, 2017)
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クリの堅果(けんか)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 2, 2016)
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クリの樹皮(広島県東広島市鏡山北; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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クリ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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クリの葉(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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クリの殻斗(かくと)と堅果(けんか)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Oct. 13, 2017)
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まだどんぐりは実りませんが,広島大学植物園などで生育中の樹を紹介します.
広島大学植物園で低木が生育中.1996年広島県臥竜山産.
広島大学植物園で苗が生育中.2017年広島県東広島市志和町内産.
広島大学植物園で低木が生育中.
広島大学植物園で苗が生育中.
国際の森で低木が生育中.社叢林にまれに植栽されています.広島県の真の自生は呉市に1か所のみとされています.
奄美と琉球に分布.広島大学植物園の大温室で生育中.日本最大級のどんぐりが実る樹ですがまだどんぐりは実ったことがないです.
広島大学植物園で苗が生育中.
生物生産学部で1本生育中.広島大学植物園には2004年広島県呉市蒲刈町(上蒲刈島)産の鉢植えの低木があります.