「東広島キャンパスのどんぐりのなる樹」の版間の差分
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==どんぐりの写真== | ==どんぐりの写真== | ||
キャンパス内でどんぐりが多く実る10種類の樹を紹介します. | キャンパス内でどんぐりが多く実る10種類の樹を紹介します. | ||
− | + | ;[[スダジイ|スダジイ(植栽)]]:広島県内の沿岸部・島しょ部に稀に逸出しています.民家や街路樹に植栽されるのは,広島県本来の自生の[[ツブラジイ|ツブラジイ(コジイ)]]より[[スダジイ]]の方が多いです. | |
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|[[ファイル:20161213スダジイ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0861.JPG|200px|thumb|right|スダジイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | |[[ファイル:20161213スダジイ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0861.JPG|200px|thumb|right|スダジイの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[マテバシイ|マテバシイ(植栽)]]:広島県に自生はしませんが,街路樹などによく利用されています.どんぐりが大きく工芸品の加工に使われます. | |
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|[[ファイル:20160930マテバシイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14767.JPG|200px|thumb|right|マテバシイ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)]] | |[[ファイル:20160930マテバシイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14767.JPG|200px|thumb|right|マテバシイ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[アベマキ|アベマキ(自生)]]:[[クヌギ]]とよく似ていて混同されますが,樹皮や葉の裏側の毛を観察すると識別できます([[アベマキ]]は成長するとコルク状の樹皮になります).どんぐりと殻斗のみの識別は困難です. | |
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|[[ファイル:20161007アベマキ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14841.JPG|200px|thumb|right|アベマキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | |[[ファイル:20161007アベマキ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14841.JPG|200px|thumb|right|アベマキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[アラカシ|アラカシ(自生・植栽)]]:構内に植栽されている他,ががら山など周辺の山に自生しています. | |
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|[[ファイル:20161007アラカシ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14822.JPG|200px|thumb|right|アラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | |[[ファイル:20161007アラカシ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14822.JPG|200px|thumb|right|アラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[ウバメガシ|ウバメガシ(植栽)]]:広島県内では,沿岸部や島しょ部で見られます.街路樹によく利用されています.備長炭の素材に使われるのは本種です. | |
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|[[ファイル:20161213ウバメガシ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0867.JPG|200px|thumb|right|ウバメガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | |[[ファイル:20161213ウバメガシ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0867.JPG|200px|thumb|right|ウバメガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[ウラジロガシ|ウラジロガシ(植栽)]]:広島県の中部から北部の,主として渓谷に分布し,沿岸部や島嶼部にも稀にあります. | |
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|[[ファイル:20161213ウラジロガシ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0866.JPG|200px|thumb|right|ウラジロガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | |[[ファイル:20161213ウラジロガシ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0866.JPG|200px|thumb|right|ウラジロガシの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[クヌギ|クヌギ(植栽)]]:広島県内では,類似種の[[アベマキ]]の方が多く見られます.樹皮と葉の裏側で識別します.どんぐりと殻斗のみの識別は困難です. | |
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|[[ファイル:20161007クヌギ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14885.JPG|200px|thumb|right|クヌギ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | |[[ファイル:20161007クヌギ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14885.JPG|200px|thumb|right|クヌギ(植栽)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[コナラ|コナラ(自生・植栽)]]:広島県内に広く分布(しかし,宮島には分布していない).葉やどんぐりの変異が大きく,他種との見分けが難しいことがあります. | |
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|[[ファイル:20161213コナラ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0858.JPG|200px|thumb|right|コナラの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | |[[ファイル:20161213コナラ堅果と殻斗_広島大学植物園_池田撮影_IMG_70D_0858.JPG|200px|thumb|right|コナラの堅果(けんか)と殻斗(かくと)(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Dec. 13, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[シラカシ|シラカシ(植栽)]]:広島県の中部に分布.「理学部・理学研究科の樹」に指定されています.理学部周辺に多く植栽されています. | |
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|[[ファイル:20161007シラカシ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14868.JPG|200px|thumb|right|シラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | |[[ファイル:20161007シラカシ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_14868.JPG|200px|thumb|right|シラカシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 7, 2016)]] | ||
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− | + | ;[[ナラガシワ|ナラガシワ(植栽)]]:[[広島大学植物園]]の[[樹木園]]に植栽されています. | |
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|[[ファイル:2160930ナラガシワ_広島大学植物園_池田撮影_IMG_14683.JPG|200px|thumb|right|ナラガシワ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)]] | |[[ファイル:2160930ナラガシワ_広島大学植物園_池田撮影_IMG_14683.JPG|200px|thumb|right|ナラガシワ(広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Sep. 30, 2016)]] |
2016年12月28日 (水) 17:33時点における版
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東広島キャンパスのどんぐりのなる樹
「どんぐり」を作る植物の仲間をブナ科 Fagaceaeと言います.どんぐりは,ブナ科植物の果実で,どんぐり果[殻斗果(かくとか)や堅果(けんか)とも]と呼ばれます.いわゆるどんぐりの帽子になる殻斗(かくと)やクリで見られる毬(いが)と呼ばれる器官で,果実が包まれるのがブナ科の特徴のひとつです.
広島県内から報告されているブナ科の植物は約20種です.東広島キャンパス内には,自生・植栽を含め13種程度の樹が生育しています.
どんぐりの写真
キャンパス内でどんぐりが多く実る10種類の樹を紹介します.
- スダジイ(植栽)
- 広島県内の沿岸部・島しょ部に稀に逸出しています.民家や街路樹に植栽されるのは,広島県本来の自生のツブラジイ(コジイ)よりスダジイの方が多いです.
- マテバシイ(植栽)
- 広島県に自生はしませんが,街路樹などによく利用されています.どんぐりが大きく工芸品の加工に使われます.
- アラカシ(自生・植栽)
- 構内に植栽されている他,ががら山など周辺の山に自生しています.
- ウバメガシ(植栽)
- 広島県内では,沿岸部や島しょ部で見られます.街路樹によく利用されています.備長炭の素材に使われるのは本種です.
- ウラジロガシ(植栽)
- 広島県の中部から北部の,主として渓谷に分布し,沿岸部や島嶼部にも稀にあります.
- コナラ(自生・植栽)
- 広島県内に広く分布(しかし,宮島には分布していない).葉やどんぐりの変異が大きく,他種との見分けが難しいことがあります.
- シラカシ(植栽)
- 広島県の中部に分布.「理学部・理学研究科の樹」に指定されています.理学部周辺に多く植栽されています.
文献(引用)
関連ページ
- 東広島キャンパスの動植物の最新情報
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