「宮島のカエル」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
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タゴガエルは低地から山にかけての沢沿いで観察できる。ツチガエルは低地の水たまりなどで観察できる。シュレーゲルアオガエルは4~6月の繁殖期に低地の水たまりで観察できる。<br /> | タゴガエルは低地から山にかけての沢沿いで観察できる。ツチガエルは低地の水たまりなどで観察できる。シュレーゲルアオガエルは4~6月の繁殖期に低地の水たまりで観察できる。<br /> | ||
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*ニホンアカガエル ''Rana japonica''<br /> | *ニホンアカガエル ''Rana japonica''<br /> | ||
*ヤマアカガエル ''Rana ornativentris''<br /> | *ヤマアカガエル ''Rana ornativentris''<br /> | ||
+ | *ナゴヤダルマガエル Pelophylax porosus brevipodus<br /> | ||
+ | *トノサマガエル Pelophylax nigromaculatus<br /> | ||
*ヌマガエル ''Fejervarya kawamurai''<br /> | *ヌマガエル ''Fejervarya kawamurai''<br /> | ||
*モリアオガエル ''Rhacophorus arboreus''<br /> | *モリアオガエル ''Rhacophorus arboreus''<br /> | ||
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*ウシガエル ''Lithobates catesbeianus''<br /> | *ウシガエル ''Lithobates catesbeianus''<br /> | ||
− | + | ニホンヒキガエルは県内の島嶼部にも分布しており、宮島でも調査が必要である。ニホンアマガエルは県内の島嶼部から山間部まで広く分布しているため生息している可能性はある。ニホンアカガエル、ヤマアカガエルも調査が必要である。ナゴヤダルマガエルは分布から外れ生育に適した環境もないことから生育していないと思われる。トノサマガエルは県内に広く分布するが宮島に生育するか調査が必要である。ヌマガエルは県南部に分布が集中するが、水田耕作とゆかりが強く宮島に天然分布するか調査が必要である。モリアオガエルは繁殖しているならばその卵塊がよく目立つため誰かに発見され有名になっているはずであり、分布図からも外れていることから天然分布はしていないと思われる。カジカガエルも分布から外れ、幼生のオタマジャクシが育つような大河川がないため生息していないと思われる。外来種のウシガエルの報告は幸いまだなく、今後も警戒する必要がある。 |
2015年1月6日 (火) 18:34時点における版
宮島に生息が確認されているカエル
- タゴガエル Rana tagoi tagoi
- ツチガエル Glandirana rugosa
- シュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegelii
以上3種の生息が確認されている。
タゴガエルは低地から山にかけての沢沿いで観察できる。ツチガエルは低地の水たまりなどで観察できる。シュレーゲルアオガエルは4~6月の繁殖期に低地の水たまりで観察できる。
広島県内に生息しており、宮島ではまだ確認されていないカエル
在来種
- ニホンヒキガエル Bufo japonicus japonicus
- ニホンアマガエル Hyla japonica
- ニホンアカガエル Rana japonica
- ヤマアカガエル Rana ornativentris
- ナゴヤダルマガエル Pelophylax porosus brevipodus
- トノサマガエル Pelophylax nigromaculatus
- ヌマガエル Fejervarya kawamurai
- モリアオガエル Rhacophorus arboreus
- カジカガエル Buergeria buergeri
外来種
- ウシガエル Lithobates catesbeianus
ニホンヒキガエルは県内の島嶼部にも分布しており、宮島でも調査が必要である。ニホンアマガエルは県内の島嶼部から山間部まで広く分布しているため生息している可能性はある。ニホンアカガエル、ヤマアカガエルも調査が必要である。ナゴヤダルマガエルは分布から外れ生育に適した環境もないことから生育していないと思われる。トノサマガエルは県内に広く分布するが宮島に生育するか調査が必要である。ヌマガエルは県南部に分布が集中するが、水田耕作とゆかりが強く宮島に天然分布するか調査が必要である。モリアオガエルは繁殖しているならばその卵塊がよく目立つため誰かに発見され有名になっているはずであり、分布図からも外れていることから天然分布はしていないと思われる。カジカガエルも分布から外れ、幼生のオタマジャクシが育つような大河川がないため生息していないと思われる。外来種のウシガエルの報告は幸いまだなく、今後も警戒する必要がある。