ヤマザクラ
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ヤマザクラ Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba
シノニム
- Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba(標準)
- Prunus jamasakura Siebold ex Koidz.
- Prunus pseudocerasus Lindl. var. jamasakura Makino
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > バラ目 Rosales > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Cerasus
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Prunus
解説
- ソメイヨシノと異なり,花が開花するころには新芽が展開し始めている.
- ソメイヨシノに比べて花期が長い.
- 土井(1983)はウスゲヤマザクラ(f. pubescens Ohwi)とナガバヤマザクラ(var. superflua Ohwi)を報告しており,形態変異も大きい.
- ヒロシマエバヤマザクラは広島市中区江波山公園にあり,1994年4月にサクラ研究家である佐野藤衛門によって発見され,1994年11月に第4回サクラ研究会で新しい園芸品種として発表された.花が大形で球状のかたまりになって枝につく特徴がある.葉も大形で,広島県の自生のヤマザクラの葉とは異なっており,多分,明治時代に植栽されたものであろう.広島市内のサクラとしては稀にみる大木で,胸高幹囲2.5m,樹高14.1mである.
花期
- 2月下旬から4月下旬.
- 地域差もあるが,個体によって花期が決まっており,宮島のような狭い地域でも個体変異が大きいので全体として花期が長くなる.
分布・産地・天然記念物
分布
- 広島県では,島嶼部,沿岸部から中国山地まで県内に広く分布.
産地
天然記念物
- 広島市天「江波山のヤマザクラ(ヒロシマエバヤマザクラ)」
標本
- 福富町鷹ノ巣山(yy-7774),湯来町恵下(yy-5687),広島市鎌倉寺山(yw-119),府中町長尾(hh-5129),河内町用倉山(yw-1295),芸北町雲耕(yw-2974),庄原市大黒目山(yw-4950),吉和村東山牧場(yw-4998),下蒲刈島(hh-6013),野呂山(mt-10064),呉市三坂地峠(mt-10315),三次市風土記の丘(mt-12074),廿日市市折敷畑山(yw-9286),熊野町洞所山(yw-10390),東広島市米満(yy-1760),三原市筆影山(mt-14459),福山市山庄(sf-4873),高野町神之瀬湖(km-7549),甲山町今高野山(ns-791),甲奴町宇賀(ns-2200),世羅町戸張(ns-1761),倉橋島(sy-38),江田島(mt-17223),口和町田口(kk-2395),豊栄町栄天神嶽(mt-16093),神石郡三和町星居山(sf-455),大和町安田山(mt-16753),比和町釜峯山(kk-2749),君田村寺原(kk-3516),新市町宮内(yk-9832)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
ギャラリー
江ノ浦のヤマザクラ(撮影: 坪田博美.Mar. 25, 2022)
備考
- 環境庁コード: 26030
広島大学キャンパス内での情報
関連ページ
文献(出典)
- 堀川ほか(1959),河毛(1974),山下(1988),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
関連ページ
- ヤマザクラ
- ヤマザクラ(宮島)
- ヤマザクラ(廣島大學櫻曼荼羅)
- ヤマザクラ(宮島の植物と自然)
- ヒロシマエバヤマザクラ
- 広島県のヒロシマエバヤマザクラ(広島県のサクラ)
- 広島大学東広島キャンパスのヒロシマエバヤマザクラ(廣島大學櫻曼荼羅)
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