ムモンチビコツブゲンゴロウ
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ムモンチビコツブゲンゴロウ Neohydrocoptus sp.
分類
節足動物門 Arthropoda > 昆虫綱 Insecta > コウチュウ目 Coleoptera > オサムシ亜目 Adephaga > ゲンゴロウ上科 Dytiscoidea > コツブゲンゴロウ科 Noteridae > コツブゲンゴロウ亜科 Noterinae > チビコツブゲンゴロウ属 Neohydrocoptus > ムモンチビコツブゲンゴロウ Neohydrocoptus sp.
解説
- 植物が豊富な止水域に生息する微小なコツブゲンゴロウの1種.
- 体長は2.2-2.4mmほどで長楕円形. 前胸部は黄褐色, 上翅は黄褐色から褐色で点刻列がある.
- 広島県では東広島市で確認されており, キボシチビコツブゲンゴロウと混泳する姿が目撃される. 本種は個体数が少なく極めて希少である.
- 泳ぎは下手でガムシ類のようにバタバタと泳ぐ.
分布・産地・天然記念物・RDB
分布
- 本州(東海地方以西), 四国, 九州, 南西諸島(屋久島)
産地
- 東広島市.(広島県RDBカテゴリ 2021)
天然記念物・RDB
- 環境省RDBカテゴリ:絶滅危惧II類(VU)
- 広島県RDBカテゴリ(2003):該当なし
- 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧I類(CR+EN)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
ギャラリー
関連ページ
文献
- 濱田將大・木谷昌喜・島添信一・井上大輔. 2008. 東広島市の水生甲虫. 広島虫の会会報, 47: 1–6.
インターネットリソース
- 基礎ゲンゴロウ学 https://gengology.com/
- 広島県. 2022. 広島県の絶滅のおそれのある野生生物(第4版)レッドデータブックひろしま 2021. https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/tayousei/j-j2-reddata2-index3.html
参考文献
- 三田村敏正・平澤 桂・寄居重幸. 2017. ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシ ハンドブック. 176 pp. 文一総合出版, 東京.
- 中島 淳・林 成多・石田和男・北野 忠・吉富博之. 2020. ネイチャーガイド 日本の水生昆虫. 352 pp. 文一総合出版, 東京.
- 中村慎吾. 2014. 広島県昆虫誌, 改訂増補版. 2650 pp. 比婆化学教育振興会, 広島.
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