「ミシシッピアカミミガメ」の版間の差分
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[[ファイル: 20150716ミシシッピアカミミガメ腹甲三原市明神池田撮影IMG_2293.JPG|200px|thumb|right|ミシシッピアカミミガメ(成体)の腹甲.淡黄色の地に暗緑色の複雑な斑紋が入る.(広島県三原市明神; 撮影: 池田誠慈, Jul. 16, 2015)]] | [[ファイル: 20150716ミシシッピアカミミガメ腹甲三原市明神池田撮影IMG_2293.JPG|200px|thumb|right|ミシシッピアカミミガメ(成体)の腹甲.淡黄色の地に暗緑色の複雑な斑紋が入る.(広島県三原市明神; 撮影: 池田誠慈, Jul. 16, 2015)]] | ||
[[ファイル: 20150905ミシシッピアカミミガメ(オス)三原市沼田東町池田撮影IMG_4156.JPG|200px|thumb|right|黒化したミシシッピアカミミガメのオス(左).オスは前肢の爪が長くなる(黒矢印).(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Sep. 5, 2015)]] | [[ファイル: 20150905ミシシッピアカミミガメ(オス)三原市沼田東町池田撮影IMG_4156.JPG|200px|thumb|right|黒化したミシシッピアカミミガメのオス(左).オスは前肢の爪が長くなる(黒矢印).(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Sep. 5, 2015)]] | ||
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= ミシシッピアカミミガメ ''Trachemys scripta elegans'' = | = ミシシッピアカミミガメ ''Trachemys scripta elegans'' = |
2018年4月5日 (木) 23:26時点における版
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ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans
分類
動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 爬虫綱 Reptilia > カメ目 Testudines > ヌマガメ科 Emydidae > アカミミガメ属 Trachemys > アカミミガメ Trachemys scripta > ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans
解説
- 北アメリカから南アメリカ原産の外来種.
- 本州・四国・九州・沖縄島・小笠原父島に定着.
- 広島県では,市街地の公園の池や堀,河川に生息している.耐塩性があり,塩分の混ざる河口域でも見られることがある.
- 甲は緩やかなドーム状で,背甲には弱い1本の隆条があり,後縁には弱い鋸歯がある.
- 幼体は,頭部や四肢などの軟部と背甲がほぼ同じ黄緑色で,その地色に複雑な黄色の模様が入り,側頭部には鮮やかな赤色の斑紋が入る.そのため「ミドリガメ」と呼ばれペットショップで流通している.
- 腹甲は淡黄色の地に暗緑色の複雑な斑紋が入る.
- 幼体の頃の鮮やかな体色は成長につれて徐々に退色・黒化し,斑紋も不明瞭になる.
- 成熟したオスは前肢の爪が長く伸びる.
- オスの尾はメスに比べて太く長く,総排出腔はより尾の先端側に位置するが,尾による雌雄の区別はクサガメやニホンイシガメよりも難しい.
- 幼体は主に水生昆虫などの小動物を食べ,成長すると水草などの植物も食べるようになるという.
- 本種が由来とされるサルモネラ菌感染症が問題とされることもあるが,サルモネラ菌は本種に特異的に発生する細菌ではなく,他種のカメ類を含めた様々な動物が感染源となりうるものであり,本種のみが危険視されるべきではない.
- 本種に限らず動物全般は人畜共通感染症の病原体を体内に保菌している可能性があるため,むやみに水槽の外に出さない,触った後は手を洗う,飼育水を台所などで流さないなどの簡単な対策で感染を予防することができる.
- かつて要注意外来生物に指定されており,生態系被害防止外来種リストの作成により,総合対策外来種(カテゴリ:緊急対策外来種)に指定された.
天然記念物・RDB
- 生態系被害防止外来種リスト:総合対策外来種(カテゴリ:緊急対策外来種)
- 旧・要注意外来生物
- 日本の侵略的外来種ワースト100
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- みどりがめ
英名
- red-eared slider
広島県方言
関連ページ
参考文献
- 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島. ISBN 978-4885172298.
- 千石正一(編). 原色両生・爬虫類. 206 pp. 家の光協会, 東京.
- 安川雄一郎. 1996. ミシシッピアカミミガメ. 日本動物大百科 5, pp. 61, 63. 平凡社, 東京.
インターネットリソース
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