マメイタイセキグモ 広島大学東広島キャンパス

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マメイタイセキグモの成体(メス).粘球がついた糸を振り回し,小型の蛾に付着させて捕らえる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 7, 2020)
粘球を振り回すマメイタイセキグモの成体(メス).いわゆるナゲナワグモである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 11, 2022)
蛾を捕らえたマメイタイセキグモの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 4, 2020)
卵嚢とマメイタイセキグモの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 11, 2020)

マメイタイセキグモ(広島大学東広島キャンパス)

和名

  • マメイタイセキグモ

学名

  • Ordgarius hobsoni

分類

  • コガネグモ科 Araneidae

分布

  • 本州,四国,九州,南西諸島.

解説

  • 里山や山地のススキ原や樹林地で見られる.
  • 茶褐色の体色と腹部の粒状突起が駄菓子の豆板に似ており,同属のムツトゲイセキグモとはあまり類似しない.
  • いわゆるナゲナワグモであり、湿度の高い夜に粘球の付いた糸を第二歩脚で振りまわして蛾を捕らえる.
  • 粘球にはある種の蛾のフェロモンに類似する化学物質が含有されている(化学擬態)と考えられる.
  • 記録の少ない希少種.
  • 東広島キャンパスでは3地点で確認されており,少なくない.

備考

参考文献

  • 新海 栄一. 2017. 増補改訂版日本のクモ. 408 pp. 文一総合出版, 東京.

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