「マツの葉 宮島の植物と自然」の版間の差分

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* [[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所(編), 坪田博美・向井誠二.  2009.  宮島の植物と自然, 8版.  160 pp.  広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所, 廿日市.]]
 
* [[広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所_2009|広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所(編), 坪田博美・向井誠二.  2009.  宮島の植物と自然, 8版.  160 pp.  広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所, 廿日市.]]
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2016年3月8日 (火) 13:51時点における最新版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > マツの葉

マツの葉

松葉のつくり

 マツ類の葉を正確に1枚だけ示してくださいと言われた時,皆さんは何の疑問もなく1本の「松葉」を手にするかも知れません.しかし,これでは正確に1枚を示したとは言えません.実は,松葉は短い枝(短枝(たんし))に細長い葉が複数枚ついたものなのです.よく見ると,針葉樹(しんようじゅ)と同じ裸子植物(らししょくぶつ)のイチョウ Ginkgo biloba と同じ構造になっていることが分かると思います.

二葉松類・三葉松類・五葉松類

 宮島で普通に見られるマツ類に,前項であげたアカマツクロマツがあります.これらのマツはいずれも,短枝に2枚の葉がついた松葉をもちます.マツ類は,1本の松葉の葉の数で大きく3つに分けられます.1本の「松葉」に2枚の葉がある二葉松類と,3枚の葉がある三葉松類,5枚の葉がある五葉松類があります.

 二葉松類は, アカマツクロマツの他にリュウキュウマツ Pinus luchuensis などがあり,日本に広く分布しています.三葉松類はラジアータマツ Pinus radiata やリギダマツ Pinus rigida などがあり,おもに北米に分布しています.五葉松類はヒメコマツ Pinus parviflora やハイマツ Pinus pumila などがあり,日本ではおもに高山に分布しています.

「宮島の植物と自然」内のページ

「宮島の植物と自然」(広島大学大学院理学研究科附属宮島自然植物実験所 2009)内で掲載されているページ.

  • 98-99 pp.

文献(引用)


広島大学 > デジタル自然史博物館 > 宮島の植物と自然 > 目次 > マツの葉