ヒロシマエバヤマザクラ 広島県のサクラ
基本データ
- 和名・品種名
- 広島江波山桜
- 読み
- ヒロシマエバヤマザクラ
- 学名
- 開花期
- 4月上~中旬
- 色
- 白色
- 花弁数
- 一重+半八重
- サイズ
- 高木
- 樹形
解説
- 栽培品種
- 植栽
- 広島市中区江波山に原木があり,昭和20年の原爆にも耐えた樹齢約160年にもなる,ヤマザクラの一種で,一枝に単弁と重弁の花が混じり合って咲き,花梗(かこう,小花柄のこと)が通常の2倍あり,花が房状につく全国でも珍しい品種.
- ヒロシマエバヤマザクラは広島市中区江波山公園にあり,1994年4月にサクラ研究家である佐野藤衛門によって発見され,1994年11月に第4回サクラ研究会で新しい園芸品種として発表された.花が大形で球状のかたまりになって枝につく特徴がある.葉も大形で,広島県の自生のヤマザクラの葉とは異なっており,多分,明治時代に植栽されたものであろう.広島市内のサクラとしては稀にみる大木で,胸高幹囲2.5m,樹高14.1mである.
- 原木は,平成8年3月26日「江波山のヤマザクラ(ヒロシマエバヤマザクラ)」として,広島市天然記念物に指定されている.
- 広島大学東広島キャンパスの国際の森の本樹木については,本来の広島江波山桜のような花・樹形になっていないように見えるが,樹勢などの条件が悪いためと考えられる.
広島県内での生育場所
- 江波山
- 広島市植物公園(広島市)
- 五日市造幣局広島支所(広島市)
- 緑化センター(広島市)
- 広島大学東広島キャンパス(東広島市)
- 国際の森(東広島キャンパス)
- 広島大学東千田キャンパス(広島市)
- 東千田キャンパスに2本の植栽あり.
由来
ギャラリー
- 造幣局広島支局の木
- 広島大学東広島キャンパスの木
関連ページ
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