ハナザメ

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ハナザメ(鹿児島県口永良部島; 撮影: 峯苫, Mar., 2005)

ハナザメ Carcharhinus brevipinna

シノニム

その他

分類

脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 軟骨魚綱 Chondrichthyes > 板鰓亜綱 Elasmobranchii > サメ区 Selachii > ネズミザメ上目 Galeomorpha > メジロザメ目 Carcharhiniformes > メジロザメ科 Carcharhinidae > メジロザメ属 Carcharhinus > ハナザメ Carcharhinus brevipinna

解説

  • 相模湾~九州南岸の太平洋沿岸,天草灘,琉球列島に分布.国外では,台湾,中国福建省,東部太平洋を除く全世界の熱帯~温帯域に分布.
  • 沿岸域に生息.通常30 m以浅に出現.沿岸表層部で群泳するのが観察される.
  • 胎生.
  • 体色は背側が灰色で腹側が白色,鋭く尖った吻が特徴で,近縁種のホコサキに比べ背鰭が後方にあること,各鰭の先端部が黒色を呈することなどで区別される.
  • 成長により鰭先端の黒斑の出現部位が変わる.生まれた時には,各鰭には黒斑は見られないが,全長80~100 cmになると第二背鰭,尻鰭,尾鰭下葉の各先端に,明瞭な黒斑が現れ,全長130 cmでは,尾鰭以外の各鰭の先端に,通常黒斑が見られるという.そのためハナザメ幼魚をホコサキに,成魚をホウライザメと誤同定しやすい.
  • 体長約2.8 mにまで成長する.

天然記念物・RDB

  • 該当なし

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

関連ページ

参考文献

  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.

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