チュウゴクエノキ
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チュウゴクエノキ Celtis leveillei Nakai var. holophylla Nakai
シノニム
その他
- Celtis biondii Pampan f. holophylla (Nakai) Ko.Ito(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ニレ科 Ulmaceae > エノキ属 Celtis
解説
新市町藤尾の父尾で1932年に河毛周夫氏によって発見され,Maekawa(1933)によって日本新産として報告された.それまでは中国の江蘇省から四川省にかけて知られていたものであった.1985年9月に河毛氏の案内で現地を訪れたが,道路と川の間の急斜面に1本あるのみで,早急な保護対策が望まれる(関・吉野 1986).伊藤(1989)には帝釈峡産のカラー写真がある.コバノチョウセンエノキとは葉縁の鋸歯がはっきりしないことで区別されるが,県内の両者の関係は検討を要する.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 新市町藤尾渓谷(yy-8127)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 12220
文献(出典)
- Maekawa(1933),河毛(1974),関・吉野(1986),伊藤(1989),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 伊藤浩司.1989.ニレ科.佐竹義輔・原 寛・亘理俊次・冨成忠夫編,日本の野生植物 木本I.pp. 79-84. 平凡社,東京.
- Maekawa,F.1933.Alabastra DiversaII.Bot.Mag.Tokyo 47:613-618,662-663.
- 関 太郎・吉野由紀夫.1986. ヒコビア植物観察会の記録,1985年4月-12月.ヒコビア 9: 537-543.
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