「サイゴクミツバツツジ」の版間の差分

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= サイゴクミツバツツジ ''Rhododendron'' ''nudipes'' Nakai=
 
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== 解説==
 
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* 本種は,Yamazaki (1996)によれば,九州中部に分布するものである.
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* 本種は,[[Yamazaki_1996|Yamazaki(1996)]]によれば,九州中部に分布するものである.
 
* 広島県で,これまで,本種にあてたものは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジの中間形で,葉形はコバノミツバツツジに似て,葉裏面に網目がなく,脈上の毛が葉中部以上に達するものである.これは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジが混生する地域に見られるので,両者の雑種の可能性もある.
 
* 広島県で,これまで,本種にあてたものは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジの中間形で,葉形はコバノミツバツツジに似て,葉裏面に網目がなく,脈上の毛が葉中部以上に達するものである.これは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジが混生する地域に見られるので,両者の雑種の可能性もある.
* 広島県のものを,サイゴクミツバツツジの副基準標本(熊本県阿蘇山根子岳,東京大標本館)と比較したが,よく似ているので,一応,本種にあてておきたい.広島県では,花はまだ見ていない.
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* 広島県のものを,サイゴクミツバツツジの副基準標本(熊本県阿蘇山根子岳,東京大標本館)と比較したが,よく似ているので,一応,本種にあてておきたい.広島県では,花はまだ見ていない.
  
 
=== 花期 ===
 
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== 引用文献 ==
 
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* Yamazaki, T. 1996. A revision of genus ''Rhododendron'' in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin. 179 pp. Tsumura Lab., Tokyo.
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*[[Yamazaki_1996|Yamazaki, T. 1996. A Revision of Genus ''Rhododendron'' in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin. 179 pp. Tsumura Lab., Tokyo.]]
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2023年3月21日 (火) 14:08時点における最新版

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サイゴクミツバツツジ Rhododendron nudipes Nakai

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ツツジ科 Ericaceae > ツツジ属 Rhododendron

解説

  • 本種は,Yamazaki(1996)によれば,九州中部に分布するものである.
  • 広島県で,これまで,本種にあてたものは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジの中間形で,葉形はコバノミツバツツジに似て,葉裏面に網目がなく,脈上の毛が葉中部以上に達するものである.これは,ダイセンミツバツツジとコバノミツバツツジが混生する地域に見られるので,両者の雑種の可能性もある.
  • 広島県のものを,サイゴクミツバツツジの副基準標本(熊本県阿蘇山根子岳,東京大標本館)と比較したが,よく似ているので,一応,本種にあてておきたい.広島県では,花はまだ見ていない.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

  • 九州中部.

産地

天然記念物

標本

  • 黒瀬町小田山(yy-12329),大朝町雉子の目山(ts-940925),広島市窓ケ山(ts-861028)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • サイコクミツバツツジ

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 41690

文献(出典)

  • 土井(1983),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

引用文献


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