コバナワレモコウ
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コバナワレモコウ Sanguisorba tenuifolia Fisch. var. parviflora Maxim.
シノニム
その他
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > ワレモコウ属 Sanguisorba
解説
- 広島県でこれまでナガボノシロワレモコウ(var. alba Tarautv. et Meya)と報告されたもの(堀川ほか 1959,波田・鈴木 1974,関ほか 1983b,鈴木・吉野 1986など)は本変種であろう.
- ナガボノシロワレモコウは北海道・本州(東北・関東)に分布し,小葉は長楕円状線形,花穂は大きく,花色は白い.
- コバナノワレモコウは本州(西部)・四国・九州に分布し,小葉は線形で幅が狭く,花は小さく白色で緑色を帯び,時に紅色を帯びる.
- この紅色を帯びたものをナガボノアカワレモコウ(var. purpurea Trautv.)として広島県から報告がある[堀川ほか 1959,江塚・松本 1985,標本:芸北町一兵家山(mt-11091),比婆山(yy-9680)].
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 芸北町尾崎谷(yy-3168),東広島市八本松(rn-9960)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- コバナノワレモコウ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 27570
文献(出典)
引用文献
- 堀川芳雄・鈴木兵ニ・安藤久次・中西 哲.1959. 三段峡・八幡高原及びその周辺地域所産高等植物目録.広島県教育員会編,三段峡と八幡高原総合学術調査報告.pp. 195-224, pls. 1-3. 広島県教育員会,広島.
- 波田善夫・鈴木兵二.1974. 広島県西条盆地の湿原植生.ヒコビア 7: 53-64.
- 関 太郎・中西弘樹・吉野由紀夫・宝理信也・田丸豊生・松村雅文・鈴木兵二.1983b. 滝山峡の維管束植物.滝山峡総合学術調査委員会編,滝山峡総合学術調査研究報告.pp. 237-294. 滝山峡総合学術調査委員会,広島.
- 江塚昭典・松本和夫.1985. 福山市周辺の植物相.中国農事試験場報告E 23: 1-107.
- 鈴木兵二・吉野由紀夫.1986. 臥龍山麓公園建設予定地及び周辺地域の植物の生態.広島県編,臥龍山麓公園(仮称)地域の環境調査報告書.pp. 8-32. 広島県,広島.
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