ゲンカイツツジ

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ゲンカイツツジ(花)(広島県広島市南区似島町 似島; 撮影: 内田慎治, Apr. 13, 2019)
ゲンカイツツジ(広島県広島市南区似島町 似島; 撮影: 内田慎治, Apr. 13, 2019)

目次

ゲンカイツツジ Rhododendron mucronatum Turcz. var. ciliatum Nakai

シノニム

  • Rhododendron mucronulatum Turcz. f. ciliatum (Nakai) Kitag.

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ツツジ科 Ericaceae > ツツジ属 Rhododendron

解説

  • 落葉性の低木.
  • 葉は互生し,楕円形で,長毛が散生する.
  • 広島県では,戦前に,三段峡で発見されたのが最初であるが,その後,各地で見つかり,その生育地の数と個体数の多さでは全国で指折りのものであろう.しかし,花が美しいために乱獲の恐れがあり,保護が必要である.
  • 花崗岩の岩峰や岩壁,アカマツ林,山火事跡などに生育し,石灰岩地帯には分布しない.
  • 大分県植物誌(1989)では,カラムラサキツツジ(var. mucronulatum)とゲンカイツツジの両者が報告されているが,Yamazaki(1996)の見解によれば,日本のものはすべてゲンカイツツジである.

花期

  • 3月から4月にやや紫がかった桃色の花を枝先につける.
RhododendronMucronatumVarCiliatumSANY0101MN20080330M.jpg
花(広島県安芸郡海田町, 2008年3月30日,撮影: M. Nakahara-Tsubota)

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県内では島嶼部から中国山地の渓谷に点在する.沿岸部の花崗岩の山でよく見られる.
  • 中国,四国,九州に分布.
  • 朝鮮半島にも分布が知られる.

産地

天然記念物

  • 江田島町天「古鷹山系のゲンカイツツジ」.

標本

  • 大竹市三倉岳(yy-2622),宮島(mt-14391),筒賀村天上山(yy-8690),加計町辺森(ts-780924),佐伯町万古渓(yy-6606),三段峡(ts-851109),湯来町湯の山(yy-3412),広島市瀬谷(yy-9122),似島(rn-10112),海田町日浦山(hh-4186),江田島(mt-9312),倉橋島(ts-830327),竹原市黒滝山(ts-781028),三原市筆影山(mt-14460),庄原市葦嶽山(mt-7859),上下町岳山(rn-10003),千代田町猿喰山(mt-17050),甲山町三川ダム(ns-497),大和町大草(ts-900415;神出寿夫 採集)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ケゲンカイツツジ

英名

広島県方言

備考

  • 広島県RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
  • 環境庁RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
  • 環境庁コード: 41650
  • 県RDB

文献(出典)

引用文献

  • 大分県植物誌刊行会編.1989. 新版 大分県植物誌.36 pls. + 806 pp. 大分県植物誌刊行会,大分.
  • Yamazaki, T. 1996. A revision of genus Rhododendron in Japan, Taiwan, Korea and Sakhalin. 179 pp. Tsumura Lab., Tokyo.

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