「キンモクセイ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分
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+ | *花は生薬として利用される.また,中国では花を利用した桂花茶がある. | ||
*花は芳香を放つが,これは花の色の元となっているカロテノイドが分解された揮発成分による.とくに,イオノンと呼ばれるテルペノイドの一種が関係していることが分かっている([[Baldermann_et_al_2010|Baldermann et al. 2010]]).なお,イオノンはスミレの精油成分にも含まれ,甘い香りに関係する. | *花は芳香を放つが,これは花の色の元となっているカロテノイドが分解された揮発成分による.とくに,イオノンと呼ばれるテルペノイドの一種が関係していることが分かっている([[Baldermann_et_al_2010|Baldermann et al. 2010]]).なお,イオノンはスミレの精油成分にも含まれ,甘い香りに関係する. | ||
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*属名の''Osmanthus''は,osme(香り,匂い)とanthos(花)から. | *属名の''Osmanthus''は,osme(香り,匂い)とanthos(花)から. | ||
+ | *広義モクセイ(''Osmanthus fragrans'' Lour.)の一変種(var. ''aurantiacus'' Makino)とされることが多かったが,最近は品種のレベル(f. ''aurantiacus'' (Makino) P.S.Green)で区別されることが多い. | ||
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2021年10月1日 (金) 05:21時点における版
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キンモクセイ(広島大学東広島キャンパスの植物)
和名
- キンモクセイ
学名
- Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
- Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino f. aurantiacus (Makino) P.S.Green(最近はこちらの学名が採用されることが多い)
分類
- モクセイ科 Oleaceae
分布
- 中国南部原産.
花期
- 9-10月
特徴
- 常緑樹.雌雄異株.
- 江戸時代に日本に渡来とされる.日本では結実しないが,雄株しか入っていないためと考えられている.
- 花は生薬として利用される.また,中国では花を利用した桂花茶がある.
- 花は芳香を放つが,これは花の色の元となっているカロテノイドが分解された揮発成分による.とくに,イオノンと呼ばれるテルペノイドの一種が関係していることが分かっている(Baldermann et al. 2010).なお,イオノンはスミレの精油成分にも含まれ,甘い香りに関係する.
- 属名のOsmanthusは,osme(香り,匂い)とanthos(花)から.
- 広義モクセイ(Osmanthus fragrans Lour.)の一変種(var. aurantiacus Makino)とされることが多かったが,最近は品種のレベル(f. aurantiacus (Makino) P.S.Green)で区別されることが多い.
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