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ガマの花穂(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 12, 2019)
ガマの果穂(広島県東広島市鏡山; 撮影: 松坂啓佑, Jan. 17, 2020)

ガマ Typha latifolia L.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > ユリ上目 Lilianae [= Monocotyledones 単子葉植物] > イネ目 Poales > ガマ科 Typhaceae > ガマ属 Typha

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > ガマ科 Typhaceae > ガマ属 Typha

解説

  • 湖沼などの湿地に生育する多年草.草丈1-2 m.
  • ガマの花粉は,漢方で「蒲黄(ほおう)」とよばれる.止血剤や傷薬として奈良時代以前から用いられている.雄花序を切り取り乾燥させて集めた花粉を使用する.古事記の「因幡の白兎」に登場するガマは蒲黄と考えられている.

花期

  • 7月頃

利用

  • 葉をすだれや筵(むしろ),籠(かご),ござなどの材料にされた.また,穂綿は布団の詰め綿や灯心などに利用された.
  • 漢方.生薬名: 蒲黄(ホオウ), 薬用部位: 花粉

分布・産地・天然記念物

分布

  • 日本を含む東アジア(中国,朝鮮半島)に分布

産地

天然記念物

標本

  • 福山市中津原(yy-9707),戸河内町横川(yy-11571),広島市古川(rn-8886),府中町草摺滝(yw-4527),呉市石内(hh-6223),三良坂町灰塚(kk-1529),安浦町塩谷(yy-12541),大和町下徳良(sf-2317),御調町大塔(yk-3737),世羅町有美(ns-1536),世羅西町小国(ns-310),黒瀬町岡郷(sy-437),上蒲刈町(mh-11407),神石郡三和町桑木(yk-10561)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

ギャラリー

備考

  • 環境庁コード: 73700

文献(出典)

インターネットリソース


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