差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
29行目: 29行目:  
*広島県では,県南部から中国山地にかけて[[アキサンショウウオ|アキサンショウウオ ''Hynobius akiensis'']],[[イワミサンショウウオ|イワミサンショウウオ ''Hynobius iwami'']],[[セトウチサンショウウオ|セトウチサンショウウオ ''Hynobius setouchi'']],[[ヒバサンショウウオ|ヒバサンショウウオ ''Hynobius utsunomiyaorum'']]の4種が生息.
 
*広島県では,県南部から中国山地にかけて[[アキサンショウウオ|アキサンショウウオ ''Hynobius akiensis'']],[[イワミサンショウウオ|イワミサンショウウオ ''Hynobius iwami'']],[[セトウチサンショウウオ|セトウチサンショウウオ ''Hynobius setouchi'']],[[ヒバサンショウウオ|ヒバサンショウウオ ''Hynobius utsunomiyaorum'']]の4種が生息.
 
*成体の模様,尾の上下に黄色い筋があるものとないもの,後肢の趾(あしゆび)の数,卵のうの形状と卵の数,繁殖期の違いなど,非常に変異に富んだものが含まれていた.
 
*成体の模様,尾の上下に黄色い筋があるものとないもの,後肢の趾(あしゆび)の数,卵のうの形状と卵の数,繁殖期の違いなど,非常に変異に富んだものが含まれていた.
*県内では中国山地脊梁部に分布する高地型と県南部の低地型と2つの型が報告されたが(比婆科学教育振興会,1996;宇都宮・宇都宮,1998),上記のような特徴からいくつかの地方型にする考えがあった(大川ほか,2005:大川ほか,2009).
+
*県内では中国山地脊梁部に分布する高地型と県南部の低地型と2つの型が報告されたが(比婆科学教育振興会,1996;宇都宮・宇都宮,1998),上記のような特徴からいくつかの地方型にする考えがあった(大川ほか,2005;大川ほか,2009).
 
*繁殖期以外に成体を観察するのは困難.繁殖期は,多くは3月頃ピークで,[[ヒバサンショウウオ|ヒバサンショウウオ(旧カスミサンショウウオ高地型)]]は遅れて4月中旬~5月上旬.湧水や湿地で産卵が行われる.
 
*繁殖期以外に成体を観察するのは困難.繁殖期は,多くは3月頃ピークで,[[ヒバサンショウウオ|ヒバサンショウウオ(旧カスミサンショウウオ高地型)]]は遅れて4月中旬~5月上旬.湧水や湿地で産卵が行われる.
 
*繁殖期のオスは下あごが白くなり,総排泄腔周辺が大きく膨らむのでメスと区別できる.
 
*繁殖期のオスは下あごが白くなり,総排泄腔周辺が大きく膨らむのでメスと区別できる.

案内メニュー