オオバウマノスズクサ
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オオバウマノスズクサ Aristolochia kaempferi Willd.
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae > ウマノスズクサ属 Aristolochia
解説
- 本種は中国大陸にも分布するとされていたが,Ohi-Toma et al.(2014)により日本固有種であることが明らかになった.また,基本変種var. kaempferiとは分布域が重ならないことからタンザワウマノスズクサvar. tanzawanaは別種として扱われた.これに従えば,広島県産のものはオオバウマノスズクサとなる.
- Ohi-Toma et al.(2014)および渡邉-東馬・大井-東馬(2016)によれば,広島県でホソバウマノスズクサの記録があるが,ホソバウマノスズクサの標本採集地の実生を栽培し花を確認したところ,オオバウマノスズクサであった.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 竹原市黒滝山(yy-4432),宮島(ts-760501)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- オオバノウマノスズクサ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 19660
文献(出典)
文献(引用)
- Ohi-Toma, T., Watanabe-Toma, K., Murata, H. & Murata, J. 2014. Morphological variations of Aristolochia kaempferi and A. tanzawana (Aristolochiaceae) in Japan. J. Jpn. Bot. 89(3): 152-163.
- 渡邉-東馬加奈・大井-東馬哲雄. 2016. 日本産オオバウマノスズクサ群の分類学史およびオオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサの混同について. Bunrui 16(2): 131-151.
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