エドヒガン

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エドヒガン(江戸彼岸)の花(広島県東広島市 東広島キャンパス国際協力研究科; 撮影: 池田誠慈, Mar. 30, 2018)

エドヒガン Cerasus itosakura (Siebold) Masam. & S.Suzuki var. itosakura f. ascendens (Makino) H.Ohba & H.Ikeda

シノニム

  • Cerasus spachiana Lavalée ex H.Otto var. spachiana f. ascendens (Makino) H.Ohba
  • Prunus pendula Maxim. f. ascendens (Makino) Ohwi[広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.]
  • Prunus spachiana (Laval. ex H.Otto) Kitam. f. ascendens (Makino) Kitam.
  • Prunus subhirtella Miq. var. ascendens (Makino) E.H.Wilson
  • Prunus subhirtella Miq. var. pendula (Maxim.) Tanaka f. ascendens (Makino) Ohwi

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > バラ目 Rosales > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Cerasus

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > バラ科 Rosaceae > サクラ属 Prunus

解説

  • 石灰岩,流紋岩,安山岩などの岩場や岩海などに生育し,しばしば大木がある.
  • 本種の枝が垂れた品種がシダレザクラ(イトザクラ)(cv. pendula)で,県内の社寺などに大木が多い.
  • 下記の標本は確実な自生のみ挙げる.

花期

  • 花期は沿岸部で3月下旬から4月上旬,内陸部で4月中旬である.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,吉備高原面に自生が点在する.

産地

天然記念物

  • 県天「小奴可の要害桜」(東城町,胸高幹囲5.9m,県内最大,東城三本桜の一つ)
  • 県天「森湯谷のエドヒガン」(東城町,胸高幹囲4.5m,県内三番目,東城三本桜の一つ)https://www.shobara-info.com/spot/234
  • 県天「吉備津神社のサクラ」(甲奴町)
  • 庄原市天「藤木の桜」
  • 甲奴町天「太郎丸のエドヒガン」
  • 上下町天「井永のヒガンザクラ」
  • 県天「円正寺のシダレザクラ」(高野町,胸高幹囲3.8m,県内最大)https://www.shobara-info.com/spot/311
  • 県天「神原のシダレザクラ」(広島市)
  • 佐伯町天「大虫の枝垂れ桜」
  • 芸北町天「奥中原のシダレザクラ」; 「宮地のシダレザクラ」
  • 甲奴町天「善福寺跡のシダレザクラ」
  • 上下町天「深江のシダレザクラ」
  • 御調町天「福井のシダレ桜」; 「浄土寺のシダレ桜」
  • 福山市天「菅町のシダレザクラ」

標本

  • 野呂山岩海(ts-820919),湯来町不明峠(km-2127),吉舎町知和(kk-1010),三良坂町灰塚(ts-909758),総領町光(yy-12665),神之瀬(mt-17296),口和町下金田(hn-498),東城町上千鳥(yh-882)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • アズマヒガン

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 26150

広島大学キャンパス内での情報

関連ページ

文献(出典)


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