「ウメ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
(2人の利用者による、間の11版が非表示)
7行目: 7行目:
 
==日本語==
 
==日本語==
 
===和名 Japanese name===
 
===和名 Japanese name===
 +
*ウメ
 
===学名===
 
===学名===
 
*''Armeniaca mume'' (Siebold & Zucc.) de Vriese
 
*''Armeniaca mume'' (Siebold & Zucc.) de Vriese
16行目: 17行目:
 
*中国原産
 
*中国原産
 
===東広島キャンパス内での花期===
 
===東広島キャンパス内での花期===
−
*主に2月～3月頃
+
*2月～3月．早いものは1月から開花する．
  
 
===解説===
 
===解説===
−
*広島大学東広島キャンパスでは，xx品種のウメが植樹されています．
+
*落葉小高木．葉は互生で卵形，鋸歯がある．花は早春に開花し，花柄は短く，白色から赤紅色までさまざま．開花後，展葉する．
−
*ウメは，近縁のアンズやスモモと複雑に交雑しており，ウメの品種は世界では1000品種を超え，日本では600の品種があるとされています．
+
*中国原産で，古くから植栽され染色や食用，薬用に利用されている．梅酒は未成熟の果実を，梅干しはウメの果実を加工した食品．
−
*花の鑑賞が主体なものを花ウメ，果実の収穫が主のものを実ウメとして区別するが，実際には厳密な区別はありません．
+
*奈良時代末期成立の万葉集でも多くの和歌が詠まれており，700年台には日本で栽培されていたと考えられる．
−
*古い時代から花ウメは，特徴のある品種群を「性（しょう）」という単位で束ねる分類がなされてきました．現在では，これらの性による分類をさらに大きく3つの系統に束ねた「系統（系）」という分類も一般的になっています．
+
*花色はさまざまであるが，紅梅色や梅重（うめがさね）など伝統的な色の名称にもなっている．
−
*性による分類は花や枝葉などの特徴だけを見てなされたもので，分類には無理があり，はっきりと分けられないものも多く出てきます．性による分類は依然課題が多く，分類する人によって性の数も異なることがあります．
+
*ウメは自家不和合性を示す品種が多く，結実のために花粉親として別の品種を混色する．
−
 
+
*広島大学東広島キャンパスでは，6品種のウメの植栽が確認されている．
−
===広島大学東広島キャンパスのウメ一覧（アイウエオ順）===
 
−
*カゴシマコウ（鹿児島紅） 緋梅系・緋梅性 写真あり
 
−
*ギョクエイ（玉英）　野梅系・野梅性 写真あり
 
−
*ゲッセカイ（月世界）実梅　写真あり
 
−
*シダレウメ（枝垂梅） 豊後系・豊後性？ 写真あり
 
−
*ナンコウ（南高）  実梅 写真あり
 
−
*ブンゴ（豊後） 実梅
 
−
 
 
−
===梅に関する参考文献・インターネットリソース===
 
−
====参考文献====
 
−
*大坪孝之・亀田龍吉.  2017.  ウメハンドブック.  96 pp.  文一総合出版, 東京.
 
−
====インターネットリソース====
 
−
*なんでも梅学 http://minabe.net/gaku/index.html
 
  
 
==English==
 
==English==
 
===English name===
 
===English name===
 
===Scientific name===
 
===Scientific name===
 +
*''Armeniaca mume'' (Siebold & Zucc.) de Vriese
 
===Taxonomy===
 
===Taxonomy===
 
===Distribution===
 
===Distribution===
49行目: 38行目:
 
==中文==
 
==中文==
 
===中文名 Chinese name===
 
===中文名 Chinese name===
 +
*梅花
 
===科学名称===
 
===科学名称===
−
===分類===
+
*''Armeniaca mume'' (Siebold & Zucc.) de Vriese
 +
===分类===
 +
*蔷薇科
 
===分布===
 
===分布===
 +
*原产于中国
 
===开花季节===
 
===开花季节===
−
===解説===
+
*2-3月，更早的品种一月就开始开花。
 +
===解说===
 +
*落叶小乔木。叶互生，卵形，有锯齿。初春开花，叶柄短，白色至红红色。开花后，叶子展开。
 +
*它原产于中国，自古以来就有种植，用于染色、食用、药用。梅酒是用未成熟的果实酿造的，腌梅是用果实制作的食品。
 +
*在奈良时代末期（710-794年）的日本诗歌集《万叶集》中，有许多关于梅的和歌诗，据此认为日本在700年代就开始培养梅。
 +
*梅花有很多品种显示出不能自交。为了结果和其他作为花粉的父本进行杂交。 广岛大学东广岛校区内可以确认有6种梅品种。
 +
 
 
==ギャラリー Gallery 画廊==
 
==ギャラリー Gallery 画廊==
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
−
ファイル:20170307カゴシマコウ花_広島大学植物園_池田撮影_IMG_17490.JPG|200px|thumb|right|ウメの1品種，カゴシマコウ（鹿児島紅）（広島大学植物園; 撮影: 池田誠慈, Mar. 7, 2017）
+
ファイル:20210222ウメ_ギョクエイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_61374s.JPG|200px|thumb|right|ウメの1品種，ギョクエイ（玉英）の花（広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021）
 +
ファイル:20210222ウメ_ゲッセカイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_61372s.JPG|200px|thumb|right|ウメの1品種，ゲッセカイ（月世界）の花（広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021）
 +
ファイル:20170307カゴシマコウ花_広島大学植物園_池田撮影_IMG_17490.JPG|200px|thumb|right|ウメの1品種，カゴシマコウ（鹿児島紅）（東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Mar. 7, 2017）
 
ファイル:20170203ウメ紅梅03_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_0928.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）
 
ファイル:20170203ウメ紅梅03_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_0928.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）
 
ファイル:20170203ウメ紅梅02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_0926.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）
 
ファイル:20170203ウメ紅梅02_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_70D_0926.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）
66行目: 67行目:
 
ファイル:20200124_ウメ花(紅梅)_広島県東広島市鏡山_松坂撮影_P1241984s.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅,植栽）の花（広島県東広島市鏡山; 撮影: 松坂啓佑, Jan. 24, 2020）
 
ファイル:20200124_ウメ花(紅梅)_広島県東広島市鏡山_松坂撮影_P1241984s.JPG|200px|thumb|right|ウメ（紅梅,植栽）の花（広島県東広島市鏡山; 撮影: 松坂啓佑, Jan. 24, 2020）
 
</gallery>
 
</gallery>
 +
 +
==[[テンプレート:植物_関連ページ_ウメ|関連ページ]]==
 +
{{テンプレート:植物_関連ページ_ウメ}}
 +
 
----
 
----
 
<span style="font-size:10">[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの植物]] > [[東広島キャンパスの植栽]] > [[ウメ_広島大学東広島キャンパス|ウメ]] </span>
 
<span style="font-size:10">[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの植物]] > [[東広島キャンパスの植栽]] > [[ウメ_広島大学東広島キャンパス|ウメ]] </span>

2021年4月9日 (金) 06:40時点における版

ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市 東広島キャンパス; 撮影: 池田誠慈, Feb. 17, 2017）
ウメ（白梅，植栽）（広島県東広島市 東広島キャンパス; 撮影: 坪田博美, Feb. 18, 2018）
満開のウメ（紅梅）（広島県東広島市 東広島キャンパス; 撮影: 池田誠慈, Feb. 17, 2017）

ウメ（広島大学東広島キャンパスの植物）

日本語 / English / 中文

日本語

和名 Japanese name

  • ウメ

学名

  • Armeniaca mume (Siebold & Zucc.) de Vriese

シノニム

分類

  • バラ科 Rosaceae

分布

  • 中国原産

東広島キャンパス内での花期

  • 2月～3月．早いものは1月から開花する．

解説

  • 落葉小高木．葉は互生で卵形，鋸歯がある．花は早春に開花し，花柄は短く，白色から赤紅色までさまざま．開花後，展葉する．
  • 中国原産で，古くから植栽され染色や食用，薬用に利用されている．梅酒は未成熟の果実を，梅干しはウメの果実を加工した食品．
  • 奈良時代末期成立の万葉集でも多くの和歌が詠まれており，700年台には日本で栽培されていたと考えられる．
  • 花色はさまざまであるが，紅梅色や梅重（うめがさね）など伝統的な色の名称にもなっている．
  • ウメは自家不和合性を示す品種が多く，結実のために花粉親として別の品種を混色する．
  • 広島大学東広島キャンパスでは，6品種のウメの植栽が確認されている．

English

English name

Scientific name

  • Armeniaca mume (Siebold & Zucc.) de Vriese

Taxonomy

Distribution

Flowering season

Notes

中文

中文名 Chinese name

  • 梅花

科学名称

  • Armeniaca mume (Siebold & Zucc.) de Vriese

分类

  • 蔷薇科

分布

  • 原产于中国

开花季节

  • 2-3月，更早的品种一月就开始开花。

解说

  • 落叶小乔木。叶互生，卵形，有锯齿。初春开花，叶柄短，白色至红红色。开花后，叶子展开。
  • 它原产于中国，自古以来就有种植，用于染色、食用、药用。梅酒是用未成熟的果实酿造的，腌梅是用果实制作的食品。
  • 在奈良时代末期（710-794年）的日本诗歌集《万叶集》中，有许多关于梅的和歌诗，据此认为日本在700年代就开始培养梅。
  • 梅花有很多品种显示出不能自交。为了结果和其他作为花粉的父本进行杂交。 广岛大学东广岛校区内可以确认有6种梅品种。

ギャラリー Gallery 画廊

  • ウメの1品種，ギョクエイ（玉英）の花（広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021）

  • ウメの1品種，ゲッセカイ（月世界）の花（広島県東広島市鏡山 東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2021）

  • ウメの1品種，カゴシマコウ（鹿児島紅）（東広島植物園; 撮影: 池田誠慈, Mar. 7, 2017）

  • ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）

  • ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）

  • ウメ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）

  • ウメのつぼみ（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）

  • ウメのがく（紅梅，植栽）（広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 3, 2017）

  • ウメ（白梅）（広島県東広島市 東広島キャンパス; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017）

  • ウメ（白梅）の樹皮（広島県東広島市 東広島キャンパス; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017）

  • ウメ（紅梅,植栽）の花（広島県東広島市鏡山; 撮影: 松坂啓佑, Jan. 24, 2020）

関連ページ

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの植物 > 東広島キャンパスの植栽 > ウメ

「https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~main/index.php?title=ウメ_広島大学東広島キャンパス&oldid=112505」から取得